「夫が50代でも妊娠はできる?」
「夫が50代で妊娠するデメリットはある?」
「夫が50代でも妊娠したい場合にできることはある?」
などとお考えではありませんか?
年の差カップルで、夫が50代になれば、妊娠をためらう妻も多いでしょう。
確かに夫が50代だと、将来のことも考えてしまうのも無理はありません。
当記事では
- 夫が50代で妊娠する場合のデメリット
- 夫が50代だからこそ得られる妊娠のメリット
- 夫が50代でも妊娠を望む場合にできること
といった内容を徹底解説していきます。
夫が50代で妊娠を望む方は、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただければ、夫が50代で妊娠することのメリットやデメリットが分かるはずです。
夫が50代で妊娠する場合のデメリット
夫が50代で妊娠する場合には、下記のようなデメリットがあることを覚えておきましょう。
- 自然妊娠の可能性が低くなる
- 将来的に教育費の捻出が厳しくなることも
- 育児の体力がない
- 障害児が生まれるリスク
- 若いパパに囲まれる
それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。
自然妊娠の可能性が低くなる
まずは「自然妊娠の可能性が低くなる」ことを覚えておきましょう。
女性の年齢だけが重視されがちですが、男性側も加齢に応じて衰えがくるもの。
確かに男性の場合、年齢に関わらず、死ぬまで精子が作られます。
しかし精子の数や、活動量は加齢に応じて劣化するのです。
高齢になればなるほど、活発な精子の数は減り、自然妊娠は難しくなるのです。
将来的に教育費の捻出が厳しくなることも
次に「将来的に教育費の捻出が厳しくなることも」挙げられます。
出産や妊娠は、子育てのスタートラインにすぎません。
たとえば夫が50歳で出産したとしても、20年後には70歳になっています。
定年を迎えた後にも、教育費を捻出しなければならないのは大きな負担となるでしょう。
教育費のために貯金をしたり、保険に入っておくことも検討しなければなりません。
育児の体力がない
高齢で子供を持つと「育児の体力がない」ことも。
年齢とともに、体力が低下するのは自然な現象です。
体力の回復も遅くなり、疲れが抜けきらない日もあるでしょう。
しかし、子供がいれば、一日中寝ているわけにはいきません。
仕事の後でも遊んでほしいとせがまれたり、休みの日にも外に連れて行かなければならないでしょう。
障害児が生まれるリスク
「障害児が生まれるリスク」も頭に入れておかなければなりません。
高齢になればなるほど、精子自体が老化します。
自然妊娠できたとしても、精子に力がなく、うまく細胞分裂ができなくなることも。
それにより、障害児が生まれるリスクも高くなります。
例えばアメリカの研究チームでは、2007年から2016年にかけて出生した赤ちゃん4,050万件の調査を実施。それによると、父親が45歳以上の赤ちゃんは、若いお父さんと比べて20g軽い体重で生まれ、2,500g未満になるリスクは14%高かったことがわかりました。
さらに、赤ちゃんが集中治療室で処置を受ける割合は14%、けいれんを起こす確率も18%高かったというデータが取れています。
ただし、あくまでもリスクであって、必ずしも障害児が生まれるとは限りません。
若いパパに囲まれる
最後は「若いパパに囲まれる」ことが挙げられます。
子供が生まれれば、保育園や幼稚園、小学校に行く機会も増えるでしょう。
若ければ若いほど、気力にも体力にも溢れています。
若いパパに囲まれて、自尊心が傷つけられることもあるでしょう。
若さ溢れるパパたちに気後れしないよう、自分をしっかり持っておかなければなりません。
夫が50代だからこそ得られる妊娠のメリット
さまざまなデメリットもある一方で、夫が50代だからこそ得られるメリットも。
- 精神面で余裕がある
- 経済的に安定している
- 子育てに割く時間を作りやすい
それぞれのメリットを具体的に見ていきましょう。
精神面で余裕がある
まずは「精神面で余裕がある」ことが挙げられます。
50代になれば、これまでにさまざまな人生経験を送ってきているでしょう。
仕事で経験したことは、子育てにも役立つもの。
また、子供中心に生活スタイルを合わせやすくなります。
今までに飲み会や旅行など、やりたいことはたくさんやってきたので、子ども中心の生活にも入りやすいでしょう。
経済的に安定している
「経済的に安定している」のもメリットのひとつ。
子供を育てるには、とにかくお金がかかります。
50代になれば、ある程度収入が安定している人も多いでしょう。
体力がない分、お金でカバーできることも。
若い頃に出産するよりも、経済的に安定しているというケースが多いようです。
子育てに割く時間を作りやすい
「子育てに割く時間を作りやすい」ことも挙げられます。
仕事のキャリアを積んできた夫であれば、社内でも融通を利かせやすいでしょう。
妻が仕事を休めない時に、夫が家にいられるというのは大きなメリット。
勤務している会社にもよりますが、若い頃よりは落ち着いて仕事ができる人も多いでしょう。
周りとの信頼関係が築けていれば、それだけ家庭での時間を作りやすくなるはずです。
夫が50代でも妊娠を望む場合にできること
夫が50代になると、先述したように自然妊娠の可能性が低くなります。
少しでも妊娠の可能性を高めるために、下記の点に注意しましょう。
- 生活習慣を見直す
- 酸化ストレスはできるだけ減らす
- 思い切って不妊治療を始める
生活習慣を見直す
まずは「生活習慣を見直す」ことが大切です。
精子の劣化と生活習慣には、大きな影響があります。
たとえば、下記のような生活習慣は精子の質を劣化させることも。
- 紫外線
- 喫煙
- 添加物や脂質の摂りすぎ
- ブルーライトの浴びすぎ
- 睡眠不足
積極的に身体を動かすなど、健康的に生活することを心がけましょう。
バランスの良い食事や睡眠も大切です。
酸化ストレスはできるだけ減らす
「酸化ストレスはできるだけ減らす」ようにしましょう。
酸化ストレスは活性酸素の産生が上回った状態のこと。
生体内には、活性酸素の傷害から生体を防御する抗酸化防御機構が備わっていますが、活性酸素の産生が抗酸化防御機構を上回った状態を酸化ストレスといいます。
酸化ストレスを少なくすることで、精子を作る力が上回ります。
またレスベラトロールという物質の効果も認められています。
思い切って不妊治療を始める
「思い切って不妊治療を始める」のも、対策のひとつです。
加齢に応じて、どうしても自然妊娠の可能性は低くなります。
不妊治療といっても、タイミング法や体外受精など、人によって方法はさまざまです。
令和4年4月からは不妊治療も、保険適用されることになっています。
勇気を出して、まずは病院で相談してみることもおすすめです。
夫が50代で子供を持った妻たちの体験談
夫が50代にもかかわらず、妊娠した先輩妻たちの体験談をご紹介します。
- 出産までは良かったものの育児で一苦労
- なかなか覚悟ができない
- 子供が生まれると元気になる
それぞれの声を詳しく見ていきましょう。
出産までは良かったものの育児で一苦労
年を取ればとるほど、体力はなくなっていきます。
アラフィフ、更年期症状を感じるようになって、
育児がつらい。
自分たちが高齢であれば、両親も当然高齢になるでしょう。
たとえ元気でも、孫の世話まではできないケースも少なくありません。
地域のサービスなどもうまく利用しながら、子育てしていく必要があるでしょう。
なかなか覚悟ができない
妊娠したくても、なかなか覚悟が決められないという人も。
男性で50歳で子供を作った方いらっしゃいますか?
年の差夫婦ですが、結婚当初あまり子供が好きじゃなかったのですが、子供を作ろうと決意しました。妻の私は30代前半です。
主人は子供が20歳になるまでちゃんと育てることができるかとても悩んでいます。
将来のことを考えると、どうしても不安になってしまうのも無理はありません。
経済面だけでなく、自分の健康面も不安になりますよね。
とはいえ、先述したように、高齢出産には高齢出産のメリットも。
子供が生まれると元気になる
子供が生まれることで、元気になる男性も。
我が家も年が離れており、主人は来月51歳になります。
息子は1歳1ヵ月です。
お酒の大好きな主人は今から息子と一緒にお酒を飲むのを楽しみにしています^^
主人が一人っ子だったので、一人じゃかわいそうと、一人目出産直後から、二人目妊娠に向けて頑張っています。
主人いわく、子供が生まれると元気になると申しております。
祖父母もそうですが、子供や孫は生きる希望になります。
- 一緒にお酒が飲みたい
- 花嫁姿が見たい
- 孫の顔が見たい
と人生の目標ができるでしょう。
確かに不安はあるでしょうが、その不安は年齢にかかわらず必ずあるものです。
前向きに考えながら、不安を解消する方法を探しましょう。
まとめ
夫が50代で妊娠する場合には、下記のようなデメリットがあります。
- 自然妊娠の可能性が低くなる
- 将来的に教育費の捻出が厳しくなることも
- 育児の体力がない
- 障害児が生まれるリスク
- 若いパパに囲まれる
さまざまなデメリットもある一方で、夫が50代だからこそ得られるメリットも。
- 精神面で余裕がある
- 経済的に安定している
- 子育てに割く時間を作りやすい
昔に比べ、近年では高齢の父親や母親も増加傾向にあります。
とはいえ、自然妊娠が難しいのも現実です。
早めに病院に相談し、不妊治療も検討しましょう。
夫が高齢であることによる、障害児の可能性については、下記の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてください。
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