「離婚をする際に、どんな準備をしていけば良いのかなあ?」
「離婚を成功させるにはどうしたら良いのだろうか?」
上記のようにお考えではありませんか。
確かに離婚後の生活は、夫がいた時と比べると大変です。
離婚をする際に、どんな準備をしていき離婚を成功させることができるか気になりますよね。
- 主婦が離婚するメリット
- 主婦が離婚するとどんなリスクがある?
- 離婚したい主婦が準備するべきこと
- 主婦が離婚を成功させるためにやっておきたいこと
離婚したい!主婦が離婚するメリット
主婦が離婚するメリットについて、解説していきます。
不満・ストレスを我慢しないで済む
主婦が離婚をすることで、不満やストレスを抱えなくて済むようになります。
夫婦の性格が合わなかったり、口論になってしまうと家族としての形が不安定。
今よりも前向きな気持ちになれることで、新たな人生をスタートさせることができます。
夫婦関係を維持しないことで自由な時間が増える
主婦が離婚をすることにより、自由な時間が増えます。
今までは、生活リズムや家事のペースを旦那に合わせていた方も多いでしょう。
また、子供を保育園等に送り出した後や子供が寝た後の時間は主婦が自由に使える時間になります。
自由に使える時間に仕事をしたり、プライベートを充実させることができるのは、離婚するメリットといえるでしょう。
離婚することが子供のためになる
一般的には、離婚をしてしまうと子供がかわいそうと考えてしまいますよね。
しかし、もし旦那が暴力を振るうなどの場合は、家庭生活を送ることは難しくなってきますので離婚をした方が良いでしょう。
旦那に問題がある場合は、子供にも悪影響を与えてしまいます。
そうなると、別れてしまった方が子供のためになりますよね。
主婦が離婚するとどんなリスクがある?
主婦が離婚するとどんなリスクがあるのか紹介していきます。
生活費を自分で稼がなくてはならない
主婦が離婚をしてしまうと、自分で生活費を稼いでいかなくてはなりません。
今まで主婦として生活をしていて収入が多くなかった人が、離婚をすると生活面で苦労することが多いです。
シングルマザーの貧困は、社会的にも問題となっていてリスクがあります。
離婚をするときには、離婚後の金銭的な将来設計をしっかりしておくと良いですね。
一人で子育てをしなければならない
主婦が離婚すると、一人で子育てをしていかなければならないリスクが出てきますよね。
主婦が子供を引き取ると、一人で子育てをすることになるでしょう。
他には、子育てに時間を取られてしまうことで、趣味に時間を費やしたり友達と会うことができなくなってくる可能性があります。
離婚をして親権者になると、子供を一人で育てていかなければならないリスク。
自分の好きな時に外出をすることができないリスクも出てくるでしょう。
離婚することで費用が発生する
主婦が離婚することにより、費用が発生してしまうリスクがあります。
離婚をすることで、【どんな費用がかかるのか】について紹介していきます。
離婚をする時に、「どちらに離婚の原因があるのか」「夫婦のうちどちらの方が収入が多いのか」などの条件によって下記のような費用が発生します。
- 慰謝料
- 財産分与
- 養育費
配偶者の暴力や浮気などによる慰謝料は、場合によりますが50万円~300万円程度になるでしょう。
また、養育費については離婚する際の夫婦の収入や子供の人数で決まります。
例えば、年収400万円ぐらいで考えると、以下のようになります。
- 子供の年齢が0歳から14歳の場合は、月額4万円〜6万円
- 子供の年齢が15歳から19歳の場合は、月額6万円〜8万円
離婚したい主婦が準備するべきこと
離婚したい主婦が準備するべきことについて、紹介していきます。
離婚後に必要な生活費を計算
離婚をして一人になった時に、どれくらいの生活費になるのか計算しておきましょう。
子供がいる場合は、自分一人の生活費以外のお金が必要です。
離婚費用はどのくらいかかるのか計算
主婦は、離婚費用がどのくらいかかるのか予め計算しておきましょう。
離婚をする際は、夫婦で話し合って決めていくと良いです。
話し合いをしてお互いに納得すれば良いのですが、話し合いがうまくいかない場合は、調停離婚になってしまいます。
調停の申立てや弁護士への調停依頼で費用がかかってきてしまうのです。
夫に請求する内容を整理しておく
主婦が離婚をしたい場合は、夫に請求したい内容を整理しておきましょう。
夫から受け取ることができるお金は、家庭の状況や資産、離婚の理由などによって変わってきます。主婦が請求することができるお金は以下の内容になります。
請求できるお金 | 詳細 |
---|---|
財産分与 | 婚姻後に貯蓄したお金、購入した不動産など「共有財産」については、財産分与として2分の1ずつで分割し、分け合うことができます。 |
婚姻費用 | 通常の社会生活を維持するために必要な生活費。具体的には、居住費、子供の生活費、学費といった費用のことです。 |
慰謝料 | 夫が不倫、DVをしていた場合には、夫に慰謝料の請求ができる可能性があります。 |
これからは、自分一人で生活していくことになるので請求できる内容はノートなどに書き出しておきましょう。
準備をしておくことで、新生活のスタートがうまくいきますよ。
住む家を考える
離婚したい主婦は、住む家を考えておくべきです。
離婚をした場合、夫婦で住んでいた家から出なければいけないことになり、新しい住居を探す必要が出てくるでしょう。
実家に帰ることができれば良いのですが、そうでない場合はどうしたら良いのか悩んでしまいますよね。
主婦が賃貸物件を探していくことは大変なことです。
仕事を探す
主婦が離婚する際には、仕事を探す準備をしておきましょう。
仕事をしたことがなかったり、ブランクがあると仕事が見つかりにくい可能性があります。
また、小さい子供がいると仕事が決まりにくいでしょう。
自分に合う仕事を探していくことはもちろんですが、子供がいても安心して働けるような職場を探していくと良いでしょう。
どちらが子供の親権を持つべきか
主婦が離婚をする上で大事になってくることは、どちらが子供の親権を持つかということです。
親権については、夫婦でしっかりと話し合いましょう。
また、子供が自分の考えをはっきりと言うことができるぐらいに成長していれば子供の意見も聞いてあげると良いですね。
主婦が親権を持つ場合は、その理由を整理しておきましょう。
もしも、夫が親権を主張してきた場合にどのように対処していくのか考えておくと良いです。
主婦が離婚を成功させるためにやっておきたいこと
主婦が離婚を成功させるためにやっておきたいことについて、紹介していきます。
夫婦で離婚について話し合う
離婚を考えるようになったら、夫婦で離婚について話し合いをしておきましょう。
離婚をすることにより、費用、離婚手続きに時間がかかってしまいます。
夫婦がストレスなく、お互いのこれからについて考えていく上で話し合いが何よりも大事ですね。
また、子供がいる家庭であれば子供の意見についても聞いておくべきです。
話し合いをした内容を書類として残しておく
主婦が離婚をする際には、夫と話し合いをした内容を紙にまとめておきましょう。
慰謝料の請求額、財産分与、親権をどうするのかなど自分の希望を伝えておき、夫婦で話し合いをした内容を書類として残しておくと良いですね。
離婚に必要な書類を用意する
主婦が離婚を成功させるために、必要な書類を用意しておきましょう。
協議離婚の場合は、以下の3つの書類が必要です。
- 離婚届
- 戸籍謄本(1通)
- 提出人の本人確認書類 (運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
調停離婚の場合は、以下の4つの書類が必要です。
- 離婚届
- 戸籍謄本(1通)
- 調停調書の謄本
- 提出人の本人確認書類 (運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
助成金や手当について調べておく
主婦が離婚を成功させるために、助成金や手当について調べておきましょう。
以下のような助成金や手当を受けられる場合がありますので、確認しましょう。
- 児童手当
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
- 特別児童扶養手当
- ひとり親家族等医療助成制度
助成金や手当てを有効活用することは、生活を送る上で重要になってきます。
申請が必要なものが多いので、しっかりと調べておくと良いでしょう。
離婚に詳しい弁護士に相談する
離婚したいけど、実際にどうしたら良いのかなあと不安になる方も多いことでしょう。
また、弁護士費用をお支払いできなくて相談ができないと考える方もいます。
まずは、一人で抱え込まずに離婚に詳しい弁護士に相談してみると良いです。
最初は無料相談などから初めていき、実際に話をしてから依頼をするか決めていきましょう。
一度にまとまった金額をお支払いすることはなく、初回は、着手金をお支払いすれば依頼をすることができます。
離婚したい場合の離婚手続き
離婚をしたい場合の離婚手続きでは、「協議離婚」と「調停離婚」について解説していきます。
夫が離婚に応じれば協議離婚
夫が離婚に応じれば協議離婚となります。
離婚方法としては、離婚件数全体の90%が協議離婚です。
「協議離婚」とは、夫婦で離婚の話し合いをしていき、両者が同意した上で離婚届を提出し離婚が成立する方法です。
時間や費用をあまりかけたくないですよね。
夫が離婚に応じなければ調停離婚
調停離婚がどこでどのように開始されて、どのように進められるのか気になることでしょう。
離婚について夫婦間で話し合いがまとまらない場合は、調停離婚をすることになります。
「調停離婚」は、夫の住所地か夫婦が合意で定める家庭裁判所に申し立てをします。
調停では、裁判所の調停委員2名が話し合いを仲裁する形で手続きが進み、調停が成立すれば、調停調書が作成され、離婚が成立します。
話し合いがまとまらず調停が不成立になった場合には、別途、離婚訴訟を提起する必要が出てくるでしょう。
離婚するかどうか以外にも、下記の内容について話し合うことができます。
- 親権
- 養育費
- 財産分与
- 年金分割
- 慰謝料
申立書作成から話しておきたい内容を整理していき、調停離婚を成立させましょう。
実際に離婚された主婦の考えについて紹介
実際に離婚された主婦の考えについて紹介します。
「この人と生きていくんだ」という気持ちで結婚生活をスタートしたけど、お互いの考えた方が合わずに離婚されてしまう方もいます。
本当に辛いならば、我慢しなくても良いという声が集まっているのです。
離婚をされてからは、前向きな気持ちになって仕事を探して思うように生活を送れている方も意外と多いですよ。
【女性も自分の人生を選ぶ時代】
主婦の方たちは、「不幸な結婚生活を続けてしまうのか」、「幸せに暮らすために一歩を踏み出すのか」考えて行動しています。
まとめ
本記事では、以下の内容について解説してきました。
- 主婦が離婚するメリット
- 主婦が離婚するとどんなリスクがある?
- 離婚したい主婦が準備するべきこと
- 主婦が離婚を成功させるためにやっておきたいこと
離婚を切り出す前に準備できることは、しっかりと準備しておくことが大切です。
ひとりで悩まずに、弁護士に相談してみるのも良いでしょう。
主婦が離婚をして一人で生計を立てていくことは簡単ではありませんが、より良い条件で離婚し様々な制度を活用する準備を行えば、離婚前の不安を軽くすることができます。
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