「知人の夫の弔電を送る場合、敬称はどうすれば良いの?」
「知人の夫の弔電を送るときのマナーが知りたい!」
「弔電を送る際の注意点や文例があったら参考にしたい!」
上記のようなお悩みはありませんか。
突然第三者の夫の訃報が届いた場合、急いで弔電の用意をしなければならず困った経験がある方は多いのではないでしょうか。
弔電の書き方やマナーが頭に入っている人は少ないでしょうし、訃報が届いたときに慌ててしまいますよね。
当記事では下記について解説していきます。
- 第三者の夫が亡くなった場合弔電の敬称は?
- 弔電を送る際のマナーをおさらい!まず確認すべき5点とは?
- 弔電を送る際の注意点とは?
- 弔電の基本的な文例とは?
当記事を読んでいただくと、第三者の夫の弔電での敬称や送る際のマナーや文例について知ることができますよ。
知人の夫の弔電でマナーについてお悩みの方は是非最後までお読みください。
第三者の夫が亡くなった場合弔電の敬称は?
この章では、第三者の夫が亡くなった場合の弔電の敬称をどうすれば良いかについて解説します。
訃報というものは突然届くもので、いきなり弔電を出す必要に迫られて慌ててしまう方は多いでしょう。
と急な知らせにあたふたしてしまいますよね。
弔電の書き方について下記を順に解説しますので、参考にご覧ください。
- 弔電の文面では喪主からみた故人の続柄を敬称で記す
- 夫以外の敬称を解説
- 注意!喪主意外に弔電を送る際に気を付けるべきこと
- 弔電の書き方についてNGな言葉を知っておこう
弔電の文面では喪主からみた故人の続柄を敬称で記す
まず弔電に記載する故人の続柄について解説します。
弔電の文面では喪主からみた故人の続柄を敬称で記すのがマナーです。
弔電を出す場合は、敬称だけではなく喪主との関係が大変重要と言えるでしょう。
知人の夫が亡くなった場合、知人(妻)が喪主になる場合は「ご主人様または旦那様」で問題ありません。
しかし別の方が喪主を務める場合は、弔電の文面で使う敬称が変わります。
夫以外の敬称を解説
上記を解説しましたが、知人(妻)以外が喪主になった場合は敬称はどうすれば良いのでしょうか。
下記にて夫以外の敬称を一覧にしましたので参考にご覧ください。
終活@より
つまり亡くなったのが知人の夫でも、知人(妻)以外が喪主を務める場合は、下記のようになります。
喪主を誰が務めるかによって敬称は上記のように変化するのです。
知人の夫が亡くなった場合、つい知人宛に弔電を送りたくなりますが、例え面識がなくても基本的には喪主に弔電を送るのがマナーと言えます。
誰が喪主を務めるのかを、先に確認しておいた方が安心ですね。
注意!喪主以外に弔電を送る際に気を付けるべきこと
喪主以外の方に弔電を送る場合、気を付けなければならないことは何でしょうか。
弔電は基本的に喪主宛に送るものですが、喪主が見ず知らずの人だった場合、知人宛に送る場合もあります。
もし喪主以外の方に弔電を送る場合でも、喪主の名前は確認しておかないといけません。
喪主以外に弔電を送る場合は、
と記載しましょう。
また喪主の方が分からない場合は、
と併記しておけば問題ありません。
弔電の書き方についてNGな言葉を知っておこう
当たり前ですが、弔電には使ってはいけない単語が存在します。
例えば下記のような言葉は使わないように気を付けましょう。
不幸が繰り返されることを連想される忌み言葉として、下記は使うのを控えるべきです。
重ね重ね・たびたび・いよいよ・またまた・次々・ますます・つくづく・返す返すも・再三再四・重々・皆々様・再び・再度
直接的に生死を伝える表現も控えておきましょう。
また音が不吉な響きを持つ「九」や「四」なども控えるべきです。
上記の他宗教によっても違いがあります。
弔電を送る際のマナーをおさらい!まず確認すべき5点とは?
この章では弔電を送る際のマナーと、確認すべきこと5点を解説します。
急に弔電を送ることになった場合、マナーを調べるところからスタートする方も少なくないはずです。
併せて確認すべきことも押さえておく必要がありますよ。
書き方のマナーももちろん大切ですが、下記5点についてもしっかり確認しておきましょう。
- 通夜・葬儀・告別式の日時や場所
- 故人と喪主の氏名、続柄
- 故人が信仰していた宗教
- 喪主が家族以外の場合の宛名
下記にて順番に解説していきます。
通夜・葬儀・告別式の日時や場所
まずは通夜・葬儀・告別式の日時や場所を間違えないようにしましょう。
弔電は喪主の方の住所に送るのではなく、通夜・葬儀・告別式の会場へ直接送付します。
そのため下記を必ず確認しましょう。
弔電は早く着き過ぎても迷惑になりますし、葬儀に間に合わないのはもってのほかです。
必ず斎場の場所と併せて葬式が行われる時間も確認して、前日~3時間前には到着するように手配をしましょう。
万が一弔電がお通夜にも告別式にも弔電が間に合わなかった場合は、下記のように対処する必要があります。
遺族に対して故人への思いをしっかり伝えられるように心がけたいものですね。
故人と喪主の氏名、続柄
次に故人と喪主の氏名(フルネーム)、続柄を確認します。
一般的に故人ではなく喪主を弔電の受取人としますが、両方の氏名を確認しておく必要があることを覚えておきたいですね。
また弔電に記載する敬称は、喪主と故人の関係性によって変わります。
喪主を務める方と故人の関係性についての確認も忘れずに行うようにしましょう。
故人が信仰していた宗教
故人が信仰していた宗教についても、事前に確認しておくべきでしょう。
同じ宗教だとしても宗派によって使える言葉が変わるので、配慮する必要があるのです。
下記にて確認してください。
<仏教の場合>
葬儀は「故人を仏弟子にし、浄土へ送る儀式」とされるため、故人の魂が浄土へたどり着けないことを連想させる言葉は避けましょう。また、「天国」は他宗教の概念のため、同じく避けたほうがよいでしょう。
(例)「迷う」「浮かばれない」「天国」<キリスト教や神道の場合>
葬儀は「故人が召されていったところにおられる神への礼拝の儀式」とされるため、キリスト教・神道で信仰される神以外に祈りを捧げることを意味する他宗教の用語は避けましょう。
(例)「冥福」「供養」「成仏」「往生」「弔う」「仏」「合掌」電報コラムより
宗教の違いによって、葬儀自体の意味合いも異なるので、当然使う言葉も違ってきます。
弔電を出す際は、斎場の名前・住所・喪主の方の情報と併せて、宗教についても確認しておくと、
と慌てなくて済むでしょう。
喪主が家族以外の場合の宛名
もし喪主が家族以外だった場合の宛名についても、確認が必要です。
喪主が自分の知っている人ならば問題ありませんが、全く面識のない方が務める場合も当然あるでしょう。
上記場合はたとえ面識がなくても、喪主を務める方に弔電を送るのがマナーとされています。
弔電を送る際の注意点とは?
この章では弔電を送る際の注意点を解説していきます。
弔電を送る際は敬称やマナーなど気に掛ける箇所が多々あるのは事実です。
確認事項がたくさんあって大変ですが、ポイントさえ押さえておけば安心できますよね。
弔電を送る際の注意点について、下記3点を参考にお読みください。
- 宛名には必ず喪主の氏名を記載する
- 送り先は自宅ではなく通夜・葬儀・告別式の会場にする
- 自分の情報を細かく記載する
宛名には必ず喪主の氏名を記載する
前述しましたが、宛名には必ず喪主の氏名を記載するようにしましょう。
という場合は「(故)〇〇 ご遺族様」と記載して送ると言う方法がありますが、なるべく確認して送るのが親切と言えます。
また社葬の場合も臨機応変な対応をする必要があるでしょう。
といったパターンがありますので、事前に確認しておかないといけませんね。
送り先は自宅ではなく通夜・葬儀・告別式の会場にする
前述しましたが、送り先は自宅ではなく通夜・葬儀・告別式の会場にするのがマナーです。
と確認し忘れる可能性があるので、必ず斎場名と住所の確認を怠らないようにしましょう。
また斎場では同じ日に別の葬儀が行われている可能性があります。
送る際は「◯◯斎場気付 ◯◯様」のように、斎場名だけでなく誰の葬儀かを記載するとより親切と言えるでしょう。
自分の情報を細かく記載する
弔電には自分(弔電を送る人)の情報を細かく記載するようにしましょう。
氏名だけでも問題ありませんが、弔電は基本的に葬儀の場で読まれるものなので、分かりやすくしておくに越したことはありません。
少なくとも上記の情報は記載しておくべきでしょう。
もし連盟で出す際は、目上の方から順に氏名を記載します。
5名以上になる場合は、「○○(所属企業名)一同」などと記載すれば問題ありません。
弔電の基本的な文例をチェックしておこう!
この章では弔電の基本的な文例について解説していきます。
故人が知人の夫の場合、知人とは仲が良くても故人(夫)との関係は、
など人によって様々でしょう。
自分と故人との関係性によって、適切な弔電の文面や長さは異なります。
親しさの度合いによって使える文面事例を、下記解説しました。
- 知人の夫と面識がない場合:1行程度の短文で思いを伝えよう
- 知人の夫と多少面識がある場合:2~3行が目安
- 知人の夫に生前お世話になった場合:長くなりすぎないように注意!
順番にご覧ください。
知人の夫と面識がない場合:1行程度の短文で思いを伝えよう
という場合は弔電の文章の長さにも悩んでしまいますが、最も短い弔電は1行のものもあります。
故人と面識がなかったり、顔見知り程度の関係ならば、1行の弔電でシンプルにお悔やみの言葉お送るだけで十分でしょう。
例文を下記にてご紹介します。
ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます。
ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
お悔やみの気持ちを1個とで伝えるだけでも、白々しくはなりません。
上記弔電に「〇〇様の~」と、弔電の受取人と故人の関係を踏まえて敬称を入れると更に良いでしょう。
また下記場合は、それぞれ文面は変わってきますので更なる注意が必要です。
知人の夫と多少面識がある場合:2~3行が目安
知人の夫と少しでも面識があるならば「1行だけの弔電は何だかそっけない印象になるかな……」と不安になる方もいるのではないでしょうか。
多少面識がある場合は、2~3行程度の弔電にするのもおすすめです。
下記のアレンジを加えることで文の量を調整したり、より思いが伝わる文章にすることもできます。
下記にて例文を見ていきましょう。
●●様のご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。安らかにご永
眠されますようお祈りいたします。お悲しみの中にもお疲れがでま
せんよう、喪主様をはじめ、ご家族の皆様方におかれましてはどう
ぞご自愛くださいませ。●●様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに
、心からご冥福をお祈りいたします。喪主様をはじめ、ご遺族の皆
様におかれましては、ご落胆もいかばかりかと存じますが、どうぞ
ご自愛くださいませ。
悩んだときには上記の文例を参考に、文言を付けくわえてみると良いでしょう。
特に亡くなったのが知人の夫ならば、知人に対しても一言労わる言葉を入れたいと思うのは当然です。
2~3行の弔電にすることによって、故人の妻に気持ちを伝えることも可能となります。
知人の夫に生前お世話になった場合:300文字程度が理想。長くなりすぎないように!
もし故人である知人の夫に生前お世話になっていたり、家族ぐるみで親しくしてもらっていた場合は、感謝の気持ちなど伝えたい言葉がたくさんあるでしょう。
一般的に弔電は長くても300字程度が良いと言われています。
前述の2~3行の例文に、下記のような故人とのちょっとしたエピソードを入れると良いでしょう。
最後は絞めの挨拶を入れればOKです。
まとめ
第三者の夫が亡くなった場合弔電の敬称について、下記解説しました。
- 弔電の文面では喪主からみた故人の続柄を敬称で記す
- 夫以外の敬称を解説
- 注意!喪主意外に弔電を送る際に気を付けるべきこと
- 弔電の書き方についてNGな言葉を知っておこう
弔電を送る際のマナーについてと、まず確認すべき5点について下記参考にご覧ください。
- 通夜・葬儀・告別式の日時や場所
- 故人と喪主の氏名、続柄
- 故人が信仰していた宗教
- 喪主が家族以外の場合の宛名
弔電を送る際の注意点として、下記確認しておきましょう。
- 宛名には必ず喪主の氏名を記載する
- 送り先は自宅ではなく通夜・葬儀・告別式の会場にする
- 自分の情報を細かく記載する
弔電のメッセージの基本的な文例については下記に分けて解説しました。
- 知人の夫と面識がない場合:1行程度の短文で思いを伝えよう
- 知人の夫と多少面識がある場合:2~3行が目安
- 知人の夫に生前お世話になった場合:300文字程度が理想。長くなりすぎないように!
突然知人の夫の訃報が届いた場合、弔電の用意は遺族への配慮も大切なので大変焦りますよね。
弔電は最低限下記3つに対して配慮ができていれば、基本的には問題ありません。
弔電のマナーが分からないとうろたえてしまいがちですが、まずはお悔やみの気持ちを遺族に届けるのが何より大切なことでしょう。
当記事が、第三者の夫の弔電での敬称や送る際のマナーや文例でお悩みの方の、お役に立てると幸いです。
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