「『夫』の呼び方マナーが知りたい!」
「『夫』の呼び方でマナー的にNGなのはどれ?」
「『夫』の呼び方にマナーがなってないと思うのは私だけ?」
といったお悩みを抱えていませんか?
『夫』のように男性側の配偶者を指す言葉は『夫』以外にもいくつかあります。
呼び方のマナーを知って、適切な使い方ができるようにしましょう。
当記事では
- 『夫』の呼び方マナーが知りたい!
- 『夫』を呼ぶ際のNG表現
- 第三者の夫に使える表現は『旦那』か『主人』
といった内容を徹底解説していきます。
『夫』の正しい呼び方が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただければ、さまざまな場面における『夫』の正しい呼び方マナーが分かるはずです。
『夫』の呼び方マナーが知りたい!
『夫』の呼び方のマナーは、それぞれの場面に応じて異なります。
話している相手によって、呼び方を変えるようにしましょう。
- ビジネスシーン:夫
- 目上の人:主人
- ママ友や親しい友人:旦那
- 両親や親戚の前:名前+「さん」
それぞれのパターンに分けて、詳しく解説していきます。
ビジネスシーン:夫
まずビジネスシーンでは『夫』を使うのがマナーです。
『夫』は『妻』の対義語で、夫婦間の対等な立場を示す言葉でもあります。
主従関係を示す言葉ではないので、相手を選ばずに使うことができるでしょう。
『夫』は公式な書類などにも用いられる表現です。
目上の人:主人
目上の人と会話をしている場合は『主人』を用います。
礼儀正しく落ち着いた印象を与えることができるでしょう。
とはいえ『主人』には、雇用主や自分が仕える者を敬う意味も含まれます。
しゅ‐じん【主人】 の解説
1 家の長。一家のぬし。また、店のぬし。あるじ。「隣家の―」「老舗 (しにせ) の―」2 自分の仕える人。雇い主など。「―の不興を買う」
3 妻が他人に対して夫をさしていう語。「―は出張しております」
4 客を迎えてもてなす立場の人。「―役をつとめる」
主従関係をイメージするため、現代ではあまり使いたくないという人も多いようです。
『主人』という呼び方に抵抗がある人は『夫』を使うことも可能です。
などといった使い方をします。
ママ友や親しい友人:旦那
ママ友や親しい友人との会話では『旦那』が多く用いられるようです。
『旦那』はもともと古代インドのサンスクリット語に由来しています。
日本に伝わり「与えてくれる人」「生活の面倒を見てくれる人」という意味で使われるようになりました。
そのため『主人』と同じく、主従関係をイメージしてしまう人も多いようです。
『旦那』を使いたくない人は『夫』もしくは下の名前で呼ぶことができるでしょう。
相手が自分の配偶者をどのように呼ぶかを観察し、それに合わせるというのも一つの方法です。
周りが全員『旦那』と呼んでいるのに、自分だけ『夫』を使うと不自然になることもあるでしょう。
両親や親戚の前:名前+「さん」
両親や親戚の前では「名前+『さん』」を使います。
普段は呼び捨てにしている人も、両親や親戚の前では「さん」を付けるのがマナーといえるでしょう。
嫁が自分の息子を呼び捨てにしていると
と感じる人も少なくありません。
義両親との関係性にもよりますが、呼ぶ時には『さん』を付けるようにしましょう。
『夫』を呼ぶ際のNG表現
『夫』を呼ぶ際のNG表現も解説していきます。
「絶対」ではありませんが、大人のマナーとして、覚えておきましょう。
- 自分の夫に「さん」「様」を付けるのはNG
- 『パパ』呼びは違和感を抱く人も
- 『旦那』呼びは要注意
それぞれの注意点を詳しく解説していきます。
自分の夫に「さん」「様」を付けるのはNG
まず自分の夫に「さん」や「様」を付けるのはNGだということを覚えておきましょう。
『旦那』と呼ぶとぞんざいに扱っているように感じて、ついつい「さん」や「様」を付けたくなってしまう人もいますよね。
しかし日本語のマナーとして、身内に敬称を付けるのはNG。
たとえば
とは言いませんよね。
正しい日本語のマナーは
となります。
同じように『夫』も自分の身内ですので、敬称は付けません。
「旦那さん」「旦那様」は自分の夫を指す言葉としては適していないので、覚えておくようにしましょう。
『パパ』呼びは違和感を抱く人も
自分の夫を『パパ』と呼ぶことに、違和感を抱く人もいるようです。
もちろん子供が小さいうちは、子供の呼び方に合わせて『パパ』を使う家庭もあるでしょう。
しかし、ママ友同士や知人との会話で用いる際は注意が必要。
たとえば
など、相手の夫を『パパ』と呼ぶのは失礼にあたる可能性があります。
特に相手に子供がいない場合は、不快な思いをさせてしまう可能性もあることを覚えておきましょう。
『旦那』呼びは要注意
最後に『旦那』呼びをする際にも注意が必要です。
先述したように『旦那』には本来「養ってくれる人」「面倒を見てくれる人」などの意味があります。
相手を敬った言い方なのですが、現代ではカジュアルな呼び方として用いられるのが一般的です。
第三者の夫に使える表現は『旦那』か『主人』
話し相手や第三者の夫を指すには『旦那』もしくは『主人』を用います。
のように「ご」や「さん」「様」を使った使い方が一般的です。
『夫』は第三者の夫に対しては使うことができません。
稀に「夫さん」といった呼び方もあるようですが、まだまだ普及しているとは言えない呼び方です。
違和感を与えてしまう可能性もあるので、使う際には注意しましょう。
『主人』『旦那』というう呼び方に抵抗があれば、名前に『さん』を付けて呼ぶことも可能です。
『夫』の呼び方に違和感を抱く妻たちの声
『夫』の呼び方にはいくつかのマナーがあるということを見てきました。
マナーは絶対ではありませんが、相手によっては呼び方で不快な思いをさせてしまうことを覚えておきましょう。
ネット上では
- 愛人関係をイメージする人も
- 主従を示す言葉に違和感
- マナーがなっていないと感じることもある
それぞれの声を詳しく紹介していきます。
愛人関係をイメージする人も
『旦那』という呼び方で、愛人関係をイメージする人もいるようです。
「ダンナ」はそもそも檀家のことであり、出資者、スポンサーという意味です。
夫婦関係ではなく愛人関係を意味するので、よろしくないでしょう。
『旦那』は配偶者を意味する言葉でもありますので、間違いではありません。
しかし意味の中には「パトロン」といった意味も含まれます。
誤解を与えないよう、話す相手によって使い分けるようにしましょう。
主従を示す言葉に違和感
『旦那』や『主人』といった呼び方に違和感を覚える人も少なくありません。
私は、ついうっかり「誰某さんのご主人」などといってしまうのだが、これに嫌悪を示す女性は多い。だって、「主人」なんて明らかに対等じゃないし、主従関係を示す言葉だもんね。
昔は『主人』と呼ぶのが一般的だったようですが、現代では『主人』呼びは減少傾向にあります。
文化庁が1999年、全国の既婚女性約900人に行った調査で、配偶者を主人と呼んでいたのは75%。一方、調査会社「インテージリサーチ」が2017年に既婚女性約3300人を対象にした調査では、主人と呼ぶ人は23%だった。
近年では男女平等の議論が活発化しており、呼び方に違和感を覚える人も増えてきているようです。
マナーがなっていないと感じることもある
相手の呼び方に「マナーがなっていない」と感じる人もいます。
私は会社や友達と旦那の事を話する時、「旦那」と呼びます。
ですが、友達や会社の同僚はみんなの前で「旦那さん、旦那様」と呼びます。私は人前での会話で旦那に「さん、様」をつけるのは、マナーとしておかしいと思っていたのですが、そうではないのでしょうか?
自分とは異なる呼び方をしている場合、確かに相手の呼び方や話し方に違和感を覚えることもあるでしょう。
とはいえ、マナーはルールとは違い、何かによって決められたものではないことは覚えておくべきです。
相手の言葉に目くじらを立てるのではなく
程度に聞き流すと、気持ちも楽になるでしょう。
まとめ
夫の呼び方は、シーンによってマナーも異なってきます。
- ビジネスシーン:夫
- 目上の人:主人
- ママ友や親しい友人:旦那
- 両親や親戚の前:名前+「さん」
『夫』を呼ぶ際、下記の呼び方はNGですので覚えておきましょう。
- 自分の夫に「さん」「様」を付けるのはNG
- 『パパ』呼びは違和感を抱く人も
- 『旦那』呼びは要注意
マナーとは相手に不快な気持ちを与えないように、個々で気を付けるべきことです。
言葉遣いにおいては、相手に尊敬の気持ちを込めて丁寧に話すといった意味があります。
夫が自分のことを呼ぶ時のマナーについては、下記の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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