「ピロリ菌ってなに?」
「家族で感染してしまうの?」
「感染したらどうすればいいの?」
上記のような悩みを抱えていませんか?
体調の変化に気づいた時、これからどうなってしまうんだろう!って不安になりますよね。
この記事では
- 旦那が感染してしまったら!知っておくべきピロリ菌の正しい知識について
- ピロリ菌感染者の自覚症状はどうなの?
- ピロリ菌ってキスや性行為でうつってしまうの?
- ピロリ菌に感染したらどうすればいいの?
上記の項目について詳しく解説していきます。
正しい知識を身につければ、慌てる必要はありませんよ。
旦那が感染してしまったら!知っておくべきピロリ菌の正しい知識について
もしも、旦那さんがピロリ菌に感染してしまったらどうなるでしょうか?
- ピロリ菌とは?
- 感染経路は水や食べ物と一緒の摂取が大きい
家族としては、どう生活していくべきか重要です!
まずはピロリ菌ってどんなものなのか、詳しく解説していきます。
ピロリ菌とは?
ピロリ菌の特徴は、酸性である胃の中でも生息しつづけること。
胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、自分の周りを中和することで、強酸性の胃の中でも生きていくことができます。
ピロリ菌は自身の能力を上手に使う賢い細菌です。
胃の中は閉ざされた空間で、栄養は豊富で常に湿っています。
まさにピロリ菌には天国です。
感染経路は水や食べ物と一緒の摂取が大きい
ピロリ菌に感染している人の多くは、幼少期に衛生環境が良くなかった世代です。
そこから水を使い、経口感染に繋がっていったと考えられます。
乳幼児期に家族がすでに感染していた場合、気づかないうちに口を介して感染してしまったという場合が要因です。
現在は水道も整備され、水も消毒されていますので、きれいで安全な水を飲むことができます。
現在の環境でのピロリ菌感染は、ほぼなくなりました。
ピロリ菌感染者の自覚症状はどうなの?
ピロリ菌に感染したら、体の中はどうなるのでしょうか?
なんらかの自覚症状があれば病院へいきますが、必ず出るとは限りません。
- 主な感染した場合の症状について:胃の中
- 主な感染した場合の症状について:口臭
無自覚な保菌者の方が実は多く、自分では気づかないことが非常に多いです。
感染したらどうなるのか、詳しく解説していきましょう。
主な感染した場合の症状について:胃の中
以下のような症状はありませんか?
- 胃もたれ
- 吐き気
- 空腹時の痛み
- 食後の腹痛
- 食欲不振
上記は一例です。
上記のような胃の不快感がいつもあるようならば、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍といった病気が疑われます。
胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんが病気を再発を繰り返す場合は、ピロリ菌感染の疑いが強いので、医師に相談しましょう。
菌に感染した状態が長くなるほど、胃の中で炎症が起こりやすく、様々な病気を引き起こすことが考えられます。
主な感染した場合の症状について:口臭
ピロリ菌が作りだしたアンモニアなどの有害物質が、口臭の原因です。
胃の中で充満したアンモニアが、呼吸を通して上に上がってくるのことでクサイ!と感じてしまうのです。
口臭の二大原因は歯周病とピロリ菌と言われます。
もしも歯周病でなかった場合は、ピロリ菌が原因かもしれません。
ピロリ菌ってキスや性行為でうつってしまうの?
風邪ならうつらないようにマスクをするといった防護が可能ですが、家族にピロリ菌感染者がいた場合はどうすればいいのでしょうか。
- 家族間の食事や生活編
- 夫婦間(恋人)の性行為編
- 子供とのスキンシップ編
- 同僚や友人編
様々なシーンごと、どうすればいいのかを上記の項目ごと解説していきます。
家族間の食事や生活編
ピロリ菌感染は、おもに経口感染と呼ばれています。
成人になった後でも、日常生活をおくる上では感染のリスクは低いです。
夫婦間(恋人)の性行為編
成人になってからのキスも、大人から大人へと感染するということはまずないと考えられます。
子供とのスキンシップ編
実はピロリ菌感染者の多くは子供(幼児)のときに感染していました。
普通に生活する上では感染することはないですが、乳幼児に食べ物を与える場合、口移しなどは非常に危険です。
同僚や友人編
家族と同じように、普通に生活する場合は問題ありません。
大人同士の感染は低いと言われています。
ピロリ菌に感染したらどうすればいいの?
もし感染していたことが発覚したら、すぐに治療が必要になります。
消化器外科、胃腸科内科など消化器を専門にしている病院へ受診しましょう。
- 除菌治療:一次除菌
- 除菌治療:二次除菌
- 定期健診で経過を見る
どのような治療を行うのか、上記の項目について詳しく解説していきます。
除菌治療:一次除菌
ピロリ菌を除菌する場合、内服薬を服用して治療を行います。
ピロリ菌には専用のお薬しかありません。
- 胃酸の分泌を抑える薬
- 抗生剤薬
一日2回、7日間連続で飲み切ります。
薬にもメーカーごと様々です。
(例)ラベキュアパック400の場合
ラベプラゾール10mg
アモキシシリン750mg
クラリスロマイシン200mg
上記のシート剤を一日2回、7日間連続で飲み切ります。
ということがないように、必ず飲み切ってください。
お薬を7日間飲み終えてから、4週間後に除菌できたかどうかの1回目の検査をします。
除菌治療:二次除菌
上記の1回目の検査で除菌ができなかった場合、飲んでいたお薬の2種類の抗菌剤のうち、1種類だけを別の抗菌剤に変えて除菌を行う方法です。
(例)ラベファインパックの場合
ラベプラゾール10mg
アモキシシリン750mg
メトロニダゾール250mg→前回はクラリスロマイシン200mg
一次除菌と同様に一日2回、7日間連続で飲み切ってください。
しっかり服用したとしても、中には2回目でも除菌できなかったという場合もあります。
1回の除菌での除菌率は平均85%と言われています。2回の除菌だともっと成功率が上がりますが、100%は除菌できません。
その場合は三次除菌…と言いたいですが、保険が適用になるのは二次除菌までになります。
定期健診で経過を見る
二次除菌がうまくいかなかった場合、ほとんどの場合は経過観察をしていきます。
なぜなら三次除菌は自費診療になってしまうからです。
それでも除菌を希望される場合は、専門のクリニックにご相談ください。
ほとんどの方はピロリ菌に感染していることを承知の上で、胃カメラなどの検査を行い、経過観察をしていく方法が多いです。
症状に変化が現れた場合は、速やかに治療に専念しましょう。
補足:アレルギーによる副作用もある
もともとアレルギーを持っている場合は、診察時に自分がどんなアレルギーを持っているのか予め伝えておきましょう。
なぜなら薬のアレルギー(ペニシリンアレルギー等)で反応を起こす場合もあるからです。
下痢や軟便は頻度の多い副作用ですが、服用を中止せずに続けることが場合がほとんどです。
気になることがあれば、医師や薬剤師に相談を行いましょう。
ピロリ菌に感染したら胃がんになってしまうの?
ピロリ菌に感染すると、胃がんになるリスクが非常に高いです。
ピロリ菌陽性の人が1年間に平均0.5%胃がんが発生する率はほどというデータもあります。
一生で換算すると、ピロリ菌感染者の1割ほどが胃がんになる計算です。
年々これが累積して、一生で計算するとピロリ菌陽性の人の1割が胃がんになると言われています。
50歳以上で8割の人がピロリ菌を保菌者!
全国で一年に10数万人の人が胃がんにかかっていることになっていました。
自身の不調を感じた場合は、すぐに病院へ受診をおすすめします。
病気の進行状況によって、投薬治療など行います。
旦那がピロリ菌に感染した場合家族が注意すべきこと
旦那がピロリ菌に感染したとわかった場合、家族はどうすればいいのでしょうか。
- 検査を受ける
- 乳酸菌を取り入れる
上記の項目について、詳しく解説していきましょう。
検査を受ける
妻やこどもへの感染が気になる場合はぜひ検査を受けてもらいましょう。
検査も色々あります。
- 血液や尿に含まれる抗体を調べる検査
- 便に含まれる抗原を調べる検査
- 検査用の薬を飲み、一定時間経過した後に吐き出された息(呼気)を調べる尿素呼気試験
- 胃カメラ検査中に組織を採取して調べる検査
- 胃カメラ検査で行う検査(ウレアーゼ法、培養法、鏡検法)
調べることは、自分も家族も守る事です。
大切な家族の体の状態を知ることで、不安要素を無くしましょう。
乳酸菌を取り入れる
乳酸菌を取り入れることでピロリ菌の増殖は抑えられ,潰瘍の発生率も低下するとも言われています。
身近にあるものならヨーグルトやヤクルトといったものを活用しましょう。
その中でもオススメなのが、LG21乳酸菌です。
LG21乳酸菌の特徴は「ピロリ菌を攻撃する」こと。
実はこの乳酸菌が作りだす「乳酸」がピロリ菌にとっては弱点で、力を弱らせる効果が高いです。
毎日の食事に取り入れることで、少しずつ胃を守ることができますよ。
まとめ:もし旦那がピロリ菌に感染したら?知っておくべきピロリ菌の正しい知識
旦那が感染してしまったら!知っておくべきピロリ菌の正しい知識について以下の通りです。
- ピロリ菌とは?
- 感染経路は水や食べ物と一緒の摂取が大きい
ピロリ菌感染者の自覚症状は以下の通りです。
- 主な感染した場合の症状について:胃の中
- 主な感染した場合の症状について:口臭
ピロリ菌ってキスや性行為でうつってしまうのか生活に影響がどう出るのか挙げてみました。
- 家族間の食事や生活編
- 夫婦間(恋人)の性行為編
- 子供とのスキンシップ編
- 同僚や友人編
私たちにできることは、毎年の定期検診はもちろん、日々の生活で胃の不調サインに気づくことが大切です。
検査でピロリ菌がいると判明したなら、忙しいからと言わずに受診を行い、早期に対処できるよう努めましょう。
胃の負担が無いような生活を送れるよう、心がけたいですね。
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