「『旦那』を韓国語では何と呼ぶの?」
「『旦那』を意味する韓国語表現が知りたい!」
「『旦那』に呼びかける時に使える韓国語表現は?」
とお考えではありませんか?
韓国ドラマや映画を見ていると、旦那を意味する様々な表現が用いられています。
と疑問に思うのも無理はありません。
当記事では
- 『旦那』を韓国語で呼ぶ時は남편(ナムピョン)
- 『旦那』を意味する他の韓国語表現
- 夫婦間で『旦那』を韓国語で呼ぶ言い方
といった内容を徹底解説していきます。
『旦那』の韓国語表現にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただければ、韓国語で『旦那』を呼ぶ際の適切な使い分け方がきっと分かるでしょう。
『旦那』を韓国語で呼ぶ時は남편(ナムピョン)
一般的に『旦那』を韓国語で呼ぶ時は「남편(ナムピョン)」を用います。
「ム」は口を閉じて発音しましょう。
漢字では「男便」と書き「夫、旦那、主人」を意味する言葉です。
「남편(ナムピョン)」を使った例文をご紹介します。
他人に自分の旦那を紹介する際にも用いられる表現です。
紹介する際には、語尾が変化し
と言います。
『旦那』を意味する他の韓国語表現
日本語で「旦那、主人、夫」など、配偶者を指すいろいろな言葉があるように、韓国語にもいろいろな表現があるのです。
「남편(ナムピョン)」以外で「旦那」を意味する韓国語の表現を見ていきましょう。
- 신랑(シルラン)
- 그이(クイ)
- 애아빠(エアッパ)
- 서방(ソバン)
それぞれの意味を知ることで、正しい使い分けができるようになりますよ。
신랑(シルラン)
まずご紹介するのは「신랑(シルラン)」という表現です。
漢字では「新郎」と書きます。
漢字を見ると、意味が分かりやすいですよね。
とはいえ、日本語の「新郎」とは少し意味が異なります。
日本語で「新郎」は結婚式や披露宴で花婿を指す言葉として用いられるのが一般的です。
しん‐ろう〔‐ラウ〕【新郎】 の解説
結婚したばかりの男性。結婚式・披露宴などでいう。花婿。⇔新婦。
結婚して数年経った夫婦で、旦那のことを「新郎」とはなかなか呼ばないでしょう。
正式には結婚式当日に使う言葉ですが、そのまま使い続ける夫婦も多いんだとか。
ハングルでは漢字を使わないので、元の意味に気づきにくいのでしょう。
그이(クイ)
次の表現は「그이(クイ)」です。
日本語では「その人・あの方」といった意味になります。
日本語でも『旦那』のことを『うちの人』と呼ぶのを聞いたことがあるでしょう。
旦那がその場にいない時に、用いられる表現です。
両親や義両親に対しても使えるので、覚えておくといいでしょう。
日本語では「この方」という意味。
旦那に直接使える表現ではありませんが、旦那を指して言う言葉です。
애아빠(エアッパ)
次にご紹介するのは「애아빠(エアッパ)」という表現。
子供がいる家庭のお父さんを指す呼び名です。
日本語では「パパ」や「お父さん」といった意味に当たるでしょう。
서방(ソバン)
最後は「서방(ソバン)」という表現です。
少し古い言い方で、漢字では「書房」と書きます。
結婚していないカップルがふざけ合って、彼氏のことを「서방(ソバン)」と呼ぶことも。
また妻だけでなく、妻の身内が旦那を呼ぶ時にも用いられます。
夫婦間で『旦那』を韓国語で呼ぶ言い方
次に夫婦間で『旦那』を呼ぶ時の言い方を見ていきましょう。
間違った表現もあるので、注意してください。
主な呼び方は下記の通りです。
- 여보(ヨボ)
- 당신(タンシン)
- 자기야(チャギャ)
- 오빠(オッパ)
- 서방님(ソバンニム)
それぞれの呼び方を具体的に見ていきましょう。
여보(ヨボ)
まずは「여보(ヨボ)」という表現です。
「여보(ヨボ)」は日本語で「あなた」という意味になります。
結婚していないカップルは、あまり使わない表現です。
妻が旦那を呼ぶ時だけでなく、旦那が妻を呼ぶ時にも用いられます。
とはいえ、若い夫婦間で今でも用いられる表現です。
당신(タンシン)
「당신(タンシン)」も夫婦間で相手を呼ぶ際に使われます。
韓国ドラマでもよく出てくるので、一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
「여보(ヨボ)」と同じく「あなた」という意味を持っています。
固い印象を与えるので、夫婦喧嘩をしたときにあえて用いられることも。
商品のキャッチフレーズにも使われており、話し言葉というよりは書き言葉という認識が正しいでしょう。
자기야(チャギャ)
次の表現は「자기야(チャギャ)」です。
韓国ドラマでもラブラブなカップルの甘い雰囲気で、よく聞かれる表現でしょう。
「자기야(チャギャ)」は夫婦や恋人同士がお互いを呼ぶ時に使う言い方。
「여보(ヨボ)」よりも甘えた表現と言えるでしょう。
日本語では「ダーリン」や「ハニー」といった意味になります。
오빠(オッパ)
稀ですが「오빠(オッパ)」というj表現を使う人もいます。
「오빠(オッパ)」は「お兄ちゃん」という意味の韓国語で、年上の男性に用いられます。
彼女よりも彼氏が年上の場合、カップル間でも「오빠(オッパ)」と呼ぶケースも。
その延長で、結婚後も旦那を「오빠(オッパ)」と呼ぶ妻が増えているようです。
義両親の前では避けた方がいいでしょう。
서방님(ソバンニム)
最後は「서방님(ソバンニム)」です。
先ほど出てきた「서방(ソバン)」に「님(ニム)」を合わせた表現。
「님(ニム)」は「~様」という意味です。
つまり「旦那様」や「ご主人様」など、旦那を立てた表現で、かなり丁寧な呼び方になります。
韓国の妻が旦那を名前で呼ぶことはある?
日本や欧米では、相手を名前で呼ぶ習慣があります。
しかし、韓国では妻が夫を名前で呼ぶことはまずありません。
最近では、ごく稀に旦那が妻を名前で呼ぶケースもあるようですが、妻が旦那を名前で呼ぶケースは極めて珍しいケースです。
「오빠(オッパ)」同様、あまり好ましい印象を与えません。
他人の旦那を韓国語で呼ぶ言い方は?
第三者の旦那を指す時、日本語では「旦那様」や「ご主人」といった表現が用いられます。
では、他人の旦那を韓国語では何と呼ぶのでしょうか?
他人の旦那を韓国語で呼ぶ言い方としては下記が挙げられます。
- 남편 되시는(ナンピョン デシヌン)
- 영감님(ヨンガムニム)
- 바깥 주인(パッカッ チュイン)
それぞれの呼び方を詳しく見ていきましょう。
남편 되시는(ナンピョン デシヌン)
最初の表現は「남편 되시는(ナムピョン デシヌン)」です。
長いので、縮めて「남편분(ナムピョンブン)」ということも。
一般的に韓国でも使われる表現です。
しかし「남편ナムピョン)」自体に、尊敬の意味があるため、さらに尊敬を表す「되시는(デシヌン)」や「분(ブン)」は不要という意見も。
영감님(ヨンガムニム)
「영감님(ヨンガムニム)」という言い方もあります。
年齢層が高い夫婦に対して使う表現で、若い夫婦の間ではあまり用いられません。
老夫婦の間では、妻が旦那を敬って「영감님(ヨンガムニム)」と呼ぶこともあるようです。
といった使い方をします。
바깥 주인(パッカッ チュイン)
最後は「바깥 주인(パッカッ チュイン)」という表現です。
「바깥(パッカッ)」は「外の」という意味で「주인(チュイン)」は「主人」を指します。
その場にいても、会話に入っていない時に使われるでしょう。
まとめ
一般的に『旦那』を韓国語で呼ぶ時は「남편(ナムピョン)」を用います。
漢字では「男便」と書き「夫、旦那、主人」を意味する言葉です。
「남편(ナムピョン)」以外で「旦那」を意味する韓国語の表現は下記の通りです。
- 신랑(シルラン)
- 그이(クイ)
- 애아빠(エアッパ)
- 서방(ソバン)
夫婦間で『旦那』を呼ぶ、主な呼び方は下記を参考にしてください。
- 여보(ヨボ)
- 당신(タンシン)
- 자기야(チャギャ)
- 오빠(オッパ)
- 서방님(ソバンニム)
韓国語には『旦那』を意味する様々な表現があり、混乱するのも無理はありません。
その場の状況やニュアンスをくみ取り、適切な表現を使いましょう。
文化の違いを頭に入れて、マナーを守った使い方をしたいですね。
日本語での「旦那」の使い方は、下記の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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