子育てや仕事の愚痴が溜まっている時に一番近くにいて話せる相手は夫ですよね?
夫が愚痴を聞いてくれなかったり、露骨に嫌な顔をされたりして、かえってイライラが増えてしまうなんてことはありませんか?
ここでは愚痴を聞いてくれない夫について以下の内容で考えてみます。
- 夫が愚痴を聞いてくれない理由4選
- 夫が愚痴を聞いてくれないときの対処法3選
- 愚痴もひとつのコミュニケーション
夫が愚痴を聞いてくれないのはなぜなのか、どうしたら愚痴を聞いてもらえるようになるのかを解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
夫が愚痴を聞いてくれない!
夫に仕事のことやママ友のことで愚痴をこぼしたくなることがあると思います。
自分の性格や人間関係などを理解していると思うからこそ些細なことでも話せるのに、共感してもらえないどころか聞いてもらえないことはありませんか?
妻は話を聞いてほしいだけなのに、夫は耳を貸そうともしない。
生返事をされたりうるさがられたりして、口喧嘩に発展しかねません。
男性と女性の考え方の違い
男性は愚痴を言われたら何かしらの意見を求めていると思いがちですが、女性はただ黙って聞いてくれることを望んでいる場合が多いようです。
女性は共感を求めているだけなのに男性は問題解決を求められていると勘違いする、これがすれ違いの始まりです。
- 愚痴は言わないもの
- その愚痴が出る
- よほど大変なことが起こっている
- 解決してあげなければいけない
女性にとっての愚痴はそんな大げさなものではなく、ストレス発散の手段であり、話すだけ話して共感してもらえればスッキリできたりするものです。
聞き手である男性に求めるものは、ほどよい相槌と優しい労りの言葉だけです。
「今から愚痴るけど真剣に聞かなくていいからとにかく最後まで話させて!」と宣言して話せるくらいの関係であれば男女間の考え方の違いなど気にしなくていいかもしれません。
ただし、真剣に悩んでいる場合には、本気のSOSだと言葉にして伝えることも大切です。
日常におけるストレス
仕事の愚痴、家事との両立、ママ友たちとの人間関係、それらは簡単に解決できるわけではなく、やり過ごすしかないことも多々あります。
それでも自分だけでは抱えきれないイライラを少しでも理解してほしくて愚痴を言うわけです。
ところが話し始めた途端に露骨に嫌な顔をされたり、生返事を返されたり・・・。
ますますストレスが溜まってしまいます。
夫が愚痴を聞いてくれない理由4選
夫が愚痴を聞いてくれない理由はいろいろあると思いますが、ここでは以下の4つについて解説します。
仕事で疲れている
まずは「仕事で疲れている」という理由が考えられます。
でも、それは働いている妻も、専業主婦も同じことです。
働いている妻であれば仕事以外にも上司や同僚との人間関係、子育て中のママであればママ友との距離感、ご近所付き合い、そしてさらに夕食の献立など考えることは山積みです。
それでも昔から日本では男性が仕事で疲れていることは憂慮され、女性が仕事や家事、育児で疲れていることは当たり前という風潮があります。
兼業主婦が増えている現代であってもやはり家事は女性のものとされがちです。
それならば、家事で疲れているという妻側の主張ももう少し重要視してほしいものです。
妻の話に興味がない
夫の多くは妻の愚痴をくだらないと思っています。
ママ友との些細ないざこざやご近所からの苦情やおせっかいなどは大したことではなく、外で働いている自分の重責のほうがよっぽど大きいと感じているのです。
本当に大切なのは妻の心の安定なのですが、夫にはなかなか理解できないようです。
愚痴は聞くより話したい
ストレス社会で働く夫にも愚痴はあるかもしれません。
仕事が忙しかったり人間関係に行き詰っていたりすれば誰かに話したいと思うでしょう。
返事の仕方がわからない
妻の愚痴に対して夫は何か言ってあげたいのに返事の仕方がわからないという場合もあります。
妻が求めている理想的な答えがわからず曖昧な返事をしてしまい、かえって妻の機嫌を損ねてしまうなんてこともあるでしょう。
解決策なんていらないから「うん、うん」と相槌を打ちながら最後まで聞いてくれればスッキリします。
夫が愚痴を聞いてくれないときの対処法3選
普通に愚痴を言っても夫が聞いてくれないのであれば、話し方やタイミングを工夫してみてはいかがでしょうか?
愚痴を上手に切り出す
愚痴を言う時は不平不満をぶつけるのではなく、困ったことを相談するという切り出し方にしてみるといいかもしれません。
夫の機嫌がいい時に「ちょっと相談があるんだけど」と前置きしてから話せば、聞いてあげようという気持ちで耳を傾けてくれるはずです。
特定の誰かについて話す場合でも、個人攻撃にならないように言葉を選ぶことも大切です。
話す力と共感する力
妻が長々と愚痴をこぼしていると、聞いている夫は耳を塞ぎたくなってしまうかもしれません。
どうしても自分の中で抱えきれなくて話すのであれば、わかってほしい部分をきちんと説明して、共感してもらったほうが気持ちが楽になります。
共感しながら頷いてくれるうちはいいですが、明らかに面倒そうに返事をしていたら、すでにあなたの話に飽きてしまっています。
延々と同じ口調で繰り返すのではなく、「どう思う?」とか「間違っていないよね?」などと夫の意見も聞きながら話すようにして共感を得ましょう。
ある程度話したところで、夫が何か言葉を返してくれることがあるかもしれません。
「大変だったね」と言ってもらえたらそれだけで少し落ち着いたりしませんか?
そんなやりとりに繋げるためには話す側も柔らかい口調であることが重要です。
そして、愚痴を聞いてくれたり一緒に考えてくれたりした後には「聞いてくれてありがとう」「とても参考になった」と感謝の気持ちを伝えましょう。
愚痴を増やさないためのヒント
「妻の小言」「愚痴」など夫側にとってはマイナスイメージの表現が多いですが、ポジティブな話し方をすれば与える印象も変わってきます。
笑い話でもするように軽やかに話す癖をつけて、スムーズにモヤモヤを解消しましょう。
愚痴そのものが減れば夫が愚痴を聞いてくれないというストレスも自然と緩和されるはずです。
人の悪口をいわない
人の悪口ばかり言う人は誰から見ても感じが悪いものです。
たとえその相手が本当に悪いとしても、悪口を言っている人の顔は醜く見えてしまいます。
個人攻撃になるような発言は避け、感情的にならずに淡々と話すようにしましょう。
愚痴は小出しにする
顔を合わせるたびに愚痴を言うのもよくありません。
どうしても話したいことをひとつずつ小出しに話すようにしましょう。
ダラダラと愚痴をこぼすと夫ばかりでなく話している自分自身も嫌な気分になってしまいます。
最小限の愚痴でストレスを発散し、話したあとは気持ちを切り替えるように心がけましょう。
夫以外にも話してみる
夫ばかりに話さず、親族や友人などにも話を聞いてもらうのもお勧めしたい方法です。
女同士のほうが分かり合えることもありますし、世代の違う人の考え方を取り入れることで視野が広がることもあります。
誰かに話すだけで気持ちが楽になる場合も多く、共感してもらえることでストレスも解消されます。
深呼吸でリラックス
騙されたと思ってやってみてほしいのが深呼吸です。
深く息を吸うことで副交感神経の働きが活発になり、自律神経を整えてくれます。
ストレッチなどで体をほぐすだけでも気持ちが軽くなるのでぜひお試しください。
紙に書き出してみる
紙に書き出して不満に思っているポイントを自分なりにまとめてみるのもいいかもしれません。
文字で書くことによって自分の頭の中も整理できますし、大切なことが見えてくることもあります。
あとで読み返して冷静に考える機会を作れば、次に同じような気持ちになった時の耐性が身に付きます。
愚痴もコミュニケーション
愚痴ばかり言う妻は夫にとって鬱陶しいものかもしれませんが、日常のちょっとした出来事を口にするという意味では愚痴もコミュニケーションのひとつです。
普段の会話の中に不平や不満もさっくり散りばめて上手にイライラを解消していきましょう。
笑い話でもするような口調で話すようにすれば、あなた自身の気持ちも軽くなるに違いありません。
いつも眉間にシワを寄せて愚痴をこぼす妻より、爽やかに今日のトピックスを話せる妻のほうが断然ステキです。
まとめ
夫が愚痴を聞いてくれない理由は以下の4つが考えられます。
- 仕事で疲れている
- 妻の話に興味がない
- 愚痴は聞くより話したい
- 返事の仕方がわからない
- 愚痴は上手に切り出す
- 共感してもらえるように話す
- 愚痴自体を増やさない工夫をする
一口に愚痴と言っても気が重くなるような内容から笑い話までさまざまです。
深刻な話は愚痴ではなく相談事として切り出してしっかり話し合うようにしましょう。
それ以外の話題は明るく軽く話すことによって愚痴ではなくなります。
女性は話すだけでも心が軽くなりますが、男性にとっては結論の出ない会話は負担になることもあります。
ただ聞いてほしいと思う時は親族や女友達も有効利用して、ストレスが溜まらないように工夫してみてください。
共感してほしい話題は心地よい言葉選びで「愚痴」れば理解してもらえるものです。
ふとした夫からのアドバイスで解決できることもあるかもしれませんよ。
コメント