「夫と話が合わないのはなぜ？」
「夫と話がかみ合わず会話をするとイライラする」
「夫と話が合わずこれから結婚生活を続けていけるのか不安……」
上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
このまま何十年も会話をするたびに話がかみ合わずイライラしなければいけないのかと思うと、どう対処してよいかわからず将来も不安になりますよね。
せっかく楽しく会話をしようと思っても夫に伝わらないと、むなしい気持ちになってしまうこともあるでしょう。
そこで当記事では下記内容についてまとめました。
- 夫と話が合わない原因はなにか
- 夫と話が合わないときの対処法
世間の妻が「夫と話が合わない」と感じる瞬間や体験談についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
夫と話が合わないのはなぜ？
夫と話が合わない理由としては、下記のような原因があげられます。
- 男性脳と女性脳の違い
- 価値観の違い
- 自閉スペクトラム症の可能性
夫婦の間で話が合わないのは、男性と女性の考え方の違いや価値観によるものだといわれています。
お互いの違いだけではなく、自閉スペクトラム症のような他人との交流が難しい病を抱えている可能性も。
夫と話が合わない原因がわかると、今後の付き合い方や会話のヒントにもなるのではないでしょうか。
まずは、男性と女性の話がかみ合わない原因としてよくあげられる「男性脳と女性脳の違い」について解説します。
男性脳と女性脳の違い
男性脳と女性脳ではコミュニケーションの特徴や傾向が異なるといわれており、男性は会話に結論を求めるので何気ない日常の会話を苦手としています。
性別だけではなく個人差によるところも大きく科学的に根拠はないとされていますが、一般的に認識されている男性脳と女性脳の違いをまとめました。
| 男性脳 | 女性脳 |
| 論理的思考（結論・合理性） | 直感的思考（感情・感受性） |
| 問題解決型 | 同調・共感型 |
| シングルタスク | マルチタスク |
男性の脳は、狩りで獲物をしとめるため目的達成を念頭に発達していると古くから言われています。
反対に女性の脳は、周りとコミュニケーションをとって村の情報を仕入れるなど相手に共感をする能力が発達したそうです。
そもそも目的の違う発達方法をしてきたわけですから、男女間でコミュニケーションを成立させるにはコツが必要といえるでしょう。
男性脳は会話に結論や問題解決を求めるため、妻から話される日常の出来事や抽象的な表現は理解が難しく会話自体を敬遠したくなってしまいます。
話の内容だけではなく男性脳はシングルタスクで並行して物事を考えることが苦手なため、妻が次々と繰り出す話題を処理しきれず考えることをあきらめてしまうのです。
そもそも夫とは会話に対する考え方や処理能力が異なるため、女性同士で会話するときと同じ反応を期待してしまうと期待外れでストレスに感じるでしょう。
価値観の違い
夫婦といえども育ってきた環境や考え方は違うので、同じ言葉に対する感じ方や価値観も違うものです。
- 子育て
- 経済感覚（家計、出費、保険など）
- 人付き合い（ご近所、親族、保育園や小学校の保護者など）
- 仕事（仕事への向き合い方、会社との付き合い方）
上記のように、夫婦で話し合いをして進めなければいけない問題は山ほどあるのではないでしょうか。
「夫婦で協力して子育てする」という言葉でも、夫婦間で認識にズレが生じている場合があります。
妻は「二人で子供の面倒を見る」、夫は「自分が仕事をして家族をしっかりと養うことが子育てへの参加」だと認識している可能性も。
一つの言葉でも人によって捉え方が違うこともあるので、自分が当たり前と思っていることが他人にとって当たり前とは限りません！
相手の価値観を知っておかないと、お互いに家族を考えての行動だったとしてもすれ違いの原因になってしまうのです。
夫婦といえども他人と一つ屋根の下に暮らしているのですから、お互いにストレスの一つや二つはあって当たり前ですがストレスを減らす努力は必要でしょう。
自閉スペクトラム症の可能性
「夫とコミュニケーションがうまく取れない」「会話が成り立たない」など話が合わないだけではなく意思の疎通が難しい場合には自閉スペクトラム症の可能性も。
学童期以降も友だちができにくかったり、友だちがいても関わりがしばしば一方的だったりと、感情を共有することが苦手で、対人的相互関係を築くのが難しくなります。
人により症状は異なりますが自閉スペクトラム症の影響で、他人との意思疎通が難しく相手の気持ちや空気を読むことが苦手なため話がかみ合わないケースもあります。
自閉スペクトラム症の夫は他人を理解するのが苦手なため「夫が自分の気持ちを理解してくれない」と妻が精神的にストレスを抱えてしまうことも多いです。
夫とのコミュニケーションがうまくいかないことが妻の無力感、孤独感、絶望感につながり抑うつ状態を引き起こす可能性もあります。
「夫は自閉スペクトラム症かも……」と思ったら専門医を受診してみてはいかがでしょうか。
話が合わない夫への7つの対処法
夫と話が合わないと感じたときの対処法は大きく分けて3つあります。
- 夫に伝わりやすい会話の内容や話し方をする
- 価値観の違いを理解し相手に押し付けない
- 夫婦で将来についての考える
男性と女性では会話に対しての考え方が違うので、自分基準で話すのではなく夫が理解できる内容や話し方で会話のキャッチボールをすることが大切です。
価値観の違う意見を「そういう意見もあるのか」と受け止め、自分は違う意見であることを伝えてお互いに歩み寄る努力も必要ではないでしょうか。
話が合わないことを自分だけで悩まず、夫婦で一緒に悩むことも対処法といえるでしょう。
対処法①：結論がある話題にする
男性の多くは、結論がなく脈絡のない話を理解することが苦手なので結論のある話題で話しかけるとよいでしょう。
男性の脳は古くから「狩りで獲物を仕留める」「達成する」という目的をもって発達しています。
結論のでない話は目的達成できないため、ストレスを感じて遮断してしまう傾向にあり妻との話が合わないのです。
- 先に「○○について話したいんだけど」と前置きする
- 「○○についてどう思う？」と何を聞いているかを明確にする
- 一度に多くの内容を盛り込まない
話の目的が明確になれば、話の行きつく先がわかるのでゴールに向かって会話を進めることができます。
「一問一答」「一つの話題を振ったら答えを待つ」を繰り返すことにより、話を合わせて夫婦間での会話のキャッチボールを成立させることができるのです。
次から次へと話したくてうずうずしてしまう気持ちはわかりますが、夫のペースに合わせることであなた自身も気持ちよく話を進めることができるようになるでしょう。
対処法②：共感してほしい場合は先に伝える
夫に共感してほしい・ただ聞いてほしい場合には、結論やアドバイスが欲しいわけではないことを先に伝えて会話をはじめるとよいでしょう。
男性の多くは、相手の気持ちを察したり自分が興味のない話題をただ聞いたりするのが苦手です。
ただ、結論のない話を聞いてもらうわけですから自分の都合だけではなく、夫の都合も確認してから会話をはじめるとお互いに気持ちよく会話を進められますよ。
「今日は疲れているからムリ」ならいつが大丈夫なのか聞くなど、「あなたの予定に合わせます」という姿勢をみせると夫の方からも歩み寄ってくれるのではないでしょうか。
対処法③：価値観の違いを知って割り切る
夫婦であっても育ってきた環境も違いますしもちろん価値観は違うものなので、違う部分は割り切って進むことが大切です。
男性だけでなく女性にも自分のルールはありますよね？
- 子育て
- 家事
- 将来 など
些細なことで言えば「電気のつけっぱなしが許せない」などもルールの一つです。
お互いの価値観を理解せず自分の当たり前が相手の当たり前と思ってしまうと、相手と意見が合わないことにストレスを感じてしまいます。
夫にはどのような価値観やルールがあって行動しているのかを知ると、意外と今までイライラしていたことも割り切れるものです。
対処法④：妥協案を見つける
夫と意見や話が合わないと感じたときは、お互いの妥協案を見つけることが大切です。
価値観が違うのと同じように人によっていろいろな意見があることは当たり前なので、意見をすり合わせて良い落としどころを見つけましょう。
お互いの意見を持ち寄って夫婦や家庭内の共通ルールを作ることで、一方的に悩んでイライラしていた問題が解決する可能性もあります。
夫婦間でも相手のルールを察するのは難しいので、話し合って共通ルールを作ることがポイントです。
対処法⑤：夫婦でカウンセリングを受けてみる
夫婦でカウンセリングを受けることによって、話が合わない現在の状況を客観的にみる機会を作ることができます。
今後の夫婦関係を円満にするための方法をカウンセラーなどと一緒に考えていくこともできる良い方法といえるでしょう。
あなたが実際に夫との会話に悩んでいる現状を夫自信に知ってもらうためにも、カウンセリングに行きたいと伝えるのはいい機会です。
二人でカウンセリングを受けることですれ違いと感じていたことも、「実はお互いのことを思いやっての行動だった」なんてこともあるのではないでしょうか。
対処法⑥：円満調停を開く
裁判所の夫婦関係調整調停（円満調停）を利用して、円満な夫婦関係を回復するための話し合いをすることができます。
夫婦が円満な関係でなくなった場合には，円満な夫婦関係を回復するための話合いをする場として，家庭裁判所の調停手続を利用することができます。
引用元：裁判所HP
夫婦2人では話し合いにならないと判断した場合には、調停のように手続きとして解決案や解決に必要な助言を提示してもらえる制度も利用しましょう。
カウンセリングとは違い夫婦が別室で調停員と話をするため、夫の前では言いにくい日ごろの夫婦関係の不満を打ち明けることで自分が何に悩んでいるのかを明確にすることができます。
申し立ては住所地の家庭裁判所などで行うことができますし、費用もあまりかからないので負担が少なく制度を利用することが可能です。
話が合わないことは今後の夫婦生活において重要な問題なので、早期に問題を解決して円満な夫婦生活を送るための方法をみつけることが大切ですね。
対処法⑦：別居・離婚を検討する
夫と話が合わないことが大きなストレスになっていて距離を置きたいと考えている場合には、別居や離婚を検討するのも一つの方法です。
別居することで夫を大切な存在と再認識して、一緒にいようと思う可能性もあります。
逆に離れてみたことで、すっきりして離婚を決意することもあるでしょう。
たかが話が合わないだけと周りからは思われるかもしれませんが、家庭の中で気を許して会話できる人がいないことは大きなストレスになります。
夫と話が合わないと感じる瞬間
夫と話が合わないと感じる瞬間はいつなのか、会話のキャッチボールが成立していないと感じる妻の多くが下記3つをあげています。
- そもそも夫が話を聞いてない
- 会話を楽しむタイプではない
- 自分の話ばかりする
夫は会話を楽しむものと捉えていないためキャッチボールにならず、1ターンで終了してしまうことはありませんか？
夫が話を聞いていなかったり、人の話を自分の話に置き換えて結局夫の話で終わってしまったりすることも。
夫と話が合わないと感じる瞬間にどのように接すると良いかも合わせて解説していますので、まずは「そもそも夫が話を聞いてない」場合についてみていきましょう。
そもそも夫が話を聞いてない
そもそも夫が話を聞いていない場合、あなたが投げた質問に対して答えが返ってこない・話が合わないのは当たり前です。
夫の多くは男性脳によくあるシングルタスクで複数のことを同時に処理できないため、テレビやスマホを見ながら会話をすることはできません。
横で妻が話をしているのがわかっても、内容を把握できないので答えることは難しいでしょう。
そもそも夫が話を聞いてないのであれば会話のキャッチボールにはならないので、聞いてもらえる環境作りやタイミングに気を付けましょう。
会話を楽しむタイプではない
夫が会話を楽しむものとして捉えていない場合には、話を合わせるのは難しいでしょう。
男性の多くが会話をなんとなく楽しむものではなく、会話には結論が必要と考えているため他愛ない会話はなぜ必要なのかわからないのです。
女性は会話に結論ではなく共感を求めているため、男性とは話がかみ合わず求める答えが得られないことにイライラしてしまいます。
「今日は忙しかった？」など夫から話しやすい環境を作ってから自分の話をはじめると案外聞いてくれることもあるので、話の内容を工夫しながら会話の機会をうかがってみてはいかがでしょうか。
自分の話ばかりする
男性は歳をとっても子供のように自分の話ばかりする傾向があります。
- 自慢したい
- 自分をよく見せたい
- ほめてほしい
上記のような心理から、話に上がったキーワードの中で自分が上回る話はないかと考えるのです。
話の内容に耳を傾けるのではなく、「自慢したい」「張り合いたい」ばかりで自分の話優先では会話にならず話が合うはずもありません。
夫の自慢話を真剣に聞いてしまうとストレスになり、直接的に否定をするとケンカの原因になってしまうこともあるので、適当に相づちを打って受け流すことをおすすめします。
夫と話が合わないことに悩む妻の声
夫と話が合わないことにイライラしたり、不安に思ったりしている妻の声をまとめました。
- 求めてもいない意見を言われてイライラ
- 夫の性格にうんざり
- 議論をしてくれないから今後が不安
趣味や興味の違いから話が合わないだけではなく、そもそも会話の意味や向き合い方が夫とは違うと感じている方も多いのではないでしょうか。
世間の妻たちは夫との会話についてどう思っているのかさっそく見ていきましょう。
結婚記念日の夜なのに夫と話がかみ合わずイライラ
日常の何気ない愚痴を聞いてほしいだけなのに、解決方法なんて求めてないのに、せっかくの記念日の夜が台無し！という妻の体験談をご紹介します。
結婚記念日の夜に夫と話が合わない現実…
楽しく食事をして終わるはずが、嫌気がして来ました。
私は、友人との付き合いの事で愚痴っただけなんです。ただその出来事を聞いてくれて、共感し
てくれれば済む話だったのに‼
私が「何度か遠慮したいって言ったのに、押しつけられるようにプレゼントを渡されて、その時に私が頑なだから‼って言われてさ～なんだか腑に落ちないわ～」と。
そしたら夫が「俺なら受け取らない」「受け取ったなら、その後も仕方なく付き合うしかないんだよ」「俺なら自分で(誕生日プレゼントのルール)決めちゃうね」「イヤだって言えないなら合わせるしかないんだよ」…と。
私はまったく納得できないし、イヤだって言えるし言ってるし‼
それに、夫に結論を出して欲しいわけでも、俺ならこうする、俺の友達は○○とかは聞いてないし。
私も「そういう事を話してるんじゃなくてー」とムキになっちゃっいました。
けれど、ずーと噛み合わない…
最後は私が「あーもういいや。」で終わりました。
どなたか私に共感してくださーい‼引用元：Yahoo!知恵袋
妻はただ聞いて相づちを打ってほしいだけの会話でも、夫は悩んでいるなら解決法が必要と「こうしたほうがいい」「俺ならこうする」など意見を言ってくることよくありますよね。
男性は会話には結論が必要だと思っているので、何気なく会話を始めてしまうと話がややこしくなってしまうことも。
会話を始める前に、解決策を求めているわけではないことを伝えてから話し始めるなど対策が必要ですね。
夫と話が合わなくてうまくやっていけるのか不安
夫がマイナス思考でまったく共感できない、話も合わず今後うまくやっていけるか不安……という妻の声をご紹介します。
夫に共感できない 話が合わない うまくやってゆけるのか
考え方が違うのですが、まず明るい考えじゃないんです。マイナス思考。口から出るのはマイナスな考え。
私は前向きな方なので、また、前向きで行きたいと思っているので、マイナス思考に参考になる考えがありません。人を信用しない、人を信用できないから、○○をしないと言います。これもマイナス思考です。
話したい内容が違います。私は話をたくさんして論議したいのですが、そういったことがありません。
会話がもりあがりません。これは大きな危機だと思っているのですが、夫との価値観が大きくずれている方。それでもうまくやっていってる方は、うまくやっていけるための考え方を教えて下さい。
話が合わなくても、ほかによい点があればやってゆけるという例があればそれも教えて下さい。
引用元：Yahoo!知恵袋
話を前向きにとらえられる人ばかりではないので、プラス思考の自分とは逆の意見にイライラしてしまうこともあります。
夫婦も育ってきた環境や考え方の違う他人なので、価値観がずれているのは当たり前と思って歩み寄ることが大切ですが議論もできないとなるとつらいですね。
本気で議論する場が必要なのであれば、カウンセリングなどを活用してお互いに思っていることを伝えあうきっかけを作ることも大切です。
まとめ
夫と話が合わない理由として下記のようなものがあげられます。
- 男性脳と女性脳の違い
- 価値観の違い
- 自閉スペクトラム症の可能性
男性と女性では会話に対する考え方や価値観の違いもあるため話が合わないと悩むことが多くありますが、原因がわかると今後の付き合い方や会話のヒントになるのではないでしょうか。
また夫と話が合わないときの対処法についてもまとめました。
- 夫に伝わりやすい会話の内容や話し方をする
- 価値観の違いを理解し相手に押し付けない
- 夫婦で将来についての考える
男性と女性では会話に対しての考え方が違うので、自分基準で話すのではなく夫が理解できる内容や話し方で会話のキャッチボールをすることが大切です。
夫と話が合わず会話のキャッチボールができないとイライラする気持ちよくわかります。
しかし、男性脳や価値観の違いを理解して歩み寄ってみると意外とうまく会話ができるようになるものです。
自分だけで悩んでいても解決策が得られない場合には、カウンセリングを受けてみたり少し距離をおいてみたりするのも効果的です。
お互いを思いやってこその夫婦なので、割り切ったり妥協したりしながら夫婦のルールや形をみつけて上手に付き合っていきましょう。
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