「自分の配偶者を呼ぶときに亭主と呼ぶのはマナー違反?」
「亭主や旦那、主人などいろいろな呼び方の使い分けを知りたい」
「配偶者を呼ぶときに上手に使い分けたい」
と、考えることはありませんか。
社会人として、公の場やプライベートでの配偶者の呼び方を使い分けたいですよね。
そこで今回は、亭主、旦那、主人など配偶者の呼び方について徹底的に調べました。
当項目で紹介する内容は、下記の通りです。
- 亭主、旦那、主人、夫の意味や使い方を紹介
- 公の場&プライベートで使うと良い配偶者の呼び方とは?
- 話し相手の配偶者を呼ぶ時の呼び方とは?
自分の配偶者の呼び方はもちろん、話し相手の配偶者の呼び方について悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。
当記事を通して配偶者の呼び方をしっかりと理解し、公の場やプライベートで恥ずかしくない行動が取れるようになるでしょう。
亭主の意味、使い方を紹介
最近は、自分の配偶者のことを亭主と呼ぶ人は少ないですよね。
と、思うこともあるのではないでしょうか?
当項目では、亭主について下記のことを紹介します。
亭主の意味は「主」「主催者」
亭主の意味は「主人」「主催者」です。
weblioには、亭主の意味について下記のことが載せられています。
1 その家の主人。特に宿屋・茶店などのあるじ。
2 夫(おっと)。
3 茶の湯で、茶事を主催する人。主人。
上記のよう亭主は、もともと家の主人を指すときや、配偶者を指すときに使われる言葉です。
お茶の会で主催者のことを亭主と呼ぶことからも、主人としての意味合いが強いことがうかがえます。
今は「亭主」はほとんど使われない
今では自分の配偶者を指すときに亭主を使うことは、ほとんどありません。
「亭主関白」や「亭主は元気で留守がいい」などのことわざやキャッチフレーズを使うときに利用することが多い傾向にあります。
PR TIMESには第三者に配偶者を呼ぶときの呼び方についての、ゲンナイ製薬株式会社の調査結果が載せられていました。
上記の調査からも、配偶者を亭主と呼ぶ人はほとんどいないことがわかります。
旦那の意味、使い方を紹介
自分の配偶者のことを旦那と呼ぶ妻たちも、少なくありません。
先ほどの項目の調査結果によると、配偶者のことを旦那と呼ぶ妻たちが多いことが明らかになっています。
当項目では、旦那について下記のことをまとめました。
旦那の意味は「お金を出してくれる人」
旦那は「施しをする人」「お金を出してくれる人」という意味合いが強い言葉です。
旦那についてweblioには、下記のことが載せられています。
1 ほどこし。布施。転じて、布施をする人。檀越(だんおつ)。檀家。
2 商家の奉公人などが男の主人を敬っていう語。「店の大—」
3 商人が男の得意客を、また役者や芸人が自分のひいき筋を敬っていう語。また一般に、金持ちや身分のある男性を敬っていう。「—、これはよい品でございますよ」「顔見世に—衆を招く」
4 妻が夫をいう語。他家の夫をいう場合もある。「お宅の—」
5 妾(めかけ)の主人。パトロン。「—がつく」「—を取る」
もともと旦那は「ダーナ」だとされており、ダーナは古代インドの言語のサンスクリット語です。
上記のようにもともと旦那は、敬意を表わす意味合いがあります。
旦那の語源について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にされてください。
親しい間で「旦那」を使うことがある
上記の項目でも紹介した通り、旦那は昔は相手を敬う意味合いが多く込められていました。
しかし今では、親しい人の間で旦那を使うことが多い傾向にあります。
自分の配偶者を旦那と呼ぶのにありがちな状況は、下記の通りです。
反対に旦那を使わない状況を、下記にまとめました。
上記のように、プライベートで旦那と呼んでも、公の場では旦那を使わない方が良いでしょう。
主人の意味、使い方を紹介
「主人」という呼び方も、公の場やプライベートで頻繁に耳にします。
当項目では主人について、下記のことをまとめました。
主人の意味は家の主人(あるじ)
主人の意味は、家の主人(あるじ)です。
主人についてweblioには、次のことが載せられています。
1 家の長。一家のぬし。また、店のぬし。あるじ。「隣家の—」「老舗(しにせ)の—」
2 自分の仕える人。雇い主など。「—の不興を買う」
3 妻が他人に対して夫をさしていう語。「—は出張しております」
4 客を迎えてもてなす立場の人。「—役をつとめる」
主人は、上記の通り一家の主人や、夫、家長、雇い主など意味合いがあります。
主人を呼ぶ相手に対する、尊敬の気持ちが込められた言葉です。
プライベートや公の場で「主人」が使われやすい
主人は、プライベートや公の場でも用いられやすい言葉です。
上記のように、職場や友達同士で自分の配偶者を呼ぶときに使っても問題ありません。
しかし今は男女平等の考えが進んでいることから、尊敬の意味合いがある主人を使うことを快く思わない人もいます。
主人に関する詳しい記事は、下記を参考にされてください。
夫の意味、使い方を紹介
自分の配偶者のことを夫と呼ぶ妻たちも、多い傾向があります。
当項目では、夫に関して下記のことをまとめました。
夫の意味は「配偶者」
夫の意味は「配偶者」です。
夫に関して、weblioには載せられていることは次の通りです。
配偶者である男性。結婚している男女の、女性を「妻」というのに対し、男性をいう語。亭主。「—のある身」⇔妻。
夫は、結婚している男性を表し、妻が対義語にあたります。
最も公式な呼び方
夫は最も公式な呼び方です。
自分の配偶者を夫と呼ぶ状況について、下記にまとめました。
上記のように、プライベートでも公の場でも使えます。
「え?この状況ではなんて呼んだらいいの?」と悩んだときにはとりあえず、夫と呼ぶと間違い無いでしょう。
公の場で自分の配偶者を呼ぶ時の呼び方は?
私たちは、日常的にいろいろな状況の中で生活し状況によって配偶者の呼び方を変えることも珍しくありません。
当項目では、職場や公の場所で配偶者を呼ぶときに相応しい呼び方について、下記のことを紹介します。
夫と呼ぶのが最も無難&主人と呼ぶこともある
公の場や職場などのかしこまった場所では、下記の2つの方法で配偶者を呼ぶのがいいでしょう。
男女平等の考えから、夫と呼ぶのが一般的になってきているとは言え、年配者の中には主人と呼ぶ方がイメージが良くなる場合もあります。
年配の方と話しているときには、配偶者のことを主人と呼ぶこともできるでしょう。
主人から夫へと呼び方が移行してきている
先ほども紹介した通り、最近は主人から夫へと呼び方が変わってきています。
以前は主人と呼ぶのが一般的でしたが、主人という呼び方に対して良いイメージを持っていない人がいることも事実です。
上記の項目の通り、余裕があるときには一般的には夫、年配者と話すときには主人など使い分けるのもいいでしょう。
プライベートで自分の配偶者を呼ぶ時の呼び方は?
ママ友たちとの会話、友達同士の会話など、プライベートで配偶者を呼ぶときにはもっと自由に呼べます。
しかし、いくらプライベートだといえ常識外れな呼び方をしていると恥ずかしいですよね。
当項目では、プライベートでの配偶者の呼び方について下記のことを紹介します。
主人、夫ともにスタンダートな呼び方
主人や夫は公の場だけでなく、プライベートで友達と話すときにも使いやすい言葉です。
上記のように話している場面も、よく見かけますよね。
特に夫は最も一般的で公式なので、プライベートでも、迷ったときに夫を使うと間違えることはないでしょう。
旦那やニックネームで呼ぶこともある
ごく親しい友達や親戚などの間からでは、下記の呼び方で自分の配偶者を呼ぶことがあります。
特に、話している相手も自分の配偶者を知っている間柄の時にはニックネームを使うことも珍しくありません。
下記のように呼ぶと、砕けた印象を与えがちです。
しかし、相手によっては嫌だと思う人もいるので、話している相手のことを考え判断しましょう。
話し相手や第三者の配偶者の呼び方は主人(様)、旦那(様)
「自分の配偶者ではなく、話し相手の配偶者や第三者の配偶者を呼ぶ時にはどう呼んだらマナーがあるだろう?」と悩むこともありますよね。
話し相手の配偶者や第三者の配偶者の呼び方は、下記の通りです。
上記のように旦那様、旦那さんと表現したり、主人の前に「ご」をつけてご主人、ご主人さん、ご主人様と呼んだりします。
旦那、主人にはもともと人を敬う意味合いがあったことを考えると、他の人の配偶者を呼ぶときに名残が残っていることがうかがえるでしょう。
まとめ
亭主、旦那、主人、夫に関するそれぞれの意味や使い方は、下記の通りです。
【亭主】
- 亭主の意味は「主」「主催者」
- 今は「亭主」はあまり使わない
【旦那】
- 旦那の意味は「お金を出してくれる人」
- 親しい間で「旦那」を使うことがある
【主人】
- 主人の意味は主人(あるじ)
- プライベートや公の場で「主人」が使われやすい
【夫】
- 夫の意味は「配偶者」
- 最も公式な呼び方
日本語は配偶者を表す言葉が沢山あり、それぞれの状況に合わせて使い分ける必要があります。
社会人として正しい意味を理解し、マナーを守って話すようにしましょう。
外国語で配偶者を表す言葉については、下記を参考にされてください。
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