「亭主を英語で言うと何になる?」
「亭主の英語ってハスバンドだよね?」
「亭主を使った英語の例文ってある?」
と考えることはありませんか?
最近は日本語でも亭主という言葉を使う機会が少なくなってきたので、ましてや英語でとなるとますます意味が分からなくなりますよね。
そこで今回は、亭主の英語や意味について徹底的に調べました。
当記事で紹介する内容は、下記の通りです。
- 亭主の英語や意味について解説
- 亭主の例文を紹介
- 日本語での亭主の語源や意味を紹介
英語に興味がある方や、亭主の言葉の語源に興味がある方はぜひ最後までお読みください。
正しい言葉の使い方が分かるようになるでしょう。
亭主の英語はhusbandだけじゃない?亭主の英語を紹介
亭主の英語というと、思い浮かぶのはhusbandではないでしょうか?
しかし、調べていくうちに亭主の英語にhusbandの他にも複数あることが発覚しました。
当項目では、亭主の英語について下記のことを紹介します。
husband(ハスバンド)
亭主を英語で言うと、husbandです。
husbandに関する詳細を、英辞郎を元に下記にまとめました。
- 名
- 夫、亭主
・A good husband makes a good wife. : 良き夫は良き妻を作る。◆ことわざ- 節約[倹約]家
他動
- 〔~を〕節約する、〔~を〕倹約して使う
- 〔~を〕管理する、〔~を〕維持する
husbandには配偶者を指す意味や、倹約家を表す意味があるので、配偶者の意味で亭主を使っている時に、訳す時はhusbandを使いましょう。
上記のように表せます。
husbandに関する詳細は、下記を参考にされてください。
host(ホスト)
亭主の別の英語は、hostです。
hostについて、英辞郎を元にまとめました。
host
1名
- 〔客をもてなす〕主人、ホスト◆迎え入れた客を、飲食物を提供してもてなす人。
・I enjoyed the party because the host was voluble and funny. : 主催者が弁舌爽やかで面白かったので、私はパーティーを楽しみました。- 〔テレビのショーなどの〕司会者、ホスト
・The host announced the recipient of the award. : 司会者は受賞者を発表しました。- 〔寄生動植物の〕宿主、〔托卵などの〕仮親
- 〔宿屋などの〕主人、亭主
- 《医》〔移植皮膚や臓器の〕宿主、受給者
- 〔イベントの〕主催者
- 〔スポーツ大会などの〕開催地
- 《コ》ホスト◆【同】host computer
英辞郎からもわかる通り、hostは主催者、司会者、もてなす人、宿屋の主人といった意味があります。
特に客をもてなす人という意味合いが強い言葉です。
上記のように、表せます。
master(マスター)
亭主を主従関係(上下関係)の意味合いや、尊敬を込めて使う場合はmasterを使いましょう。
masterについて、英辞郎をもとに詳しく調べました。
master
名
- 〔職人の〕親方、〔ビジネスマンの〕上司、〔従業員の〕雇い主、〔奴隷の〕所有者◆他の人を監督する権限を持つ人。
・It’s not his place to question his master’s decisions. : 主人の決断を疑うのは彼の職分ではない。- 〔製造業の分野の〕熟練工、マイスター
- 〔芸術などの分野の〕名人、達人、大御所、巨匠
- 〔農場などの〕所有者、オーナー
- 〔家庭の〕主人、家長
- 〔敵を負かした〕勝利者、優勝者◆文学的表現
- 〔修士号を持つ〕修士、マスター
- 〔男性の〕教師、校長、講師
- 《海事》〔商船の〕船長◆【同】master mariner
- 〔宗教の〕指導者、導師
- 《the Master》《キリスト教》主、イエス・キリスト
- 〔コピーの元となる〕原本、オリジナル、マスター、原盤
- 〔チェスやブリッジの〕最高位保持者、マスター
- 《英法》判事補佐官
- マスター◆従属装置(スレーブ)を制御する側の装置。◆【対】slave
- 《Master》〈古〉お坊ちゃん◆男の子に対する敬称。
・Young David Copperfield was called Master Davy. : 若き日のデイヴィッド・カパーフィールドはデイヴィー坊ちゃんと呼ばれた。
英辞郎の説明によると、masterは自分の尊敬する人や上司、雇い主、親方などを指す時に使う言葉です。
特に尊敬や敬意が込められています。
上記のように、雇い主や、家の家長を意味する時に使いましょう。
亭主の英語の使い方を紹介
「実際に日常生活で亭主を使ったフレーズを知りたい」と思うことはありませんか。
当項目では亭主を使った英語の表現方法や、例文について下記のことを紹介します。
自分の亭主を指すときの英語の使い方を紹介
自分の亭主を指すときの英語の一例を、下記にまとめました。
- My husband is a drunkar:うちの亭主は飲んだくれだ
- My husband won’t come home today:今日は亭主が帰ってきません
英語の配偶者を表す言葉は、husbandだけです。
上記のように、亭主の英語は、夫や旦那、主人と同じように使用します。
他人の亭主を呼ぶときの英語での使い方を紹介
他人の配偶者のことを話す時にも、亭主を使うことがありますよね。
他人の配偶者で亭主を使うときの英語の言い方の一例は、下記の通りです。
- That girl has a husband:あの娘さんは亭主がいるよ
- Keiko henpecks her husband:恵子は亭主を尻に敷いている
自分の配偶者を表すのと同様、husbandを使います。
日本語のように、いろいろな言い回しがないのは嬉しいですね。
配偶者以外の意味で亭主を使うときの英語での使い方を紹介
主人、主催者という意味合いを含めて亭主という場合は、hostを使うのがいいでしょう。
- Our host at the restaurant was very friendly:レストランの亭主はとても親しみやすい人でした。
- The host came outside to greet the new guests:亭主は新しいゲストを迎えるために出てきました。
上記のように、もてなす人や主催者という意味で亭主を使う時にはhostと使います。
masterを使った例文を、下記にまとめました。
- A man, apparently the master of the house:家の亭主らしき人が出てきた
- Giro is a third -generation soba master:次郎さんは3代目の蕎麦屋の亭主だ
上記のように、熟練した人や、師匠、家の家長を表す時にはmasterを使いましょう。
英語で亭主関白を使うのはまずい?理由を紹介
日本では、普段の会話の中で亭主関白という言葉をよく使いますよね。
上記のように、普通に使うことがほとんどです。
しかし英語圏でネイティブと会話する際は、気軽に亭主関白を使わないほうがいいでしょう。
当項目では、ネイティブとの会話で亭主関白を使わない方がいい理由について下記のことを紹介します。
男女差別に厳しい英語圏では亭主関白は一大事に!
男女差別に敏感な英語圏の人は、亭主関白と言う言葉に対しても敏感です。
亭主関白を英語で表現すると、下記のように表現します。
上記のように亭主関白を英語で表すと、夫が家庭を支配し管理しているようすや、妻や子供たちを監視、コントロールしようとしているイメージを与えます。
日本の亭主関白の要素を通り越して、ひどい夫のイメージを与えてしまうのです。
亭主関白は冗談にならない
上記の項目でも紹介した通り、男女平等に敏感な英語圏のネイティブが英語で亭主関白と聞くとマイナスな印象を受けます。
気軽に話すことで、下記のように思われかねません。
日本人のノリで、ちょっとした冗談で話したり、気軽な会話として話題にしたつもりでも、相手は冗談で受け取らない可能性もあるでしょう。
深刻な場合を除いて、冗談のつもりで亭主関白を使わない方が賢明です。
亭主とは?日本語での亭主の意味や語源を紹介
「そもそも亭主とはどんな意味があるの?」と、考えることはありませんか?
特に最近はあまり使われなくなってきているので、とっさに聞かれても答えが出てこない場合もあり得ます。
当項目では、亭主の意味や語源について下記のことをまとめました。
亭主の意味を紹介
亭主の意味について、weblio辞書には下記の説明が載せられています。
1 その家の主人。特に宿屋・茶店などのあるじ。
2 夫(おっと)。
3 茶の湯で、茶事を主催する人。主人。
亭主のそもそもの意味は、下記の意味合いがあります。
現在は場合によっては下品な印象を与えたり、冗談で使ったりすることもありますが本来の意味はとても敬意のこもった呼び方なのです。
亭主の語源や使い方を紹介
亭主の語源は「やぐら」です。
亭主の語源や歴史について、次に紹介します。
高く聳える建物の主人が語源になっていることからも、亭主は一家の主人という、とても尊敬される立場を表す言葉だったとわかります。
現在の使い方や、亭主が受ける印象は下記の通りです。
【使い方】
- 一般的に配偶者を亭主とは使わない
- 公の場では亭主を使わない
- ことわざや慣用句の一部として使われることもある(亭主は元気で留守がいい)
- 冗談として使われることもある
【亭主が受ける印象】
- 人によっては下品に感じる人もいる
- ことわざや慣用句として使うことで、日本語の幅を広げられる
上述の通り、他の配偶者を指す言い方に比べると、普段の会話の中で亭主を使う機会は少なくなってきました。
しかし亭主の意味やことわざ、慣用句を知っておくことで日本語の幅を広げられ、会話を楽しめます。
亭主を使ったことわざについては、下記を参考にされてください。
まとめ
亭主を英語で表すと、それぞれ下記の通りです。
- husband(ハスバンド)
- host(ホスト)
- master(マスター)
亭主関白は、英語だと下記のようになり男女平等の関係から気軽に使いません。
- Bossy husband(ボス、親分のような亭主)
- Dominant husband(支配的な亭主)
- Controlling husband(監視、支配する亭主)
亭主の日本語の意味を、再度まとめました。
- 配偶者(夫)
- 家の主人、家長
- 主催者
亭主の意味を知ることで、どの英語を使うのが適切か判断できます。
ネイティブの気持ちや考え方も理解し、相手に誤解のないように使い分けるようにしましょう。
配偶者を表す英語についてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にされてください。
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