「旦那の歯ぎしりがうるさい!」
「歯ぎしりにイライラ……もう離婚したい」
「旦那の歯ぎしりで赤ちゃんが起きてしまう」
上記のような悩みを抱えていませんか?
旦那は無意識でやっていることとはいえ、歯ぎしりがうるさいと一緒に住んでいる家族はストレスがたまってしまいますよね。
今回は旦那の歯ぎしりに悩む妻や家族にむけて、次のような情報をお届けしていきます。
- 旦那の歯ぎしりの原因4つ
- 歯ぎしりを治す4つの対処方法
- 歯ぎしりの種類と身体に与える悪影響
旦那の歯ぎしりで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
旦那の歯ぎしりがうるさい!歯ぎしりが起きる原因4つを紹介
なぜ歯ぎしりをするのか、その理由は詳しく解明されていません。
しかし、歯ぎしりの原因だと考えられているものはあります。
- ストレス・性格
- タバコ・アルコール
- 歯並び・噛み合わせ
- 逆流性食道炎
上記のことについて、ひとつずつ解説していきましょう。
ストレス・性格
ストレスがたまっている人、もしくはストレスがたまりやすい性格の人は歯ぎしりを起こしやすいようです。
ストレスがあると眠りが浅くなり、眠りが浅くなると歯ぎしりが起きやすくなります。
じつは歯ぎしりは、浅い眠りのときに起こることがわかっています。人間は深い眠りと浅い眠りを交互に繰り返し、深い眠りのとき筋肉の動きは抑制されています。そして眠りが浅くなると抑制が解け、その拍子に咬筋(頬の筋肉)が動き、歯ぎしりが起こると考えられるのです。
引用元:きわ歯科クリニック
また、歯ぎしりをすることで日常的なストレスを解消しているという説もあるようです。
歯ぎしりの原因のほとんどはストレスだと言われています。
私たちは、寝ているとき無意識に歯を食いしばることで、不安や憂うつな気持ちを解消しているようです。
ストレスを取り除くことで、歯ぎしりは治まる可能性はあります。
しかし、ストレス社会である現代においてストレスをゼロにするのは不可能に近いともいえるでしょう。
タバコ・アルコール
タバコやアルコール類の摂取も、歯ぎしりをする原因といわれています。
タバコを吸う旦那、毎日の晩酌が日課である旦那については、量を控えることで歯ぎしりが緩和する可能性もあります。
しかし、いずれについても詳しいメカニズムは解明されていません。
タバコやアルコール類を控えても歯ぎしりが改善しない場合は別の原因が隠れていると考えたほうがよさそうです。
歯並び・噛み合わせ
歯並びが悪い人や噛み合わせが悪い人も、歯ぎしりが起こりやすいようです。
歯並びが悪い人、または虫歯の治療後に歯ぎしりをするようになった人は、歯科医院で相談してみることをおすすめします。
逆流性食道炎
逆流性食道炎を患っているときも、歯ぎしりが起こりやすくなります。
逆流性食道炎とは身体を横にしたときに胃液が逆流する病気であり、主な症状は次のようになります。
胃液が逆流したことで身体が無意識に不快を感じとり、歯ぎしりが生じている可能性があります。
上記のような症状と歯ぎしりが重なっているときには、胃腸科クリニックを受診してみましょう。
旦那の歯ぎしりを治すには?おすすめの対処法3選
旦那の歯ぎしりを治すには、主に3つの対処方法があります。
- 原因を取り除く
- ツボ押し
- 歯科医にいく
簡単にできるものからハードルが高いものまでありますので、旦那と相談しながら治療法を選んでためしてみてくださいね。
原因を取り除く
前述したように、旦那が歯ぎしりを起こすのはなにかしらの原因が隠れていることがあります。
原因を取り除くことで歯ぎしりが緩和する可能性があります。
上記に該当するものがあれば、原因と思われるものを取り除くことから実行してみましょう。
ツボ押し
刺激することで歯ぎしりに効果が期待できるといわれるツボは3つあります。
天窓(テンソウ)
肩井(ケンセイ)
それぞれのツボの場所は、次のようになります。
〇完骨(カンコツ)
耳の後ろの出っぱった骨(乳様突起)のすぐ下。〇天窓(テンソウ)
胸鎖乳突筋の後ろ。のどぼとけの高さ。〇肩井(ケンセイ)
首のつけ根と方の先の中間で、押すと痛気持ち良い所。引用元:藤鍼灸治療院
歯ぎしりの緩和が期待できるツボでも、押す強さや時間などで効果が半減することがあります。
セルフケアに自信がない場合は鍼灸院に相談しましょう。
歯科医にいく
歯科医のなかには、歯ぎしりの相談・治療を受付けているところがあります。
主な治療方法は、次の通りです。
- マウスピースの作成
- 歯並びの矯正
- ボトックス治療
それぞれの治療方法について解説していきます。
マウスピースの作成
睡眠時専用のマウスピース、通称・ナイトガードは歯ぎしりから歯を守るためのマウスピースです。
歯を守るだけでなく歯ぎしりの音も抑えられるため、家族が旦那の歯ぎしりを不快に感じなくなるのがメリットになります。
ただし、歯ぎしりが根本的に治るというわけではありません。
ナイトガードで歯の痛みや歯ぎしりの不快音がなくなったとしても、歯ぎしり自体は治らないのでご注意ください。
歯並びの矯正
歯並びをよくすることで、歯ぎしりが治る場合があります。
歯科医から歯ぎしりの原因=歯並びであることを指摘された場合、歯の矯正を前向きに考えたほうがよいかもしれません。
しかし、歯並びがよくなったとしても、ほかに原因(ストレスなど)があるのであれば歯ぎしりが治らない恐れもあることは覚えておいてください。
ボトックス治療
ボトックス治療といえば、美容整形を想像する人もいるかもしれません。
しかし、ボトックス治療は筋肉を緩める効果があり、歯ぎしりにも効果が期待できるといわれています。
とはいえ、1度だけの治療で完治するわけではありません。
ボトックスの効果には個人差がありますが、3ヶ月から6ヶ月を目安としています。1度打ったからといって、効果が永続的に続くわけではありませんので、歯ぎしり・食いしばり(噛み締め)などがなくなってきたと実感できるまでは、定期的にボトックス注射をすることをお勧めします。
引用元:有田歯科医院
また歯ぎしりをボトックス治療で治療する場合の医療費は保険適用外になります。
歯科医によって金額は異なりますが1度の治療で2万円~6万円程度かかりますので、歯科医と家計と相談しながら治療方法を考えていきましょう。
歯ぎしりには3つの種類がある
歯ぎしりには3つの種類があることはあまり知られていません。
3種類の歯ぎしりは、それぞれに異なる特徴をもっています。
- クレンチング
- グラインディング
- タッピング
歯ぎしりの3つの種類について、解説していきます。
クレンチング
上の歯と下の歯を強く噛みしめる(くいしばる)タイプの歯ぎしりです。
通常の歯ぎしりのように不快な音は出ません。
周りに指摘されることもなく、また自分でも気づかないため発見が遅れる傾向が強いようです。
グラインディング
上の歯と下の歯をギリギリと擦り合わせるタイプの歯ぎしりです。
一般的に歯ぎしりといえば、このタイプになります。
ギリギリと不快な音が出るため、旦那の歯ぎしりがうるさいと感じるのであればグライディングの可能性が高いといえるでしょう。
タッピング
上下の歯をカチカチとタップするタイプの歯ぎしりです。
寒さに震えているようにカチカチと細かく音がなるのが特徴になります。
旦那の歯ぎしりの音がカチカチという音であればタッピングである可能性が高いと考えてよいでしょう。
危険!歯ぎしりが与える悪影響とは
歯ぎしりが与える悪影響は、周りに「うるさい!」と思わせるだけではありません。
歯ぎしりが身体に及ぼす悪影響には、次のようなものがあります。
- 顎関節症・歯周病
- 歯の欠損・歯並び
- 頭痛・肩こり
それぞれの症状についてまとめていきます。
顎関節症・歯周病
歯ぎしりは、顎関節症や歯周病を引き起こすことがあります。
下の歯とあごの関節は繋がっていますので、歯を強い力ですり合わせたり、強くかみ合わせたりするとあごの関節(顎関節)に悪影響を及ぼしてしまうのです。
また歯の根元である歯ぐきにも負荷を加えるため、歯の隙間が空きやすくなります。
歯の隙間が空くと細菌の住処となり、細菌が歯周病を引き起こすというわけです。
歯ぎしりに加えてあごの関節に痛みを感じる、また歯の隙間が空いてきたのであれば歯科医に相談してみましょう。
歯の欠損・歯並び
歯ぎしりをすると歯が欠けやすくなったり、歯並びが悪くなったりもします。
歯ぎしりは思っている以上に強い力がかかっており、その力は体重以上ともいわれるほどです。
起床したら歯が欠けていた、また歯並びが悪くなりはじめたのであれば、速やかに歯科医を受診しましょう。
頭痛・肩こり
意外なことに、歯ぎしりは頭痛や肩こりを引き起こすこともあるようです。
下あごの筋肉は首や肩、背中の筋肉とも繋がっているため、歯ぎしりで過度な負担がかかると他の筋肉にまで悪影響を与えてしまいます。
とはいえ、頭痛や肩こりが歯ぎしりからきているものなのか、デスクワークなどの疲れからきているものなのか素人では判断がつきませんよね。
旦那が歯ぎしりをしていて頭痛や肩こりがひどい場合は、一度歯科医に相談してみた方がよいかもしれません。
まとめ
歯ぎしりは、音がうるさいだけでなく身体にさまざまな悪影響を及ぼします。
旦那の歯ぎしりで悩んでいる場合、まずは原因を考えてみましょう。
歯ぎしりの原因には、次のようなものがあります。
- ストレス・性格
- タバコ・アルコール
- 歯並び・噛み合わせ
- 逆流性食道炎
また顎関節症や歯周病を引き起こしたり、歯が欠けてしまうこともあるため注意が必要です。
放置せず、早めに歯科医に相談して然るべき処置をしてもらうことをおすすめします。
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