「夫が適応障害になって休職することになった」
「夫が休職しているとき家族はどうサポートしたらいいの?」
「休職する時に取る手続きや受けられるサポートはある?」
上記のように悩むことはありませんか?
夫が急に休職することになった時には、夫を精神的に支えるとともに経済的にも支えなければならないなど妻の負担が大きくなりますよね。
夫を具体的にどうサポートしたらいいから分からないと感じ戸惑う妻も、少なくありません。
そこで、今回は夫が休職する時にできることやサポートする方法について徹底的に調べました。
当記事で紹介する内容は、下記の通りです。
- 夫が休職する時にできる対策とは?
- 休職している夫にできるサポートとは?
- 休職中の夫と一緒に暮らす妻の心境やエピソードを紹介!
夫が休職することになって戸惑っている方や、夫の支えになりたい方はぜひ最後までお読みください。
当記事を通して、実際的なサポートと精神的なサポートの両方をする具体的な方法がわかると幸いです。
夫が休職する時にできる具体的な対策とは?
夫が休職することになった時に考えるのは、下記のことではないでしょうか?
夫の体調を心配するのと同時に、現実的な見方をしなければなりません。
当項目では、夫が休職することになった時にできる、次の具体的な対策法4つについて紹介します。
休職制度の確認
一般的な会社では、休職制度が適応できる場合が少なくありません。
休職制度の内容は、下記の制度です。
夫が休職制度について教えてくれない場合、妻ができる対処法は下記の通りです。
- 夫が具合がいい時に直接聞いてみる
- 夫が教えてくれない時には会社に直接問い合わせてみる
夫が勤めている会社の休職制度の条件を、確認しましょう。
傷病手当金の確認
傷病手当の確認をしましょう。
傷病手当の内容の詳細を、下記にまとめました。
給料の3分の2であったとしても、休職している間に収入があるのはありがたいですよね。
なお、もらえる金額や適応される期間については会社によって少々異なる場合があります。
上記でも紹介した通り、傷病手当は令和4年、4月1日から改正され下記の通りです。
傷病手当金の支給期間が、支給開始日から「通算して1年6か月」になります。
- 同一のケガや病気に関する傷病手当金の支給期間が、支給開始日から通算して1年6か月に達する日まで対象となります。
- 支給期間中に途中で就労するなど、傷病手当金が支給されない期間がある場合には、支給開始日から起算して1年6か月を超えても、繰り越して支給可能になります。
この改正は、令和4年1月1日から施行されます。
- 令和3年12月31日時点で、支給開始日から起算して1年6か月を経過していない傷病手当金(令和2年7月2日以降に支給が開始された傷病手当金)が対象です。
詳しくは、厚生労働省のホームページで確認してください。
支出の見直し
家計を再チェックし、支出の見直しをしましょう。
傷病手当が適応になったとしても、夫が休職することにより今までの収入が減る可能性が高くなります。
場合によっては、夫の通院や療養に必要な費用で出費が増える可能性も否定できません。
支出を見直して、余計な出費を減らすことで家計にかかる負担が少なくなるでしょう。
「通信料金を安くできないか?」「食費を下げられないか?」を検討してみましょう。
メルカリやジモティなどのリサイクルショップやサイトで買い物をすることによって被服費や日用品代を削減できる場合もあります。
妻が代わりに働く
妻が夫の代わりに働くことも、考慮に入れられるでしょう。
上記のように、働き方は異なりますが、妻が働くことによって支出をカバーできます。
休職中の夫にできるサポートとは?
大切な夫が休職している間、夫を心身ともにサポートしたいと感じている妻たちは少なくありません。
しかし、下記のように悩むことはありませんか?
当項目では、休職中の夫にできる下記の3つのサポート方法を、具体的に紹介します。
ほど良い距離感を保つ
程よい距離感を保つことが、大切です。
程よい距離感を保つための具体的な方法を、下記にまとめました。
夫は今までできていたことが急にできなくなったり、病気になったりしたことで自信を無くしていることも少なくありません。
時には「1人になりたい」と思うこともあるでしょう。
妻自身も程よい距離感を保つことにより、夫につっきりになって疲れ果ててしまう危険性を防げるのです。
無理強いをしない
休職中の夫に無理強いをしないことも、夫のサポートとして重要なポイントです。
無理強いをしない具体的な方法を、下記にまとめました。
上記のことは、特にうつ病や適応障害で引きこもりになりがちな夫に当てはまります。
引きこもりがちな夫を見ていると「このままじゃ夫がダメになる」と心配になるのも当然です。
しかし、圧力をかけすぎると逆効果になりまねません。
引きこもりの夫に関する記事は、下記を参考にされてください。
普通に接する
休職中の夫に対して、特別扱いをせずに普通に接することも大切です。
休職している夫のことを心配になって、何から何までサポートしたいと思うこともありますよね。
その気持ちをグッと堪えましょう。
上記でも紹介した通り、夫は休職をしなければいけない事態になったことで自信を無くしたりプライドを傷つけられたりしている可能性も否定できません。
妻が夫のことを特別扱いせず、いつも通りに接したことで救われたと感じている夫は大勢います。
夫が休職になりがちな原因とは?
夫が休職をせざるを得ないありがちな理由としては、挙げられることを下記にまとめました。
当項目では、夫が休職をせざるを得ない状況について具体的に紹介します。
うつ病&適応障害
元気に働いていた夫が急にうつ病や適応障害になり、休職せざるを得ないケースも珍しくありません。
特に、うつ病や適応障害になりやすい状況を、下記にまとめました。
上記のように、部署の変更、昇進、転勤などで環境がガラリと変わる時に発症する場合も珍しくありません。
夫が適応障害になった場合の具体的な対処法については、下記を参考にされてください。
怪我
怪我により長期休暇がやむを得ない状況も、十分に考えられるでしょう。
特に次の職種の場合に、怪我が起こることが考えられます。
上記のように、仕事中に事故に巻き込まれて怪我をするケースは珍しくありません。
仕事中に怪我をした場合は、傷病手当をもらえる可能性が高いですので、しっかり確認しましょう。
トラック運転手を夫に持つ妻たちの状況については、下記の記事を参考にされてください。
病気
思いがけず病気になり、長期休養を必要とせざるを得ないケースも少なくありません。
長期休暇が必要な病気の一例を、下記にまとめました。
上記のように長期休養が必要な場合、一旦休職してしっかり病気を治したり、リバビリに励んだりできるでしょう。
復帰できるように、焦らずしっかりと治療に取り組むことも大切です。
夫が癌になった時に関しては、下記の記事を参考にされてください。
休職中の夫を支える妻の心境とは?
休職している夫も辛いですが、夫をサポートしている妻だって辛いですよね。
休職中の夫を支える妻にありがちな心境を、下記にまとめました。
当項目では、夫が休職中の妻の心境について、具体的に紹介します。
不安
夫が休職したことで、不安な気持ちになる妻は少なくありません。
去年、夫が鬱で3ヶ月休職して、収入だだ下がり。
だけど所得制限で自立支援医療を受けられず。
多少の蓄えはしてるから今すぐに生活に困ることはないけど、精神的不安は大きい。
普段頑張ってる人にもう少し支援があってもいいのでは?#自立支援医療#所得制限反対— とっこ (@toto_20040920) February 12, 2022
不安な気持ちになる妻の心境の一部を、下記にまとめました。
上記のように、子供のことや経済的なこと、夫の状況について心配し不安を抱えがちです。
夫が休職せざるを得ない状況になった今、妻にかかるプレッシャーは大きいと言えます。
不安な気持ちになるとしても、無理もありません。
どうしたらいいか分からずにパニックになる
夫が休職したことにより、どうしたらいいのか分からずにパニックになる妻たちも珍しくありません。
夫と職場で管理職と休職の話をしてきました。休職を決めたのがギリギリで、手続きの関係でバタバタになってしまうと分かり焦る管理職につられ、何故か私も焦ってしまい軽くパニックに。免許更新(eラーニング)進んでる?と言われ「すぐに終わらせます」と口から出てしまい後で夫から指摘されました。
— らぱん (@lapinHSP) December 26, 2019
パニックになる妻たちの心境の一例を、下記にまとめました。
夫が休職するにあたっての手続きをしたり、妻の負担が大きくなったりしたことで軽くパニックになりがちです。
中には、本当にパニック障害が勃発してしまった妻もいます。
夫の休職という突然の事態に、パニックになりそうになるのも当然です。
- やらなけらばならないことをリストアップして、ひとつずつこなす
- 頻繁に深呼吸をする
- お茶の時間を頻繁に作る
上記のように、少しでも冷静になれるように工夫しながら乗り越えましょう。
夫を責めるわけにもいかないけどストレス
夫を責めるわけないはいかないけど、ストレスを感じている妻たちも大勢います。
5月に出産予定で妊婦なんですが夫が昨年末から丸3ヶ月休職していて次の職場もまだ決まりません。ストレス性障害と診断。家のローンもあるし無収入だし、この不安と絶望感で笑顔すら出ない毎日が本当にしんどい。私の方が病気になりそう…。
— sky007 (@sky00718089042) March 30, 2022
ストレスに感じる妻たちの心境の一部を、下記にまとめました。
上記のように、夫のサポートをしながら働いたり、家事をしたり子育てをしたりするのは相当なプレッシャーです。
本来なら夫婦二人三脚でこなすことを妻が1人でこなすのですから、妻にとって多大なるストレスであることがうかがえます。
休職中の夫を支える妻のエピソードとは?
上記でも紹介した通り、休職中の夫を支える妻たちのストレスやプレッシャーは相当なものであることは否定できません。
上記のような思いが入れ混じっているのです。
当項目では、休職中の夫を支える妻たちのエピソード2つを紹介します。
エピソード1
最初のエピソードでは、おやくだちメモに載せられていたブログを紹介します。
主人公Aさんは、夫がうつ病で休職状態になりましたが、無事復帰をしています。
【うつ病と診断されてからAさんが行ったこと】
- 夫をただ見守ると意識したこと
- 夫を責めないように心がけた
- 子供を不安にさせないように気を配った
- いつも通りの生活を心がけた
【夫の変化】
- 引きこもり生活からスタート
- 少しずつ状況が良くなってきた
- 自分から仕事に行くと言い出した
【Aさん自身の心境】
- 夫をひたすら見守ることの大切さを実感した
- Aさん自身も不安を抱えていた
- 何度も夫を責めたくなる衝動に駆られた
上記のように、ストレスや不安からつい夫を責めたくなる衝動に駆られながらも努力して夫を見守り続けたようです。
結果的に、Aさんの夫は社会復帰を果たせるほどに回復しました。
実際のブログ内容の一部を、下記に紹介します。
子供たちもいるので、私はなるべくふだんどおりの生活や態度でいるようにしていました。
……
私も夫が、このままずっと布団で寝ている状態が続いたらどうしようと思いましたが、
うつ病ことをネットで調べているときに、病院で先生に「骨折したら安静にしないと、治るものも治らないですよね。うつ病も同じです。まずはゆっくり休みましょう」と言われたという話をみかけました。……
最初の一週間くらいはそんな感じでひたすら体を休めていましたが、夫もだんだん活動できるようになってきました。
……
とりあえず、普通の生活ができるようになってくると、「早く、仕事に行ったら?」と言いたくなってしまいます。
「ランチ行くのだってお金かかるんだよ。その夕食の鍋のためにかったお肉、けっこういい値段するんだけど…。お金使った分、ちゃんと復職して働いてね」と、休職中の夫を責めるような言葉が何度も出かかりました。
上記のようにAさんは葛藤しながらも夫を信じて支えている様子が、載せられていました。
エピソード2
2つ目のエピソードは、mamastaセレクトに掲載されていた漫画を引用したものです。
夫が休職した時の妻の葛藤やストレス、妻が望んでいることについて載せられていました。
【休職中の妻の状況】
- 夫のわがままで我慢の限界が来る
- 育児と夫のサポート、家事、仕事で疲れ切っている
- 家出をしてしまう
【夫の状況】
- 駄々をこねる子供のような対応をする
- 妻が家出をしたらおにぎりを作り始める
【妻の心境】
- 頑張っていることを誰かに認めてもらいたい
実際のエピソード内容の一部を、下記に引用しました。
先月から旦那が休職し、私が家事育児をしながらの時短勤務でなんとか収入を得ています。限界を感じた私は家事の分担を提案しましたが、旦那は駄々をこねる子どものように「嫌だ」と言うばかり。疲れ切った私は「私はあなたの母親じゃない」と旦那に告げて家を出ました。
……
意外にも子どものためにおにぎりを作りはじめた旦那。こっそりのぞき見ているうちに、私もだんだん気持ちが落ち着いてきました。
私だって誰かに「頑張ってる」って認めてもらいたかったのです。旦那だってきっと同じ。私がかける慰めやいたわりの言葉はかえって旦那を焦らせることになっていたのかもしれません。「もう一度、落ち着いて話し合ってみよう」私はそう決めたのでした。
上記のように疲れやストレスのピークに達した時には、我慢の限界が来ることも理解できます。
妻は夫を責めたいわけでなく、妻自身の頑張りを誰かに認めてほしいと感じていることも理解できるでしょう。
休職中の夫を支える妻のストレス改善方法とは?
上記のエピソードからもわかる通り、妻たちは夫を責めてはいけないと頭では理解しているものの、疲れのピークになった時に限界を超えてしまうこともあります。
妻が倒れてしまわないためにも、ストレスを発散させる方法を知っておくことも大切です。
具体的にできるストレス発散方法を、下記にまとめました。
当項目では、具体的なストレス発散方法について紹介します。
1人で抱え込まない
妻は次の理由で、1人で夫や家族をサポートしようと考えることもあります。
しかし、1人で抱え込まないことが大切です。
相談相手がいない場合は、行政のサポートを利用できます。
行政では電話で悩みを聞いてくれたり具体的な解決策を提案してくれたりするサポートも存在します。
厚生労働省には電話相談のサポート情報が載せられているので、参考にできるでしょう。
サポートに頼る
サポートに頼ることも大切です。
行政では自治体によるさまざまなサポートがありますので、上記で紹介した電話相談サポートで相談し適応できるサポートを確認しましょう。
サポートを受けるメリットは、下記にまとめました。
自分の住んでいる地域で受けられるサポートについて、調べ積極的に活用することで妻の負担を減らせるでしょう。
ストレス発散方法を見つける
妻にぴったりのストレス発散方法を見つけることも大切です。
上記でも紹介した通り、夫が休職になったことで妻はパニックになることもあります。
問題を取り除くことはできませんが、適度にリラックスすることで妻のストレスを軽減する効果を期待できるでしょう。
具体的にできるストレス発散方法の一例を、下記にまとめました。
- 深呼吸をしたりストレッチをしたりする
- アロマの香りで癒される
- 積極的に自然を見るようにする
- 散歩したりサイクリングしたりして適度に体を動かす
- 読書をする
こまめに深呼吸やストレッチを取り入れたり、アロマの香りを取り入れたりすることでリラックス効果があります。
積極的に自然を見たり、散歩をしたりすることも効果的です。
夫が休職している状況を考えると余計な支出は増やしたくありませんので、お金をかけずにできるリラックス方法を考えましょう。
まとめ
夫が休職している時に、妻ができる具体的な対策法を再度まとめました。
- 休職制度の確認
- 傷病手当金の確認
- 支出の見直し
- 妻が変わりに働く
妻が夫にできるサポート内容を、再び紹介します。
- 程よい距離感を保つ
- 無理強いをしない
- 普通に接する
大切な夫が休職をするという、大変な事態に夫婦二人三脚で対処したいと考える妻たちの気持ちやサポートはとても大切です。
しかし、妻たちが無理しぎてしまい倒れないように、上手に向き合う方法を見つける必要もあります。
まずは頑張っている自分を自分自身で認め、褒めましょう。
自分で抱え込まずに、活用できるサポートに頼ることも大切です。
ぴったりなリラックス方法を見つけて、適度に休みながら夫をサポートしてあげてください。
夫のメンタルが不安定で疲れると感じる方は、下記の記事も参考にできます。
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