「旦那がスーツを着ると肩にフケがついてる!」
「旦那のまくらについてるフケがすごい…」
「旦那がいつも頭を掻いてて気持ち悪い!」
このようなお悩みはありませんか?
特に色の濃い洋服を着ていると、肩についてる白いフケが気になりやすいですね。
毎日しっかり洗っているのに、なんでパラパラと落ちてるんだろう…と、気になってゴシゴシ洗っていませんか?
今回は旦那のフケに対する正しい対策について徹底的に調べました。
- フケの正しい知識
- 旦那のフケの原因をチェック!
- フケが多くなる病気
- 旦那の健やかな頭皮環境を作るための正しいフケ対策3選を紹介!
詳しくお伝えしていきます。
フケの正しい知識
フケと言っても、正しい知識がなければ対処できません。
- そもそもフケは古くなった頭皮の角質
- フケにもタイプがある
- フケが多いとかゆみも併発!
では解説していきます。
そもそもフケは古くなった頭皮の角質
私たちの細胞は新陳代謝を繰り返しています。
頭皮も同じです。
頭皮の一番外側は角質細胞が覆っています。その表面をさらに皮脂の膜が覆い、乾燥や刺激から頭皮を守っています。角質細胞は、新陳代謝によって新しい細胞に入れ替わり、古い角質細胞は剥がれ落ちていきます。
健やかな頭皮ならば、古くなった細胞が小さな垢として剥がれ落ち、また再生を繰り返します。
何らかの影響でターンオーバーのリズムが乱れると、目に見えるくらいの大きさで剥がれてしまいます。
これが「フケ」です。
フケにもタイプがある
「べたべた(脂性)のフケ」と「かさかさ(乾性)のフケ」と2種類があります。
べたべたのフケとは、フケと頭皮の皮脂が混ざったものです。
頭皮は皮脂量が多く出やすいので、頭皮に存在する常在菌のバランスが乱れると影響を受けてしまいます。
シャンプーをしすぎてしまうと、頭皮に必要な皮脂や潤いまで洗い流してしまい、バリア機能が弱まることで刺激を感じやすくなります。
かさかさのフケは、ターンオーバーのリズムが早まってしまい、まだ成長してない細胞が剥がれてしまうものです。
正常な頭皮(約28日周期)は剥がれ落ちる垢は小さく目に見えない。
主に乾燥肌やアトピー性皮膚炎、幼児や中学生などに多く見られるものです。
フケが多いとかゆみも併発!
フケが出るとつい、頭皮が気になってしまいます。

フケが出るからしっかり洗わなきゃ!
ゴシゴシ洗うと気持ちいいんだ!
つねに意識が頭皮に向いていることで、過剰に頭皮を触るクセが増えてしまいます。
フケの他にもかゆみも気になる頭皮トラブルですが、誤った頭皮の洗い方が大きな原因です。
正しい方法を行うことで、フケやかゆみが改善されます。
当てはまる場合はぜひ改善してみましょう。
旦那のフケの原因をチェック!
旦那の普段の生活について振り返り、フケになる原因をチェックしてみましょう。
- 体質・季節・環境などの影響
- パーマ剤や染色剤によるダメージ
- 洗髪のしすぎ
- 洗髪時の汚れ残り(きちんと洗髪していない)
- シャンプー剤が合わない
- 糖分や脂肪分が多い食生活
詳しく解説していきます。
体質・季節・環境などの影響

俺は汗っかきだから、もう常に頭皮が濡れてる…

季節の変わり目は頭が乾燥してかゆくなるんだよな~
もともと汗をかきやすい、脂浮きしやすいといった体質も頭皮トラブルの原因になります。
他にも季節の変わり目は症状が出やすく、夏は暑くて汗をかきやすい、秋は乾燥して肌全体が乾燥によるかゆみを感じてしまうなども、フケの原因になりやすいですね。
パーマ剤や染色剤によるダメージ
カラーリングやパーマ剤は刺激が強く、頭皮にとっては大きなダメージです。

髪の色を変えたら、かゆくて我慢できない!

ボリューム出すためにパーマをかけたけど、頭皮がかぶれた…
必ずパッチテストをすることで、自分の肌に合うかを見極めましょう。
洗髪のしすぎ
洗髪しすぎの場合は頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥することで頭皮のバリア機能が低下し、刺激を感じやすくなります。

ごしごし洗わないとスッキリしないんだ
爪をたてて洗うと、頭皮や髪を摩擦でさらに悪化するので改善が必要です。
洗髪時の汚れ残り(きちんと洗髪していない)
洗髪をきちんとおこなわないと、頭皮にたまった皮脂や石鹼カスの残りが頭皮を刺激してしまいます。

頭なんてさっと洗ってるし!問題ないだろ?
正しくすすぐことが大切です。
シャンプー剤が合わない
じつはシャンプーの成分が合わないことも、フケやかゆみの原因になります。
市販のシャンプー剤はおもに合成界面活性剤が含まれ、コスパが安くてお財布には良いですが、洗浄効果が非常に高く頭皮環境にはオススメできません。
合成界面活性剤類は洗浄力が非常に強く、肌への刺激が非常に強い成分です。
- 必要な皮脂も洗い流すので、皮脂の分泌が過剰になり頭皮環境が悪化しやすい。
- 毛根への浸透によるダメージが強い。
- 頭皮の乾燥が続き、フケがでやすくなる。
肌の弱い方にとってはフケだけでなく薄毛や抜け毛の原因も考えられます。
フケが発生している頭皮は、特にダメージがあるので、自分の頭皮に合った成分を選ぶようにしましょう。
糖分や脂肪分が多い食生活
糖分や脂肪分が多い食事は、フケの原因の一つである「マラセチア菌」の増殖を促します。

仕事した後のビールと揚げ物はサイコーなんだけど!

インスタント食品ばっかり食べてるけど?
マラセチア菌は、真菌というカビの一種です。
肌に存在する常在菌と呼ばれ、バランスが乱れると頭皮に炎症を起こしやすくなります。
皮膚に刺激をもたらす食品として、脂肪分、糖分、コーヒー、アルコール、香辛料は過剰に摂取すると頭皮環境にも影響が出ますので摂取には気をつけましょう。
フケが多くでる病気
なんだかやけに旦那のフケが多い…そんな症状を感じたら、病気のサインかもしれません。
フケを伴う皮フ病にはいくつかあり、代表的な6つの疾患をご紹介します。
- 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
- 乾燥性湿疹
- 乾癬(かんせん)
- 白癬菌(はくせんきん)
- アトピー性皮膚炎
- 接触皮膚炎
では解説していきます。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
じつはフケを伴う皮フ病の多くは50%以上が脂漏性皮膚炎です。
患部は赤みがあり、やや黄色味を帯びた湿り気があるフケや、乾燥したうろこ状のフケが出るのが特徴です。
乾燥性湿疹
秋から春先にかけては空気が乾燥やすく、風邪をひきやすい季節となります。

エアコン下にいると、いつの間にか体がかゆくなるのよね

足に粉が吹いてかゆいなのよ

寒い時期になると空気が乾燥するからプツプツした湿疹ができやすくなるわ…
上記のような症状がある場合、乾燥性湿疹かもしれません。
他にも空調がきいたオフィスにいる方も、肌が乾燥しやすい環境とも言われています。
乾癬(かんせん)
乾癬は「紅斑(こうはん)」と呼ばれる周囲との境目がはっきりした皮膚の赤みと、「鱗屑(りんせつ)」と呼ばれる銀白色のかさぶたが特徴です。
紅斑は盛り上がっており、鱗屑(りんせつ)はポロポロとはがれ落ちていきます。
爪の変形や、関節の痛み・変形が起こることもあり、かゆみを感じる方が多くいます。
白癬菌(はくせんきん)
白癬菌とは水虫のことです。

え?水虫って足だけじゃないの?
白癬菌はヒトや動物の皮膚や毛髪および爪(つめ)の主成分であるケラチンを栄養源としているので、これらの部位に接触して感染すると、ケラチンの多く存在する表皮の角層に寄生して増殖し、白癬を生じる。ヒトの頭部の硬毛に感染すると頭部白癬(しらくも)、股部(こぶ)に感染すると股部白癬(頑癬、いんきんたむし)、足への感染では足白癬(水虫)、爪への感染では爪白癬(そうはくせん)(爪水虫)を生じる。イヌやネコなど動物から感染することもあり、小胞子菌属のミクロスポルム・カニス(イヌ小胞子菌)が寄生したペットに接触すると、表皮に発赤(ほっせき)や白癬を生じる。出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)白癬菌とは
水虫ときくと足の裏や指の間と思いがちですが、実は頭にもできます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、かゆみの症状が繰り返される疾患です。
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の“バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることが分かっています。そのため、外から抗原や刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こします。また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。
肌の免疫機能が低下することで、潤いを保つことができす、かさかさとかゆみに悩むためつらいですね。
接触皮膚炎
なんらかの形で原因物質に接触すると反応する症状です。
接触皮膚炎(接触性皮膚炎とも呼ばれます)とは、皮膚に何らかの物質が触れ、それが刺激やアレルギー反応となって炎症を起こしたものです。「かぶれ」とも呼ばれ、湿疹や赤み、かゆみ、水ぶくれや腫れなどさまざまな症状を伴います。基本的には原因物質が触れた部分に症状が現れます。接触皮膚炎(かぶれ、接触性皮膚炎)の症状・治療法【症例画像】|田辺三菱製薬|ヒフノコトサイト (mt-pharma.co.jp)より引用
他にも接触皮膚炎には「光接触皮膚炎」「アレルギー性皮膚炎」「刺激性接触皮膚炎」に大別されます。

長時間外にいるとかゆくなるんだ…
光接触皮膚炎の場合は光や紫外線が当たるとかぶれや炎症がおこり、皮膚が赤くなる、発疹やかゆみ、水ぶくれなどの症状があらわれます。
アレルギー性皮膚炎は肌に触れた原因物質に対して体の免疫反応が働き、誰にでも起こるわけではありません。

そばを食べるとかゆくなるんだよな~
原因となる物質にアレルギーのある人のみ現れる疾患です。
刺激性接触皮膚炎は私たちの体がもつバリア機能が許容範囲を超えた強い刺激に触れてしまった場合に起こる炎症です。
誰にでも起こる可能性のある疾患ですね。
旦那の健やかな頭皮環境を作るための正しいフケ対策3選を紹介!
健やかな頭皮環境には正しい方法が大事です。
ここでは主に3つの頭皮改善対策をご紹介します。
- シャンプーを変え、洗い方も見直す
- 食生活や生活習慣を改善
- それでもだめなら皮膚科へ行く
では解説していきます。
シャンプーを変え、洗い方も見直す
洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていたり、過度に洗髪してしまったりすると、皮脂が必要以上に落とされてしまい頭皮が乾燥します。
一番は自分に合ったシャンプーを見つけましょう。
ノンシリコンシャンプーや低刺激アミノ酸シャンプーといった刺激の少ないものを選ぶこともひとつです。
そして正しい洗い方を行うことです。
1.手ぐしやブラッシングで髪のもつれをときます
2.ぬるま湯で予洗いし、ほこり・汚れを落とします
3.適量のシャンプーを手にとり、よく泡立てながら髪を洗います
4.たっぷりのお湯で丁寧にすすぎます
5.リンスやコンディショナーで髪の表面をコートし、しっかりすすぎます
6.洗髪後はドライヤーなどでよく乾かします。(自然乾燥の場合、髪が濡れている時間が長くと細菌が繁殖しやすいのでNGです)
7.育毛剤などを使う場合は頭皮に塗布し、よくマッサージしましょう
健やかな頭皮には、正しい汚れの落とし方が重要です。
ぜひマスターしましょう!
食生活や生活習慣を改善
栄養バランスとれた食事は、毎日の健康には重要です。

お父さんは毎日揚げ物を食べるから…
ダメなのかしら?
特に脂性ふけの人は、皮脂の分泌を増やすはたらきのある脂質、糖質、ナッツ類などを摂ることを控え、体内から皮脂の分泌を抑制するはたらきがあるビタミンB2・B6を多く含む食品(レバー、魚、牛乳、納豆、魚肉ソーセージ、卵など)を摂るようにしましょう。
健康な肌を保つためには、摂取するものも正しく選ばなければいけませんね。
それでもだめなら皮膚科へ行く
フケやかゆみが改善されない場合は、医師に相談しましょう。
症状がひどい場合は、自己判断せずに医師に診てもらうことをおすすめします。
まとめ
まずは正しいフケについて知る必要があります。
- そもそもフケは古くなった頭皮の角質
- フケにもタイプがある
- フケが多いとかゆみも併発!
旦那の普段の生活についてちょっと振り返って、フケの原因をチェックしましょう。
- 体質・季節・環境などの影響
- パーマ剤や染色剤によるダメージ
- 洗髪のしすぎ
- 洗髪時の汚れ残り(きちんと洗髪していない)
- シャンプー剤が合わない
- 糖分や脂肪分が多い食生活
旦那のフケが多いならば、病気を疑う必要があります。
- 乾燥性湿疹
- 脂漏性皮膚炎
- 乾癬
- 白癬菌
- アトピー性皮膚炎
- 接触皮膚炎
3つの頭皮改善対策で、旦那の頭皮環境を改善してみましょう。
- シャンプーを変え、洗い方も見直す
- 食生活や生活習慣を改善
- それでもだめなら皮膚科へ行く
頭皮環境は毎日の生活習慣の積み重ねです。
正しい知識をもって、旦那の健やかな頭皮環境を目指しましょう!
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