「亭主の対義語ってなに?」
「亭主の対義語の使い方を知りたい」
「亭主の言い換えの言葉はなに?」
と考えることはありませんか?
最近は、日常生活で亭主という言葉自体あまり使わなくなってきましたよね。
いきなり「亭主の対義語は何?」と聞かれても、咄嗟に答えが出てこないとしても仕方がありません。
そこで今回は亭主の対義語や使い方、亭主の言い換えの言葉について徹底的に調べました。
当記事で紹介する内容は、下記の通りです。
- 亭主の対義語を紹介!
- 亭主の意味合いや使い方を紹介
- 亭主の言い換えの言葉や意味を紹介
亭主の対義語や意味について興味のある方はぜひ、最後までお読みください。
語源や言い換えの言葉についても理解できるので、より自信を持って言葉を使いこなせるようになるでしょう。
亭主の対義語を紹介
最近は、亭主という言葉自体、日常的に使われなくなってきましたので亭主の対義語と言われると戸惑う人も少なくありません。
亭主の対義語は下記の2つです。
実は亭主には2つの意味があり、どちらの意味の亭主を指しているかにより亭主の対義語も異なるのです(亭主の意味についてはこちらの項目へジャンプ)。
当項目では亭主の対義語について、紹介します。
亭主の対義語は女房
亭主の対義語は、女房です。
女房について、goo辞書には下記のことが載せられています。
《2が原義》
1 妻のこと。多く、夫が自分の妻をさしていう。にょうぼ。「―に頭があがらない」「恋―」「世話―」
2 女官の部屋。また、朝廷に仕える女官で、一人住みの部屋を与えられた者。出身の階級により、上﨟 (じょうろう) ・中﨟・下﨟に大別される。
「―の曹司には、廊の廻りにしたるをなむ割りつつ給へりける」〈宇津保・藤原の君〉
3 貴族の家に仕える侍女。
「かのふる里は―などの悲しびに堪へず、泣き惑ひ侍らむに」〈源・夕顔〉
4 中世・近世、一般に女性、また、愛情の対象としての女性のこと。
「あひそめし―に、はらるれば、せく心出き」〈難波物語〉
上記の情報をもとにして女房についてまとめると、下記の通りです。
- そもそも古代に朝廷で働く女性や貴族のもとで働く女性を表す言葉だった
- 愛人や恋人を表すのに用いられることもあった
- 現代は、妻を表す言葉として用いられる
上記のように、女房は古くから使われる言葉ですが、時代によって意味が少しずつ変化してきていることがわかります。
亭主の対義語は客
亭主のもう1つ対義語は、客(きゃく・かく)です。
客についてgoo辞書には、下記のことが載せられています。
上記の情報をもとにして、客について詳しくまとめました。
- 客は「きゃく」もしくは「かく」と読む
- 「きゃく」も「かく」も意味はほとんど同じ
- 訪問してくる人や、料金を払う人という意味がある
利用客という言葉からも分かる通り、客は何かのサービスを利用する人という意味合いや、誰かの元に訪問する人という意味合いを含めることがわかります。
亭主の意味合いや使い方を紹介
亭主について、下記のように感じることはありませんか?
当項目では、亭主について下記のことを紹介します。
亭主の意味は夫や主人(あるじ)
亭主の意味は、夫や主人(あるじ)です。
主人について、客についてgoo辞書には下記のことが載せられています。
1 その家の主人。特に宿屋・茶店などのあるじ。
2 夫 (おっと) 。
3 茶の湯で、茶事を主催する人。主人。
上記の説明からも分かるとおり、亭主には下記の意味合いが含まれています。
- 家の主人(あるじ)
- 敬う意味合いで用いる
亭主にはもともと、相手を敬うときに使う言葉です。
亭主の使い方を紹介
亭主の使い方は、下記の通りです。
【亭主の使い方】
- 親しい人との間で使う
- 公の場で使わない
- 亭主関白のようにことわざや慣用句として使われることが多い
上記のように、現代では公の場で亭主を使うことはありません。
もともと亭主は相手に対して敬意を表すときに使う言葉でしたが、現代では砕けた表現とみなされることが多い傾向にあります。
亭主の別の言い換えは?類語や対義語を紹介
亭主をほかの言い方に言い換えると、下記の通りです。
日本語は表現方法が多様で、同じ意味でも状況に合わせて言い方を変えて使うことも珍しくありません。
配偶者を表す言葉も、上記のように多く存在します。
当項目では、亭主の別の言い換えや使い方について具体的にまとめました。
旦那
旦那は亭主に最も近い意味合いの言葉です。
旦那について、下記にまとめました。
【旦那の意味や語源】
- 施しをする人という意味のある「ダーナ」が語源だと言われる
- 世話をしてくれる人、店の主人などを指す言葉
- 人を敬う意味合いがある
【現代に旦那が与える印象】
- 砕けた印象を与える
- プライベートで親しい人の間で用いることもある
- 公の場では使わない
- 相手の配偶者や第三者の配偶者を指すときには「旦那さん」「旦那様」と用いる
【旦那の対義語】
- 奥さん(旦那さんに対して奥さんとなる)
上記のように旦那は亭主と同じく、もともととても敬意を表す言葉でしたが今では砕けた印象を与えがちです。
旦那の呼び方に関する記事は、下記を参考にされてください。
夫
夫は、自分の配偶者を指すときの最も一般的な呼び方です。
夫について、下記にまとめました。
【夫の意味】
- 結婚している男性
【夫の使い方】
- 公の場でもプライベートでも用いられる
- 最も一般的な呼び方
- 話し相手や第三者の配偶者に対しては用いない
【夫の対義語】
- 妻
上述のように夫は自分の配偶者を呼ぶときの、最も一般的な呼び方なので、困ったときにはとりあえず夫を使うと間違いないでしょう。
しかし、話し相手や第三者の配偶者に対しては用いません。
女房持ち
女房持ちは、あまり用いませんが、砕けた言い方をするときに用いることもあります。
【女房持ちの意味】
- 結婚している男性を指す言葉
- 砕けた意味合い
【女房持ちの使い方】
- 第三者を指して用いることがある
- 例)あの人は女房持ちだからね
【女房持ちの対義語】
- 亭主持ち
- 人妻
上記のように女房持ちは、親しい人とのプライベートな会話の中で何気なく用いられることがあります。
日常生活では亭主や女房を使わなくなりましたが、ちょっとした会話の中に昔の風習が垣間見られるのは興味深いですね。
主人
主人は、今でもよく使われる表現方法です。
主人について、下記に詳しく紹介します。
【主人の意味】
- 一家の主人
- 自分が使える人
- 主従関係や敬意を表す表現
【主人の使い方】
- プライベートでも公の場でも使われやすい
- 特に目上の人と話すときには主人を用いると印象がいいことが多い
- 話し相手の配偶者や第三者の配偶者に対しても「ご主人」「ご主人様」と使える
【主人の対義語】
- 主婦
- 女主人
主人も、亭主や旦那と同じく昔から存在し、相手を敬う言葉ですが現代でも一般的に使われています。
主人の使い方に関する詳しい記事は、下記を参考にされてください。
亭主関白の意味とは?
亭主という単語を見ると、イメージするのは亭主関白ではないでしょうか?
亭主関白という言葉を聞くと、次のように考える人たちも少なくありません。
亭主関白は、上記のようにマイナスなイメージを与えがちですが実際の亭主関白の特徴の一例を下記にまとめました。
不器用で感情表現が苦手なので、威張っているように思われがちです。
融通が効かないので「男というものは〜」「女というものは〜」という理想を妻にも押し付けてしまうこともあります。
しかし、とても真面目で妻や家族を大切に思っている亭主関白の男性は少なくありません。
亭主関白の特徴については、下記の記事を参考にされてください。
亭主関白とモラハラの違いとは?
亭主関白と比較されやすいのはモラハラ夫です。
同じジャンルに見られがちですが、実際には亭主関白とモラハラ夫は違います。
亭主関白とモラハラ夫の違いとは、下記の通りです。
【亭主関白な夫】
- 真面目な特徴がある
- 威張っているが家族を大切に思っている
- 責任感があり家族を養うのは自分だと思っている
- 男性と女性の役目は違うと思っている
- 自分の信念があり融通が効かないことも多いが一度理解すると調整してくれることもある
【モラハラ夫】
- 大切なのは自分自身
- 自分が優越感に浸りたいために妻や家族を虐げる傾向にある
- 妻に「お前なんか価値がない」と思わせようとしている
- 妻を精神的に痛めつけ、追い詰める
上記のように、亭主関白は特質や性格だと言えますが、モラハラな夫は虐待です。
亭主関白な夫と結婚してよかったと思っている妻たちも少なくありませんが、モラハラ夫との結婚生活は悲惨だと感じる妻たちは大勢います。
亭主関白とモラハラ夫の違いについては、下記の記事を参考にされてください。
亭主関白の対義語は?
亭主関白の対義語は「かかあ天下」です。
かかあ天下について、下記にまとめました。
【かかあ天下の意味】
- 家庭内で夫よりも妻の方が強いパワーを持っていること
- 例)「あそこの家はかかあ天下だからなあ」「お前んとこはかああ天下か?」
亭主関白に比べて、かかあ天下の家庭は人気の傾向にあり、かかあ天下に憧れる人も少なくありません。
マイナビウーマンには「亭主関白VSかかあ天下」に関する記事が載せられています。
Q.将来どんな夫婦になりたいですか?
【女性】
亭主関白……22.2%
かかあ天下……77.8%【男性】
亭主関白……51.8%
かかあ天下……48.2%
女性が「かかあ天下」の家庭に憧れるだけでなく、48.2%の男性が「かかあ天下」の家庭がいいと回答しています。
現代では亭主関白の家庭よりもかかあ天下の家庭の方が人気があることが、うかがえるでしょう。
まとめ
亭主の対義語を再度まとめました。
- 亭主の対義語は女房
- 亭主の対義語は客
亭主の意味や使い方は、下記の通りです。
【意味】
- 結婚している夫を表す
- その家の主人(あるじ)
- もともとは敬意を表す表現だった
【亭主の使い方】
- 親しい人との間で使う
- 公の場で使わない
- 亭主関白のようにことわざや慣用句として使われることが多い
亭主は夫や主人を表す表現なので、亭主の対義語も2種類あります。
しかし、一般的には亭主は使われなくなってきており、親しい人たちと会話を楽しむときに使うことが一般的です。
亭主や亭主の対義語は、歴史と共に日本語の意味や使われ方が変化していく一例だと言えるでしょう。
亭主に関する別の記事については、下記も参考にされてください。
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