「夫妻の正しい使い方を知りたい」
「夫妻と夫婦って違いがあるの?」
「夫妻を使う時のシチュエーションを知りたい」
と考えることはありませんか?
同じカップルを表す言葉でも日本語では色いろな表現方法があるので、正しい使い方を悩みますよね。
そこで今回は、海外で英語と中国語を実際に使って生活をしている筆者が、日本語の夫妻の意味や使い方、英語や中国語の夫婦の言い方について徹底的に調べました。
当記事で紹介する内容は次のとおりです。
- 夫妻&夫婦意味や使い方を徹底解説
- 夫妻と夫婦の意味の違いについて
- 中国語や英語の夫婦の言い方について
夫婦や夫妻の違いについて混乱することがある方はぜひ最後までお読みください。
自信を持って正しく使い分けができるようになれば、幸いです。
夫妻の意味と使い方を解説
夫妻、夫婦などはどれも、結婚している一組の男女を表す言葉です。
いろいろな表現があり、状況によって使い分けるので
と、とっさに悩むことはありませんか?
当項目は特に夫妻に焦点を当て、次の3つのことを具体的に紹介します。
夫妻の意味とは?
夫妻は、文字通り夫と妻を一緒にした言葉で結婚している男女を表しています。
よその夫婦に対して使う言葉で、自分自身に対して夫妻は使いません。
夫妻の意味について、Weblioには次の説明が載せられていました。
夫と妻。夫婦。
[補説] 「夫婦」の、やや改まった言い方。「私たち夫妻」のように、自分たちについては使わない。「ご夫妻でおいでください」「有名人夫妻」のように、よその夫婦に対して使う。
上記の説明を踏まえて、夫妻について簡単にまとめました。
- 夫妻の意味:夫と妻。夫婦
- 夫婦を使用する対象:自分達以外の夫婦
- 夫妻が与える印象:改まった印象を与える
- 同意語:夫婦
上記の通り、夫妻は夫婦に比べ夫妻は改まった印象を与え、自分達以外の夫婦を指す時に使う言葉です。
夫妻の使い方とは?
夫婦の使い方は、次の通りです。
先ほどの項目でも紹介した通り、夫妻は自分達に対して使いません。
上記のように表現せずに、下記のように表現します。
自分達夫婦に対して夫妻と呼ぶのは、正しい日本語ではありませんので気をつけましょう。
夫妻は、相手に敬意を表す時に使う表現でもあります。
上記のように特に、目上の人や立場が上の人に対して負債を使うことが多いようです。
犯罪者や、親族、仲の良い友達とプライベートで話す時には使わないことも、覚えておきましょう。
例えば次の言い方はしません。
上記場合は「〇〇夫婦」「弟夫婦」「夫婦喧嘩」と、表現します。
夫妻の例文とは?
私たちが日常的に夫妻を使いがちな場面は、上司や目上の人を紹介するときや目上の人と会話をしている時でしょう。
例えば、会社の接待の時に取引先相手と奥様を紹介したり、結婚式の場で親戚に上司夫妻を紹介したりする時に使えます。
自分より目上の夫婦を他の人に紹介する時に、夫妻と表現したり相手に直接ご夫妻と使って話しかけたりして、相手に敬意を示せるでしょう。
目上の人を夫婦で招待する時に、夫妻を使う場面も珍しくありません。
上記のように夫妻だけでなく、夫妻の前に「ご」をつけることでより敬意を示せます。
近年夫妻が使用された例を紹介!
近年夫妻が紹介された例として、秋篠宮ご夫妻の長女眞子さんがご結婚された時の記事が挙げられるでしょう。
ご結婚に関して数々の記事が報道されましたが、この時も必ずご夫妻や夫妻を用いていました。
数年前にイギリスの王室でもヘンリー夫妻が王室を離脱することで大きなニュースになりましたが、イギリス王室を取り上げるこの時でも下記のように夫妻を使っています。
日本の皇室や、イギリス王室に対して、多くの人が敬意を表しています。
記事を書く際に夫妻、もしくはご夫妻と表現するわかりやすい例とも言えるでしょう。
夫妻と夫婦の違いについて解説
上記でも紹介た通り夫婦と夫妻の意味は同じですが、使い方やニュアンスが違います。
しかし、とっさの状況で「どっちだっけ?」と悩むこともありますよね。
夫婦を使うか夫妻を使うかで悩んだ時に、基準になるのは次のことです。
当項目では、夫妻と夫婦の違いについて紹介します。
他人に対して敬意を表す時に用いるのが夫妻
簡単にわかりやすく言うと、対象者に対して敬意を表す時に用いるのが夫妻です。
と考えると、分かりやすいでしょう。
例えば次の対象者に対して敬意を払うことが多いと言えます。
上記のように公の場で敬意を払う必要があります。
先ほど夫妻の使い方の例文でも紹介しましたが
上記のように、誰かに対象者となる夫婦を紹介するときに用いることが多いでしょう。
敬意を表さない場合に使うのが夫婦
夫妻とは反対に、一般的や敬意を示す必要がない場合やに用いるのは夫婦です。
公の会話の時に、敬語や謙譲語を使う必要がない時には夫婦を用いることが多いでしょう。
先ほども紹介しましたが、上記の時には夫婦を使うことが多いと言えます。
「似たもの夫婦」「夫婦喧嘩」など、夫婦を使った単語にも用いられます。
夫婦を使用するのは、決してマナーが悪いと言うわけではありません。
しかし目上の人に対しては夫妻を使った方がより敬意を示せ、マナーのある対応ができるでしょう。
夫婦の意味と使い方を解説
夫婦も結婚している男女のことを指す、一般的な言葉です。
当項目では、夫婦について次のことを取り上げます。
夫婦の意味とは?
夫婦とは結婚している男女を指す言葉です。
Weblioには夫婦について、次のことが載せられていました。
ふう‐ふ【夫婦】
婚姻関係にある男女の一組。夫と妻。めおと。「似た者夫婦」→夫妻[補説]
上記の説明を踏まえて、夫婦について簡単にまとめました。
- 夫妻の意味:夫と妻。夫婦
- 夫婦を使用する対象:自分達自身、自分達以外の夫婦
- 夫妻が与える印象:一般的に用いる
- 同意語:夫妻
上記の通り、夫婦は一般的にも用いられ自分達自身が対象となった時にも使える言葉です。
夫婦の使い方や例文とは?
夫婦を使う対象者は、次の通りです。
他の単語と合わさって1つの単語がつくられる時に夫妻ではなく夫婦を使います。
例えば上記の言葉は、一般的に用いられる単語です。
他の人と会話をしている最中に、自分達夫婦を呼ぶ時に夫婦を使う場合も珍しくありません。
上記のように、会話の中で自分達のことを「私たち夫婦」として指す場合があります。
友人や同僚など対等な立場にある人や親族、部下など敬意を払う必要のない人を指す時にも夫婦を使って相手に紹介することが多いでしょう。
上記の通り夫婦は一般的に使用される言葉で、使う状況は比較的多いと言えます。
夫や妻をそれぞれ公の場で呼ぶ時の正しい呼び方については、下記を参考にされてください。
中国語や英語では夫妻のことをなんと表現する?
日本語では、夫婦、夫妻と使い分けがされていますが
と考えることはありませんか?
当項目では世界で多くの人によって使用されている、以下の2つの言語の夫婦の言い方について紹介します。
中国語で夫妻とは?
中国語で夫妻は、夫妻(fu-qi/フーチー)です。
中国語にもいわゆる夫婦と夫妻の2つの単語が存在し、夫婦は中国語で夫妇(fu-fu/フーフー)と表現します。
一般的には、使い方は日本語と中国語では逆で、次の通りです。
筆者自身、中国語を話す友達が次のように表現するのをよく聞きます。
日本語では夫妻は自分自身に使わないので、ちょっと紛らわしいですね。
英語では夫妻とは?
英語では夫妻と夫婦を使い分けることはしません。
上記の通り日本語でいう夫婦、夫妻といった1つの単語で表現するのではなく、いくつかの単語を組み合わせて夫婦を表現します。
夫婦についての例文を、下記にまとめました。
〇〇and〇〇と表すことで、2人が一組であることが相手に伝わるようです。
英語の表現方法についての詳しい情報は、下記を参考にされてください。
まとめ
夫妻の意味や使用する対象、与える印象は、次の通りです。
- 夫妻の意味:夫と妻。結婚している男女
- 夫婦を使用する対象:自分達以外の夫婦
- 夫妻が与える印象:改まった印象を与える
- 同意語:夫婦
夫婦の意味や使用する対象、与える印象を再度まとめました。
- 夫妻の意味:夫と妻。結婚している男女
- 夫婦を使用する対象:自分達自身、自分達以外の夫婦
- 夫妻が与える印象:一般的に用いる
- 同意語:夫妻
夫妻も夫婦も同じように結婚している夫と妻を指す言葉ですが、会話をする対象や状況によって使い分けをします。
社会人として正しい使い方知っていることで、上司や取引先の相手に良い印象を与えられるでしょう。
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