「40代の旦那が派遣社員で家計が不安……」
「旦那が派遣社員だなんて恥ずかしすぎて友達に相談できない」
「派遣社員の旦那との将来が見えない」
上記のような悩みを抱えていませんか?
家庭での一番の稼ぎ主が派遣社員となれば、誰だって不安になりますよね。
40代以降では正社員として転職できる可能性も低いのではないかと、悩んでいる女性は多いことでしょう。
そこでこの記事では、下記について説明していきます。
- 40代の旦那が派遣社員なのは異常?男性の派遣率は?
- 40代の旦那が派遣社員で困ることは?
- 40代の旦那に派遣を卒業してもらうために必要なことは?
- 最悪の場合は離婚を視野に入れるべき?
当記事を読んでいただくと、40代男性の派遣率や派遣社員の旦那への対処方法がわかります。
一家の大黒柱が派遣社員でどうしよう……と悩みを抱えている奥さま方は、是非最後までお読みください。
40代の旦那が派遣社員なのは異常?男性の派遣率について解説
旦那が40代にもなって派遣社員だと、妻としてはため息が出てしまいますよね。
一家の大黒柱である旦那には、正社員or自営業主としてバリバリ働いて、家族を支えてほしいと考えるのが当然でしょう。
そこでこの章では、
- 旦那が派遣社員の家庭は意外と多い?
- 男性の派遣社員率は49.4%
- 40代男性の派遣社員率は13.5%
上記の3点について、厚生労働省が発表している派遣労働者調査を元に説明します。
旦那が派遣社員の家庭は意外と多い?
実は、旦那が派遣で働いている家庭は意外と多いことをご存じでしょうか。
ヤフー知恵袋などのネット上の質問サイトを見ると、
旦那が派遣で家庭が崩壊寸前
40代の旦那が転職を余儀なくされた。正社員への転職は厳しそう
などといった書き込みが、意外と多く目につきます。
派遣は正社員よりも自由度が高いので、若かりし頃には自ら望んで派遣を希望する人もいるでしょう。
派遣社員にも、上記のようなメリットがあることは事実です。
しかし40代ともなればほとんどの男性が家庭を持つため、契約社員のデメリットの方が気になる場合が多いでしょう。
独身の男性ならともかく、家庭を持った自分の旦那には正社員として働いてほしいと思うのは当然ですよね。
特に子供を持つと教育費がかかりますし、周りの家庭はほとんど旦那が正社員として働いている場合が多いでしょう。
どうしてうちの旦那だけ派遣なんだろう
と将来への不安が強くなるのは仕方がないことです。
男性の派遣社員率は49.4%
40代の旦那が派遣で働いているという不安は、そう簡単に薄れるものではありませんが、実際に男性の派遣社員率はどれくらいなのでしょうか。
厚生労働省が発表している派遣労働者調査によると、平成29年時点における男女の派遣率は以下の通りです。
- 男性の派遣率…49.4%
- 女性の派遣率…50.6%
男女間でそこまで大差がないことがお分かりいただけるでしょう。
日本ではこれまで、非正規=女性の働き方という考えが主流でしたが、現在は働き方が多様化しているのも一つの要因と考えられます。
上記のように「男性は正社員で働くもの」という考えは、崩れてきているといえるのではないでしょうか。
もちろん望んで派遣社員として働いている男性だけではありません。
上記理由から正社員に転職できなかったり、正社員として働くのが難しい場合もあるのでしょう。
40代男性の派遣社員率は13.5%
働き盛りといわれている40代男性の中で、どれくらいの人が派遣社員として働いているかは、以下の通りです。
上記の数字を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれだと思いますが、前の章で派遣全体の男性比率が49.4%だったことを考えると、3分の一以下まで減っているのがわかります。
上記のように、環境の変化や年齢を重ねたことで不安になり、働き方を変えている男性が多いのではないでしょうか。
40代旦那が派遣社員で困ることは?
40代の男性でも、「派遣社員として働く」という選択をしている人が一定数いることが分かりました。
と思わなければいけない世の中ではあるでしょう。
しかし旦那が派遣社員だと、下記のような不安が付きまといます。
やはり一家の大黒柱には、正社員としてバリバリ働いてもらいたいものですよね。
そこでこの章では、
- 正社員と比べると年収が低い
- 安定的な収入が無く家計が不安
- クビになる可能性が正社員よりも高い
- 世間的なイメージが悪い
- 子供の将来への悪影響
といった、40代の旦那が派遣社員で困ることについて説明していきます。
正社員と比べると年収が低い
派遣社員は、正社員と比べると年収が低い場合が多いでしょう。
平成30年時点での正社員と派遣社員の年収を比較してみましょう。
- 正社員の平均年収…504万円
- 派遣社員の平均年収…357.3万円
その差は147万円と、とても大きな金額であることは一目瞭然です。
年間で約150万円の差があることを考えると、年を追うごとにかなりの差になるでしょう。
周りのほとんどの家庭が旦那が正社員で働いていることを考えると、将来的に大分差がついてしまうことが予想されます。
20年の間にあるであろう、
上記を考えると、やはり少しでも若いうちに正社員になって、しっかり稼ぐことが必要だという結論に至るでしょう。
安定的な収入が無く家計が不安
旦那が派遣社員だと、安定的な収入がないので家計への不安が常に付きまといます。
上記理由から、旦那が派遣社員だと低水準の給与の中しか生活できない可能性が高いと言えるでしょう。
例え派遣社員だとしても、毎月給与が支払われさえすれば安心ですが、
など急に収入が途絶える可能性すらあるのです。
やはり旦那が派遣社員だと安定的な収入が無く家計が不安な状況が続くことを、覚悟しておいた方が良いでしょう。
正社員よりクビになる可能性が高い
当然ですが、契約社員は正社員よりもクビになる可能性が高い不安定な立場で働くことになります。
派遣社員は、以下のようなルールの元で仕事をします。
上記のように短いスパンで契約解除される可能性があるだけでなく、雇用契約を結んだ3年後には何らかの選択をせざるを得ないのです。
とはいえ、3年後に絶対に離職しなければならないという訳ではありません。
在職中にしっかり業務をこなして派遣先企業に認めてもらうことができれば、3年後には直接雇用をしてもらえる可能性もあります。
また世の中の情勢が悪化した際など、正社員より先に雇用契約を解除させられるのは派遣社員です。
何かと制約の多い正社員ですが、万一の場合に会社に守ってもらえるのは特権と言えます。
やはり正社員よりも職を失う可能性が高い派遣社員は、不安定な立場だと言わざるを得ません。
世間的なイメージが悪い
40歳になっても派遣社員として働いていることは、世間的なイメージがあまり良いとは言えません。
その上結婚をしているのに正社員で働いていない状況は、今の日本ではかなり少数派です。
旦那が派遣社員であることで、子供への悪影響が何より心配でしょう。
子供が大きくなるにつれて周囲との差はどんどん広がるでしょうし、旦那だけでなく子供のイメージの低下につながる可能性があります。
また妻としても、
上記のように、旦那が派遣社員であることは周囲に隠して過ごすことがほとんどでしょう。
旦那が40代になっても派遣社員でいることは、まだまだ社会的なイメージが悪いため、本人だけでなく家族のストレスの元凶になるでしょう。
子供の将来への悪影響
派遣社員は、正社員のように雇用が安定していません。
したがって、今は良くても数年後どうなっているかの見通しが立たないというデメリットがあります。
特に旦那が派遣社員で子どもがいる場合、子供の将来にも影響を及ぼす可能性は十分考えられるのです。
その影響とは、主に以下のようなものです。
- 好きな習い事をさせてあげられない
- 休日にレジャーを楽しませてあげられない
- 好きな学校に進学させてあげられない
もう少しお金に余裕のある家庭であれば、子供の可能性を広げてあげられたかもしれない
そう嘆いても、子供の成長は止まってはくれません。
お金が全てではないといいますが、お金があれば子供の可能性は確かに広がります。
そのためには、少しでも収入の高い正社員として働くのがベストな選択といえるのではないでしょうか。
40代旦那に派遣を卒業してもらうために必要なこと5つを紹介
40代旦那には、どうしても派遣を卒業してもらいたい
正社員として、立派に働いてもらいたい
上記のように願う妻は多いでしょう。
40代はまだまだ働き盛りです。
仕事を選り好みさえしなければ、正社員になれる可能性は高いと言って間違いありません。
旦那に派遣社員を卒業してもらうためには、以下のような対策が必要です。
- 旦那の話を親身になって聞く
- 旦那と一緒に仕事を探す
- 信頼できる人に相談する
- 心療内科を受診する
- 妻が働きに出る
それぞれ具体的に説明していきます。
旦那の話を親身になって聞く
・40代にもなって派遣社員は辛い
・今まで正社員になれなかったのだから、もう無理だろう
上記のように、自分の置かれた環境に辛い思いをしているのは、家族ではなく旦那本人なのです。
まずは妻が旦那の一番の理解者になってあげる必要があります。
上記のように、まずは旦那の今の状況に寄り添いつつ、今後の働き方を一緒に考えてあげるのが良いでしょう。
その後、以下のような質問をしてみてください。
- このまま派遣社員でいるのか
- 定職に就く考えはあるのか
- 定職に就くにあたって何か悩みはあるのか
旦那と話しているうちに、ついイライラしてしまうこともあると思いますが、
上記のように、派遣社員として働いている旦那を決して責めてはいけません。
まずは転職に対して前向きになってくれるように、優しく話を聞くのが第一歩です。
旦那と一緒に仕事を探す
働き方が多様化している昨今、40代からの転職も上手くいく可能性が高いのは事実です。
など派遣社員でも会社に貢献できる要素を上手にアピールすれば、正社員への転職が叶う可能性が高くなります。
転職活動を旦那に任せきりにせず、妻も一緒に就職先を探したり、サポートをするのがおすすめです。
旦那と一緒に仕事を探す際、
- 人手不足の業界
- 今までのスキルが生かせる仕事
- 旦那の希望条件に合う会社
- 収入面で安心できる会社
- 定年まで安定して働けそうな会社
上記を見付けることができれば、旦那の転職意欲も沸いてきます。
常に求人雑誌はチェックし、必要であれば企業に直接問い合わせなどをしてみると良いでしょう。
また転職先を探すだけでなく、
上記も含めて総合的にサポートできると良いですね。
信頼できる人に相談する
旦那が40代で派遣社員というのは、周りにあまり知られたくない方が多いのではないでしょうか。
とはいえ、夫婦で頭を抱えているだけでは解決するものではありません。
上記のように、まずは信頼できる人に相談してみるのも1つの手です。
ただし辛辣な意見を言われることは覚悟の上で相談を持ち掛けましょう。
など「そんなこと言われなくても分かってる!」と思うようなことも言われて当然です。
人に相談するメリットは、自分が目をそらしていた問題に向き合えたり、第3者目線で自分では思いつかなかった解決法を聞くことができる点。
もらった助言は素直に受け止める気持ちで、相談に挑みましょう。
心療内科を受診する
第1章で見たように、40代男性の派遣社員率13.5%です。
「意外と多いな」と考える方もいるかもしれませんが、
上記のように考えると、やはり少数派であることは間違いありません。
- 何かしらの理由があって、正社員から派遣社員にならざるを得なかった
- 派遣社員という今の状況を、自分のデメリットだと考えている
- 派遣社員で働いていることを、家族に対して申し訳ないと思っている
上記のような人は、派遣社員として働いている今の自分に思い悩み、心身を病んでしまっている恐れがあります。
40歳でも派遣社員で働いていることを思い悩む状態が続くと、
- ちょっとしたことでふさぎ込んでしまう
- 自己肯定度が極めて低い
- 家に帰りずらい
- 将来が不安で眠れない
などの症状が現れ、放っておくとうつ病を発症してしまう可能性もあるのです。
まずは心療内科の受診を奨めるなど、専門家の力を借りるのが一番でしょう。
妻が働きに出る
40代の旦那が、正規・非正規関係無しに毎月給料を稼いできてくれるのであれば、足りない分は妻が働きに出るなどして補填しましょう。
妻が働きに出る際の選択肢は、下記2つです。
- 旦那よりも低い給料で、パートなど非正規として働く
- 正社員としてバリバリ働く
旦那よりも低い給料で、パートなど非正規として働く
選択肢1の「旦那よりも低い給料で、パートなど非正規として働く」は、旦那が近いうちに正社員に転職することを前提にした選択です。
パートなど非正規雇用で働くことのメリットは、下記が挙げられます。
正社員への就職はなかなか決まりにくいことが予想されますが、非正規雇用は、比較的早く働き始めることが可能です。
また旦那も正社員になるべく転職活動をするとなると、
上記を仕事後に行う可能性が高いため、妻は一時的にでも夜の家事はできる状況の方がサポートしやすいでしょう。
妻が働きに出れば、
と旦那が奮起して転職活動に励んでくれる可能性も上がりますよ。
旦那の正社員への転職を優先させるならば、まずは非正規雇用で働き始めるのがおすすめです。
正社員としてバリバリ働く
選択肢2の「正社員としてバリバリ働く」は、旦那が今後も正社員として転職できる可能性が低い場合に選ぶべきでしょう。
妻が正社員として家計を支えるメリットは多々あります。
何よりもお金の悩みからはある程度解放されるのが大きなメリットでしょう。
旦那が派遣社員でいることに悩むよりも、妻が自分で家族を養う覚悟を決めた方が、気持ち的にもスッキリするはずです。
どちらの選択をするにしても、妻だけが家計も家のことも背負いすぎないように、旦那と家事負担のバランスを見直すようにしましょうね。
補足:最悪の場合は離婚を視野に入れる
旦那がいつまでも派遣社員のままで、話し合っても折り合いがつかない場合は、離婚を視野に入れるのも一つの手です。
妻は旦那に正社員としてしっかり働いてほしいのに、いつまでも派遣社員のままでいられると、家庭の不和を招きかねません。
上記のような状態では、夫婦として一生を共にすることが難しい可能性が高いと思われます。
離婚を突き付けても旦那が転職活動を始める等行動を起こさない場合は、別れることを想定して行動するのが得策でしょう。
特に今後かかるお金の計算はしっかりしておきましょう。
子供がいる場合は、ひとり親家庭で育てていくのが大変なのは間違いありません。
具体的に計算したり離婚後の生活をシミュレーションすることで、
上記のように冷静に自分たちの状況を振り返ることができます。
離婚はしようと思えばいつでもできるので、まずは話し合うことが大切でしょう。
またいつ離婚しても良いように、正社員として就職して貯金を増やすことも併せて行うのがおすすめです。
まとめ
40代の旦那が派遣って異常?の結論は、以下の通りです。
- 派遣として働く男性の割合は49.4%
- 40代の男性の派遣率は13.5%
40代の旦那が派遣社員で困ることは、以下の通りです。
- 正社員と比べると年収が低い
- 安定的な収入が無く家計が不安
- クビになる可能性が正社員よりも高い
- 世間的なイメージが悪い
- 子供の将来への悪影響
40代の旦那に正社員として働いてもらうために必要なことは、下記5つです。
- 旦那の話を親身になって聞く
- 旦那と一緒に仕事を探す
- 信頼できる人に相談する
- 心療内科を受診する
- 妻が働きに出る
40代の旦那が派遣という事実は、家計を苦しめるだけではなく夫婦関係も悪化しがちです。
しかし、
とポジティブに考えるようにし、決して旦那のことは責めないでくださいね。
旦那に仕事へのモチベーションを高めてもらって、早期の就職を目指していきましょう。
この記事が、旦那が40代なのに派遣社員であることに悩んでいる女性の、お力になれれば幸いです。
旦那が派遣社員として働くメリット・デメリットについて知りたい女性は下記記事もおすすめです。
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