「旦那が急に独立したいと言いだしたけど、どうしたらいいの?」
「旦那の独立を妻として支えるべき?」
「旦那が独立したいと言ってきたけど、離婚したほうがいい?」
上記のようにお考えではありませんか?
独立したいという旦那の夢を応援したい気持ちはある。けれど先々の生活が不安。
お子様がいればその不安はさらに増すでしょう。
そこで当記事では次の内容について説明していきます。
- 旦那が独立したいと言い出したとき、離婚すべきか、支えるべきか。
- 旦那の独立を止める方法
- 旦那の独立に際して、確認すべきこと
旦那が急に独立したいと言い出して不安に思っている場合はぜひご覧ください。
旦那が独立したいと言ったときは離婚するべき?
旦那が独立したいと急に言い出したら、驚くことでしょう。
先々の不安が先に立ち、反対する妻が大半ですよね。
それでも旦那が独立をやめなかったときの
- 離婚するべきケース
- するべきではないケース
をご紹介します。
離婚するべきケース
- 独立が現実逃避の手段になっている
- 独立すると言って、家族の話を聞こうとしない
独立したいと思う理由は人それぞれです。
しかしその理由が
という理由の場合は、独立を止めたほうがいいでしょう。
なぜなら「独立」にこだわる必要がありません。転職すればすむことです。また現実から逃げるための独立が、成功するはずがありません。
また
「自分が」独立したい。だから家族は関係ない、というわけにはいかないからです。
独立は大なり小なり家族にも迷惑や負担、不安を与えます。
そんなことすら旦那がわかっていない、わかろうとしないのであれば、先々で苦労する可能性が高いです。
そのような自分に甘く、見通しが甘い旦那では独立もうまくいくはずもなく、離婚を視野に検討したほうがいいかもしれません。
離婚するべきではないケース
家族のことも考え、しっかりとした見通しのもと独立したいという旦那であれば応援してあげましょう。
たとえば、
と真摯に言われたら応援したくなりませんか?
家族を守る覚悟、最後までやり通す覚悟が旦那にあるのであれば、独立というチャンスを応援してもいいのではないでしょうか。
旦那の独立を止める方法
と悩んでいらっしゃる場合は、以下のことを試してみることをお勧めします。
そのうえで旦那の独立する気持ちが揺るがないのであれば、その意思は固いということでしょう。
具体的な止める方法は次の通りです。
- 稼がなければいけない金額を提示する
- 独立のリスクについて話す
この項目では具体的な独立を止める方法を解説していきます。
稼がなければいけない金額を提示する
生活するために稼がなければいけない金額を具体的に提示してみせましょう。
夢見がちに独立したいと言っているだけなのであれば、これで現実に目が覚めるはずです。
また以下のものを自分で支払わなければいけなくなります。
- 保険料
- 年金
- 税金
会社員のときは当たり前のように給料から天引きで会社が支払ってくれていたものが、独立したら当然自分でその手続きをしなければいけません。
つまり稼がなければいけない金額は、生活費+保険料+年金+税金ということになります。
また
へと切り替わります。
社会保険の場合は会社が一部を負担してくれていますが、国民保険へと切り変われば全額負担です。
ほとんどの場合、以前より高くなると思っておいたほうがいいでしょう。
また年金も、厚生年金のほうが一般的に手厚いです。
いざというときのことを考え、保険を個人で追加することも考えないといけないかもしれません。
そう考えると、旦那が思っていた以上のお金が必要になってくるのではないでしょうか。
それだけの金額を個人で稼がなければいけない、ということをわかってもらいましょう。
独立のリスクについて話す
旦那が急に独立したいと言い出したら、先々の不安から、今までの不満や文句を頭ごなしに言いがちです。
しかしそこはぐっとこらえ、まず旦那の話を聞きましょう。
旦那の話も聞いたあとに、独立に関してのリスクについても話し合いをしましょう。
リスク①:金銭面
今後の生活費をどうするかを考えないといけません。
上記で解説した通り、会社がやってくれていたことの一切を自分で手続きをし、支払っていくことになります。
つまり会社員時代+αの生活費が毎月必要になるということです。
しかし事業が軌道にのるまでには時間がかかります。場合によっては年単位でかかり、自分の給料から補填しなければいけない、なんてことも珍しくありません。
会社運営には意外とお金がかかることも忘れてはいけません。
法人化すれば当然そこには法人税がかかりますよね。
また手続きに税理士や会計事務所を利用するのであれば、そのお金もかかってきます。
つい見落としがちですが、営業のための名刺の作成やパソコンの準備など、雑費が意外とかかるものです。
さらに従業員を雇うとなれば、たとえ自分が無給だったとしても、従業員には給料を支払わなければいけません。
リスク②:会社員の頃より忙しい
個人事業主は会社員より自由はきくかもしれませんが、会社員より暇ということではありません。
むしろ事業を軌道にのせるため、会社員時代よりがむしゃらに働かなければならないでしょう。
リスク③:すべてが無駄になる可能性がある
それだけ頑張ったとしても、事業が軌道にのらず、倒産となってしまえば、すべてが無駄になる可能性があります。
それどころか負債を抱えてしまう可能性も十分にあるのです。
これらのリスクをきっちり理解しているのか、旦那と一度よく話し合いをしましょう。
そこまでの覚悟がないのであれば、独立をあきらめるはずです。
旦那の独立を応援する方法
いざ旦那の独立を応援すると決めたなら、妻はどのような心づもりで準備をしておくのがよいのでしょうか?
以下のようなことを準備しておくことをお勧めします。
- 貯蓄をしっかりしておく
- 旦那が独立しても「一緒に頑張る!旦那を支える!」という覚悟を持つ
- 旦那とは別に収入を得る
- 社会的信用性の必要なものは会社員のうちにしておく
この項目について具体的に解説していきます。
貯蓄をしっかりしておく
独立したからといって、すぐに順風満帆に業績をのばせるとは限りません。
むしろその可能性のほうが低いです。
事業の心配だけでも心労はかなりのものなのに、さらに当面の生活費の不安まで抱え込んでしまったら、うまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。
独立を考えているのであれば、まずは当面の生活費を確保しましょう。
旦那が独立しても「一緒に頑張る!旦那を支える!」という覚悟を持つ
「一緒に頑張る!旦那を支える!」という覚悟が必要です。
旦那は、
家庭がギスギスし、心地よい場所でなくなってしまったら、旦那も追い詰められてしまうからです。
追い詰められた状態では、良いアイディアも生まれません。
また妻がそれだけの覚悟で自分を支えてくれるとわかれば、旦那も家族や妻のためにも失敗してはいけないとがむしゃらに働いてくれます。
応援すると決めたのなら、旦那を信頼し、たとえ事業が不安定な時期が続いたとしても、また最悪事業が失敗したとしても「私が支える!」という気持ちを持ちましょう。
旦那とは別に収入を得る
旦那とは別に収入を確保しましょう。
旦那が独立した場合、妻が経理を、なんていう場合もたまに聞きます。
しかしあまりお勧めはしません。
事業が軌道に乗らず失敗してしまった場合、共倒れになってしまうからです。
リスクヘッジを考え、妻は別に収入源をもっておいたほうが良いでしょう。
社会的信用性の必要なものは会社員のうちにしておく
社会的信用性の必要なものは会社員のうちにしておきましょう。
たとえば
- クレジットカード
- 住宅ローン
上記のようなものがあげられます。
個人事業主になると審査が通りずらくなるからです。
独立すると追加でクレジットカードが必要になることもあるでしょう。
しかし独立したあとでは十中八九審査は通らないと思っておいたほうがいいです。
住宅ローンの審査で重要視されるのが、「継続的かつ安定的に収入を得られるか」だからです。
またすでに住宅ローンがある場合も借り換えを検討したほうがいいです。
独立する前にクレジットカードや住宅ローンなど、社会的信用性が重要になってくるものは、しっかり見直しておきましょう。
旦那の独立に際して確認すべき6つの事項
旦那が独立したいと言いだしたとき、どのようなことを確認すべきだと考えますか?
ここでは6つの確認すべき事項について解説していきます。
- 旦那の独立に際して、貯金はいくらあるか
- 旦那が独立すると言うが、そもそも旦那を信頼しているのか
- 旦那ひとりで独立するのか。友人or同僚と独立するのか
- 旦那の独立のヴィジョンはしっかりあるのか
- 旦那の独立に際して、開業資金はいくらかかるのか
- 独立について旦那に覚悟はあるのか
それぞれについて詳しくみていきましょう。
旦那の独立に際して、貯金はいくらあるか
貯金はいくらあるのかを確認しましょう。
1年間、最低でも半年間の生活費は確保すべきです。
旦那が独立すると言うが、そもそも旦那を信頼しているのか
と、今一度自分自身に問いかけてみてください。
会社員でも個人事業主でも苦労することはあります。
しかしその苦労や苦難を乗り越えられるかどうかの鍵は、相手への信頼・愛情ではないでしょうか。
たとえば
自分はそれでも一緒にいたい、支えたいと思えるのか、今一度考えてみてください。
旦那ひとりで独立するのか。友人or同僚と独立するのか
失敗する可能性が高いからです。
そこには上下関係というものが存在しません。
当然ある程度の役割分担が決められてはいるのでしょうが、すべてにおいて互いに決定権があります。=すべてにおいて話し合いが必要ということ。
意見の食い違いで仲たがいなんてよく聞く話です。
また友人同士であるが故の気遣いからシビアな判断ができない、なんていうことも起こりえます。
さらには
も後々問題になることが多いです。
友人や同僚と一緒に独立するということは、友情とお金を天秤にかけることになりかねません。
またそこに双方の家族の生活も関わってきますので、そのバランスをとるのは容易なことではありません。
旦那の独立のヴィジョンはしっかりあるのか
独立に際して確たるヴィジョンをもっているのか確認しましょう。
などと旦那から言われたらどう思いますか?
「絶対失敗する…」と思うのではないでしょうか?
明確なヴィジョンもない状態で独立したところで成功はしません。
またしっかりとしたヴィジョンがあればこそ、支えたいという気持ちにもなります。
- 独立後のライフプラン
- 事業展開
これらをしっかり持っているのか、旦那に確認してみましょう。
旦那の独立に際して、開業資金はいくらかかるのか
独立に際して、開業資金はいくら必要なのかを確認しましょう。
なぜなら失敗した場合、その開業資金がそのまま借金になる可能性があるからです。
たとえば、お店を開くために銀行から融資を受けるなどということもあるでしょう。
もちろんお店が軌道にのり、順調にその融資の返済ができれば問題はありません。
しかし実際どうなるかはそのときになってみないとわからないというのが現実です。
心構えをするためにも、開業資金がいくらかかるのか確認してみてください。
独立について旦那に覚悟はあるのか
旦那の覚悟を問いましょう。
- 独立のリスクへの覚悟
- 家族についての覚悟
それでもなお独立したい、という旦那の覚悟を確認してください。
旦那にその覚悟がないのに、妻に支える覚悟などもてるはずもなく、また覚悟をもてと言われても困ります。
たとえば
というような理由で独立したいのであれば、それ甘いと言わざるを得ません。
現実をしっかり見据えたうえで、独立したいと言うのであれば、あなたも独立を止めることを諦めて応援しようという気持ちに傾くのではないでしょうか。
旦那の独立について話し合う
旦那の独立についていけず離婚するにしても、しないにしてもまずは話し合うことが大切です。
話し合いの際は、ひとりよがりにならないよう注意しましょう。
また、
と聞いてみてください。
旦那のその思いが、自分だけのことしか考えていないものなのか確認するためです。
何度も言うように、独立には少なからずリスクが伴います。
また独立したいという思いだけでは家族は養えません。
そこにはしっかりとした独立に向けてのヴィジョンがあり、その先にある家族についても考えていることが大切です。
そして旦那がそれらをしっかりもち、リスクをわかったうえで、それでも独立したいという気持ちを曲げないのであれば、説得するのは難しいかもしれません。
逆に話し合いをし、独立をあきらめたり、その気持ちが揺らぐのであればその程度の覚悟だったということです。
いずれにせよ、
日頃からいろいろなことを話していきましょう。
まとめ
旦那が急に独立したいと言い出したら誰もが不安になります。
その際、離婚するべきケース
- 独立が現実逃避の手段になっている
- 独立すると言って、家族の話を聞こうとしない
離婚せず応援するべきケース
- 家族のことも考え、しっかりとした見通しのもと独立したいという旦那
- 旦那のことを信頼している
以下の通りでした。
また旦那の独立を止める方法は次の通りでした。
- 稼がなければいけない金額を提示する
- 独立のリスクについて話す
それでも旦那が独立したいという意思を曲げないのであれば、しっかり覚悟をもっているということでしょう。
しかし独立は漠然としたものでは成功しません。
旦那がどこまで独立に対して真剣に考えているのか確認するための方法は次の通りです。
- 旦那の独立に際して、貯金はいくらあるか
- 旦那の独立すると言うが、そもそも旦那を信頼しているのか
- 旦那ひとりで独立するのか。友人or同僚と独立するのか
- 旦那の独立のヴィジョンはしっかりあるのか
- 旦那の独立に際して、開業資金はいくらかかるのか
- 独立について旦那に覚悟はあるのか
一番大切なことは「旦那を信頼している」かどうかです。
信頼しているからこそ旦那を支えたいと思えるのではないでしょうか。
離婚するにしても、離婚しないで応援するにしてもしっかりと話し合うことが大切です。
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