「旦那にパワハラされていてつらい……」
「旦那に事あるごとにに責められる」
「そもそもパワハラとモラハラって何が違うの?」
上記のようにお考えではありませんか。
旦那の気分次第で怒られたり無視されたりするのはつらいですよね。
また最近では「パワハラ」や「モラハラ」などのハラスメントが知られるようになってきていますが、その違いはあまり知られていません。
そこで当記事では「パワハラ」と「モラハラ」の違いや、その特徴と対処法について解説します。
- モラハラとパワハラの違い
- 旦那がパワハラ気質!その特徴
- 旦那がパワハラ気質!その言動
- 旦那がパワハラ気質!対処法
それぞれについて詳しくみていきましょう。
旦那のパワハラ気質に悩んでいる場合は、最後までご覧ください。
また最後までご覧になった場合、旦那のパワハラ気質の対処法がみつかります。
旦那がパワハラ気質!モラハラとの違い
最近では「パワハラ」や「モラハラ」などのハラスメント用語が世の中に知られるようになってきました。
しかし厳密にその違いを認識している人は少ないでしょう。
そこでこの項目では「パワハラ」と「モラハラ」について解説していきます。
- パワハラ
- モラハラ
それぞれについて詳しくみていきましょう。
パワハラ
「パワハラ」という言葉を最近耳にするようになりました。
しかし
と思っている人も多いでしょう。
パワハラは主に職場でおこるハラスメントです。
たとえば上司が部下に対して、その権力を行使し、過度な要求や嫌がらせをした場合はパワハラにあたります。
弁護士によると
次の3つの要素をすべて満たす場合が、パワハラにあたります(労働施策総合推進法30条の2第1項)。
- 職場における優越的な関係を背景とした言動
- 必要かつ相当な範囲を超えておこなわれること
- これにより、雇用する労働者の就業環境が害されること
Laga-Life Labより引用
とのこと。
具体的には、
- 上司が部下に対して、殴打、足蹴りをする
- 上司が部下に対して、人格を否定するような発言をする
- 自身の意に沿わない社員に対して、仕事を外し、長期
間にわたり、別室に隔離したり、自宅研修させたりする- 上司が部下に対して、長期間にわたる、肉体的苦痛を
伴う過酷な環境下での勤務に直接関係のない作業を命
ずる- 上司が管理職である部下を退職させるため、誰でも遂
行可能な受付業務を行わせる(厚生労働省「パワーハラスメントの定義について」より引用)
などです。
以上のことから、パワハラは職場内においておこるハラスメントを指していることがわかります。
モラハラ
パワハラは職場内でのハラスメントを指します。
では「モラハラ」はどのようなハラスメントを指すのだろうと疑問に思うことでしょう。
を指し、「モラルハラスメント」の略称になります。
モラハラは暴力行為はせず、精神的に相手を追い詰める行為です。
家庭内のことかと思ったけど、そうではなくて、大きな定義の中では「パワハラ」も「モラハラ」の一部なのね。
モラハラは家庭内だけでなく、職場内でも起こりうる可能性があります。
また「パワハラ」は上司から部下によるものでしたが、「モラハラ」の定義には明確な上下関係による優位性はありません。
しかし「パワハラ」も「モラハラ」も相手から苦痛を与えれらたということは一緒です。
旦那がパワハラ気質!特徴4選
日頃の旦那の言動に「もしかしてこれってパワハラ?」と感じることがあるかもしれません。
パワハラ気質の旦那にはどんな特徴があるんだろう?
そこでこの項目ではパワハラ気質をもった旦那の特徴について紹介します。
- プライドは高いがが自己肯定感は低い
- 外面がいい
- エリート
- 両親に溺愛、もしくは無関心に育てられた
それぞれについて詳しくみていきましょう。
プライドは高いが自己肯定感は低い
パワハラ気質の旦那の多くはプライドが高く、自己肯定感が低いです。
つまり自分に自信がありません。
しかしそのことを本人に指摘しても否定されるでしょう。
認めたくないのです。
こういう人って自分の間違いを指摘されると、すぐ怒ってくるよね。
プライドが高く、常に自分は完璧であると思いこんでいるので、そこを指摘されたり、自分のペースを乱されると、激高して手が付けられなくなってしまうことがあります。
外面がいい
パワハラ気質の旦那は外面がいいことも特徴のひとつです。
そのため周囲には幸せな家族にみえ、「相談しても信じてもらえない……」と思ってしまいます。
用意周到、頭がいいとも言えるでしょう。
またそういった人は世間体を気にします。
そのため外でいい旦那を演じるのです。
しかしその世間体を気にし、家の外では気を張って立ち回っているのでストレスが溜まります。
そのストレスの捌け口として、知らず知らずのうちに妻にパワハラをしてしまうということもあるでしょう。
エリート
パワハラを妻にしている旦那の多くがエリートだったりします。
そのため自分のおかげで家族は生活できているという自負があり、自分が一番えらいと思っているのです。
また社会人になるまで大きな挫折をしらずにきてしまったという場合もあるでしょう。
そのため自分が常に正しいと思っています。
こういう人って無意識のうちの見下してたりするから、指摘しても否定されて結局何も変わらないのよね……。
自分は常に正しく、間違うわけがない。妻が正しいことがあるわけがないと思っているのです。
そしてその自信は自分はエリートだからという部分に集約されます。
両親に溺愛、もしくは無関心に育てられた
パワハラ気質の旦那の特徴として、両親に溺愛、もしくは無関心に育てられたということが原因になっている場合があります。
と思うかもしれません。
しかし何事にもちょうどいい匙加減が大切です。
極端に溺愛するのも、極端に無関心なのもよくありません。
溺愛して育てられると、
両親から怒られた記憶がなく、何をしても許されると思いこんでいる場合があります。
また何でも両親にやってもらえることが当たり前だったので、妻にも同じことを要求し、それができないと癇癪を起しがちです。
無関心に育てられると、
幼少期に愛情を受けずに育つと、その反動で妻に過剰な愛情を要求してきます。
また自分の気持ちを相手に伝えることが不得手なため、無視や過剰な束縛によって己の希望を叶えようとするのです。
そのため己の感情を伝える行為が結果的にパワハラ行動につながってしまうことがあります。
旦那がパワハラ気質!言動7選
日頃の旦那の言動に「もしかしてこれってパワハラ?」と思うことがあっても、自分の旦那がそんなわけないと、つい否定しがちです。
そこで具体的にパワハラ気質の旦那がとる言動について7つ紹介していきます。
- 些細なことで怒る
- 生活費を払わない
- 噓つき
- 彩荒内
- 無視
- 束縛が強い
- 子供に妻の悪口を言う
もし上記の項目にあてはまるような旦那であれば、パワハラ気質をもった旦那である可能性が大です。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
些細なことで怒る
パワハラ気質の旦那の典型的な言動のひとつとして、些細なことで怒るがあります。
たとえば、
- お肉が食べたかったけど魚が夕食にでた
- 旦那の言葉が聞き取りづらく、聞き返した
- 寝ている旦那を起こした
など本当に些細なことです。
また不注意を怒るのではなく、自分にとって気にくわないから怒るのです。
その怒り方も妻の人格を否定するような言葉で責め立ててきます。
「お前は妻失格」「役立たず」などの言葉はパワハラにあたる言葉です。
「なんでこんなことこで怒るの?」「どこに怒りのスイッチがあったの?」と思うようなことが頻繁にある旦那は、パワハラ気質の旦那といえるでしょう。
生活費を払わない
パワハラ気質の旦那の言動として生活費を払わないというのも多く見受けられます。
「経済的DV」とも言われてるよね。
生活費を払わない旦那の多くは、家庭の金銭の管理を自分で行っていることが多いです。
そのため妻は旦那が何にどのぐらいお金を使っているのか知ることができません。
また生活費の催促をしても、
- なぜ足りないのかしつこく追及
- 不機嫌になり、妻の管理が悪いと怒る
などをされて、結局話し合いもままならず、生活費ももらえないということが多いです。
しかし
生活費は婚姻費用にあたります。
婚姻費用とは
『婚姻費用』とは、「夫婦と未成熟の子」という家族が、その収入や財産、社会的地位に応じて、通常の社会生活を維持するために必要な生活費のことです。具体的には、居住費や生活費、子どもの生活費や学費といった費用のことです。
「パーフェクト離婚ガイド」より引用
またこの婚姻費用を夫婦の収入に応じて双方で負担する義務が法律で定められています。
この婚姻費用はたとえ別居していたとしても発生するものです。
しかし残念ながら、パワハラの旦那の中には生活費を払わないことがあります。
嘘つき
パワハラ気質の旦那は嘘をつくことも多いです。
またパワハラ旦那の嘘の特徴として
ということがあげられます。
しかし残念ながら自分が理想としているレベルにまでは到達しておらず、しかしのことを認めることができないために嘘をついててでも、自分を大きく見せようとします。
そのためになら相手を否定する嘘もつくでしょう。
またそこのことに罪悪感も感じていません。
嘘を指摘すると逆ギレしてきて、より手がつけられなくなるから何も言えない……。
パワハラをうけている妻の中にはそういう人も多いでしょう。
パワハラ気質の旦那には嘘をつく人が多いという特徴があげられます。
謝らない
パワハラ気質の旦那は謝りません。
なぜなら
- 自分は間違っていないと思っている
- 妻は自分より下。家庭で一番えらいのは自分
- 謝ることは負けること
と思っているからです。
妻からしたら「はあ?」と思うような考え方ですが、パワハラ気質の旦那の根底には上記のような感情があります。
そのため自分でもその間違いに気づいていたとしても、意地でも認めず、話をごまかすか、「お前のせいだ」と八つ当たりをして、結局謝りません。
無視
パワハラ気質の旦那は自分にとって都合の悪いことになると、すぐ無視します。
と思いますよね。
実際何の解決にもなりません。
したいがために、無視をします。
どんな言葉をかけても返事がないというのは、自分の存在を否定されているの同じです。
またそれが長期的に行われると精神的に疲労し、次第に反論する気持ちも薄れていってしまいます。
パワハラ気質の旦那はそうやって妻をゆさぶることにより、自分の思い通りにさせようとするのです。
束縛が強い
意外と思うかもしれませんが、パワハラ気質の旦那は束縛が強いことが多いです。
程よい束縛であれば、自分のことを心配してくれているんだと、愛情を感じることもあるでしょう。
しかしそれも度を越えた束縛であれば別です。
たとえば
- どこに出かけて誰と会うのか事細かに報告しなければならない
- 男性がいる飲み会はNG
- 連絡をこまめにしないといけない
- 友人とでかけることを嫌がる
などがあげられます。
またパワハラ気質の旦那の束縛は、
です。
妻を自分の支配下においていないと安心できないがために過度な束縛をします。
息苦しいと思うほどの束縛は愛情ではありません。パワハラです。
子供に妻の悪口を言う
パワハラ気質の旦那の特徴として、自分の子供に妻(子供からみたら母親)の悪口を言います。
そうやって子供を自分の味方につけるのです。
一種の洗脳よね。
パワハラ気質の旦那は常に自分が正しいと思っています。そしてその正当性を示したいとも考えています。
そのため一番身近な子供を味方につけようとするのです。
自分の父親が母親をないがしろにしている姿をみて育つと、子供は自分もそうしていいんだと思ってしまい、将来結婚したときに自分の妻に同じことをするかもしません。
まさしく負の連鎖よね。
しかし旦那はそんなことは考えないので、自分の欲求を満たし、また味方をつけるために、子供に妻の悪口をふきこむのです。
旦那がパワハラ気質!夫婦喧嘩との違いは?
上記項目でパワハラ気質の旦那は「無視」や「生活費を払わない」など精神的な攻撃をしてくることがわかりました。
しかしパワハラと夫婦喧嘩の境界はどこにあるのか、少し曖昧ですよね。
夫婦喧嘩であまりにもムカついて、少しのあだい旦那を無視しちゃうこともあるし。それは旦那も同じ。言い合いになるのも体力使うからつい……。でもその日で終わらすようにしてる。
人間ですからついつい感情的になってしまうこともあるでしょう。
そこでこの項目ではパワハラと夫婦喧嘩の違いについて詳しく説明していきます。
- 対等ではない
- 些細なことでも怒りが収まらず攻め続ける
それぞれについて詳しくみていきましょう。
対等ではない
パワハラと夫婦喧嘩の違いはその関係が対等であるかないかです。
感情的になってつい思ってもいないことを言ってしまうこともありますが、そうやって言い合うことができるということは、夫婦間に上下関係がないこと証明にもなります。
一方、パワハラの場合、
- 旦那が怖くて言い返せない
- 旦那の顔を見ると何も言えなくなる
など、夫婦の関係が対等ではありません。
もし夫婦の関係が対等ではない、常に下に位置付けれていると感じた場合、それはパワハラです。
些細なことでも怒りが収まらず責め続ける
パワハラと夫婦の喧嘩の違いとして、些細なことでも怒りが収まらず責め続けられるというものがあります。
ということで、パワハラ気質の旦那は突然怒り出します。
たとえば
- 料理の味付けが気にくわない
- 返事をするのが少しだけ遅れた
- 掃除の仕方が気に入らない
など、本当に些細なことです。
そのため妻もどこで旦那の怒りスイッチが入るのかわからず、常日頃からおびえ、身構えてしまいます。
そうなってしまったらそれは夫婦喧嘩とは言えず、パワハラと言えるでしょう。
旦那がパワハラ気質!対処法
旦那にパワハラされていると思っていても、なかなか行動にうつせないものです。
またどう対処していいかのわからないという場合も多いでしょう。
そこでこの項目ではパワハラ気質の旦那の対処法について紹介します。
- すべてに従うことをやめる
- 旦那にパワハラ気質であることを自覚させる
- 相談する
- 離婚も視野に入れるべき
それぞれについて詳しくみていきましょう。
すべてに従うことをやめる
まずは旦那の言う通りにすることをやめましょう。
時には反抗することも大切です。
パワハラ旦那の多くはプライドが高く、表面上はえらそうにみせていますが、実際は小心者です。
そのため自分より下と思っている者にしか攻撃ができません。
そういった旦那は急に妻に反抗されるとどうしたらいいのかわからず、オドオドすることが多いです。
私に反抗されてオドオドしている姿を見ていたら、何でこんな男を怖がっていたんだろうと思えました。
旦那に対する恐怖や反抗しても無駄という気持ちがあるかもしれませんが、一度勇気をだして反抗してみましょう。
旦那にパワハラ気質であることを自覚させる
旦那に自分のしていることがパワハラになるということを自覚させましょう。
意外と旦那自身は自分の行動が悪いと気づいていないものです。
と思いますよね。
しかし実際に悪気がないのです。また悪気がないぶん質も悪いです。
根気がいります。
よく旦那は大きい息子といいますが、子供の教育をするつもりで根気よく自覚させることが大切です。
相談する
だれかに相談しましょう。
一人で抱え込むことはよくありません。
抱え込むうちに、旦那の言っていることが正しいと思ってしまい、どんどん卑屈になっていってしまいます。
また女性は誰かに相談することそのものがストレス軽減にもつながるのです。
でもこんなこと恥ずかしくて身内にも友達にも相談できない……
と思うこともあるでしょう。
しかし相談先は身内や友達だけではありません。
市や国が運営している公的相談窓口があります。また法テラスを利用して弁護士に相談してみるのもいいでしょう。
個人情報をしっかり守ったうえで相談にのってくれます。
また第三者からの意見は自分がおかれている状況を客観的にみることができ、専門的な知識も得られるので、今後の自分がどうしたいのかもみえてくるでしょう。
離婚も視野に入れるべき
パワハラ旦那には離婚も視野に入れるべきです。
旦那が自分のパワハラ気質に気づいて、自分自身を見直してくれるならば穏やかなで結婚生活がおくれるでしょう。
しかし残念ながら人の性格はそう簡単には変わりません。
限界がおとずれる前に離婚して旦那から逃げてしまうのもひとつの選択肢です。
また離婚を決意した場合、弁護士に相談することをおすすめします。
いざ離婚しようとしても旦那が同意してくれない気がする……。
何よりパワハラを絶対認めないだろうし、養育費も。
離婚の際には多くのことを取り決めなければいけません。
常日頃からパワハラで苦しめてきた旦那とまともな話し合いができる可能性は低いでしょう。
また
パワハラだと認めれば、目安で50万~300万円程を請求することが可能です。(参考資料:「離婚に強い 弁護士法人ベンチャーサポート法律事務所」)
たとえば
- 旦那に受けたパワハラを日記に書いておく
- 録音する
などをしておくといざというときに証拠として使えます。
離婚は体力・気力が必要ですが、これから先何十年も旦那のパワハラを受けると考えた場合、離婚も選択肢のひとつにいれておくべきでしょう。
まとめ
旦那から些細なことで怒られ、人格否定をされたり、長時間の無視をされたりするのはつらいですよね。
それはモラハラ(パワハラ)に該当します。
そもそもパワハラとモラハラはよく混同されますが、どのような違いがあるのか気になりますよね。
という違いがあります。
またパワハラは暴力行為も含まれますが、モラハラは基本的には暴力行為は含まれず、精神的暴力によるものです。
このような旦那の特徴としては、
- プライドは高いがが自己肯定感は低い
- 外面がいい
- エリート
- 両親に溺愛、もしくは無関心に育てられた
がありました。
長いあいだ旦那のパワハラを受けていると、旦那の言う通り自分が悪いのではないかと思い込んでしまがちです。
しかしどんなことがあってもその人の人格を否定することは許されません。
旦那が自分の過ちに気づいてくれることが一番ですが、実際は難しいです。
その場合は離婚も視野にいれるべきでしょう。
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