「パートナーを夫と言うのは、第三者の前での呼び方として合っている?」
「話している相手のパートナーはなんて呼ぶのが正解?」
「そもそも夫の意味や語源って何?」
上記のような疑問を持っていませんか?
第三者の前でパートナーを呼ぶとき、どう言えばよいかわからない人も多いはずです。
「夫」と呼ぶのが当たり障りなく感じますが、話している相手との関係性にもよるので、難しく感じる女性も多々いるでしょう。
この記事では下記について解説します。
- 第三者の前でパートナーを「夫」と呼ぶ人が過半数?
- 夫、主人、旦那など第三者の前でのパートナーの呼び方とは?
- 話している相手の配偶者の呼び方の正解は?
- そもそも「夫」の意味と語源とは?
当記事を読んでいただくと、第三者の前で配偶者を呼ぶときの常識について理解が深まります。
第三者の前でパートナーを「夫」と呼んで良いかどうか知りたい方は、是非最後までお読みください。
第三者の前でパートナーを「夫」と呼ぶ人が過半数?
この章では第三者の前でパートナーをどう呼ぶのが正しいかについて解説します。
第三者の前でパートナーを呼ぶときは、「夫」以外にも「旦那」「主人」などいくつか選択肢があるでしょう。
呼び方が正しいかもちろん、自分たち夫婦にしっくりくるかも大切なポイントと言えます。
第三者に対する自分のパートナーの呼び方について下記解説しますので、順番にご覧ください。
- 主従関係を感じさせない「夫」呼びが今のスタンダード?
- 場面によって「旦那」「主人」と使い分ける必要あり
主従関係を感じさせない「夫」呼びが今のスタンダード?
第三者と会話しているときのパートナーの呼び方として「夫」が現在スタンダードとなってきています。
人と話している際、自分のパートナーの呼び方は下記のパターンから選ぶ必要があるでしょう。
どの呼び方も不自然ではありませんが、現在は「夫」と呼ぶ女性が過半数だという結果も出ているようです。
アンケートでは女性に対して「第三者に話をしているときに、パートナーのことを何と呼びますか」と聞いたところ、最多は「夫」50%でした。
次いで「旦那・旦那さん」25.6%と続き、「主人」は9.1%と少数派。以後、続く回答を見ると「名字・名前」6.1%、「パートナー」と「パパ、父さん、お父さん、とうちゃん、おとうちゃん」が同率の2.4%。わずかに「相方」1.2%、「連れ合い・連れ」0.6%という回答もあり、「夫さん」は0%でした。
「旦那」「主人」も浸透している呼び方ではありますが「主従関係を感じるので使いたくない」と、感じる女性も増えているのでしょう。
実際共働き世帯が増えていますし、専業主婦でも配偶者と対等な立場だという意識は、現代社会の中で常識になってきています。
配偶者との主従関係を思わせる呼び方は、違和感を感じる人が増えているということでしょう。
一方、目上の第三者の前では「主人」を使わなければいけなかったり、お店などで「ご主人様」「奥様」と呼びかけられることもあります。
上記のように、主従関係を感じさせる呼び方が当たり前のように使われて、モヤモヤした経験がある女性も一定数いるようです。
浸透しているパートナーの呼び方は、時代の変化によってすぐに変わるものではありません。
男女が平等な立場で生きる現代社会において、男性の配偶者の呼び方は主従関係を感じさせない「夫」が過半数を占めていることは覚えておくとよいでしょう。
場面によって「旦那」「主人」と使い分ける必要あり
「夫」という呼び方が、第三者との会話でパートナーを呼ぶ際に常識となってきていますが、場面によっては「旦那」「主人」と使い分ける必要があります。
「旦那」呼びはママ友などとのフランクな会話でよく用いられるでしょう。
もちろん「夫」呼びでも問題はありませんが、状況によっては呼び方を変えた方がスムーズな場合もあります。
上記場合だと「うちの旦那が……」と呼んだ方が、会話に入りやすいでしょう。
また、目上の第三者の前では配偶者を「うちの夫が」と呼ぶのは、常識がないと思われる危険性があります。
「うちの主人が」と呼ぶ方がスマートです。
という気持ちもあると思いますが、人間関係をスムーズにするためには呼び方を臨機応変に変えることは必要だといえます。
夫、主人、旦那など第三者の前でのパートナーの呼び方を確認しよう
この章では、第三者の前でのパートナーの呼び方について整理していきます。
今まで何となく使い分けてはいたけれど、正解がわからないという女性も多いのではないでしょうか。
パートナーの呼び方は、会話をしている第三者との関係によって変わります。
- オフィシャルなシーンで使われる「夫」
- 目上の第三者の前で使われる「主人」
- 親しい間柄で使いやすい「旦那」
- その他:亭主、パートナー、相方など
下記にてひとつひとつ見ていきましょう。
オフィシャルなシーンで使われる「夫」
パートナーの職場の人と会ったときなど、オフィシャルな場では「夫」呼びが正解です。
「夫」の対義語として「妻」が使われることもあり、夫婦の対等な関係を表す呼び方なので、公の場で使うのにふさわしいと言えるでしょう。
注意点として、話している相手の配偶者を呼びかけるにはふさわしくないということが挙げられます。
上記の言い方には、違和感を覚える方が大多数でしょう。
上記の方が違和感なく受け止められますよね。
オフィシャルな場では、自分のパートナーは「夫」、目の前の人の配偶者は「旦那様」「ご主人様」と使うのがスマートだと言うことを覚えておきましょう。
目上の第三者の前で使われる「主人」
会話をしている相手が目上の人の場合、自分のパートナーのことは「主人」と呼ぶのが正解です。
「主人」だと主従関係を色濃く感じるため、できれば使いたくないという女性も多いでしょう。
「現在社会には合わない呼び方なのでは?」と感じるかもしれませんが、目上の人の前では、
上記のように「主人」呼びをするのがマナーです。
礼儀正しい印象を与えることができるので、かしこまった場や目上の人と話す際は使い分けられるとよりスマートと言えます。
親しい間柄で使いやすい「旦那」
親しい間柄の人との会話でパートナーのことを呼ぶ際は「旦那」と呼ぶ人が大多数でしょう。
「夫」呼びも増えてはいますが、よりフランクな会話の際は「旦那」を使う層もまだまだ多いのが現状です。
旦那の語源としては、インドで古代に使われていた言語(サンスクリット語)の「ダーナ」が由来となっています。
上記が社会的に広まり、男性の配偶者を意味する言葉として使われるようになりました。
そのため「主従関係を感じるから『旦那』は使いたくない」と考える人も出始めています。
ただしよく話すママ友や、権力のあるボスママが「旦那」呼びをしている場合、自分だけかたくなに「夫」を使いにくいこともあるでしょう。
普段は「夫」や別の呼び方をしていても、ママ友との会話のときだけは「旦那」呼びにすることなども選択肢に入れておくと良いですね。
その他:亭主、パートナー、相方など
第三者の前でのパートナーの呼び方は「夫」「主人」「旦那」が主流ですが、その他の呼び方も頭に入れておきましょう。
あくまで不自然ではない呼び方として、下記も最近は増えてきています。
「亭主」は昔から使われる呼び方ですが、今使う人は少数派でしょう。
しかし「うちの家庭では亭主呼びがしっくりくる」と思う女性は使っても問題ありません。
ただしママ友との会話など、あくまでも親しい間柄の中だけにすべき呼び方でもあります。
パートナー、相方などの呼び方は、下記理由から今後増えていくことが考えられます。
特に「パートナー」呼びは、外国人の方と話すときも使いやすいので、これからの社会にマッチしているのではないでしょうか。
一方で下記のような懸念点もあります。
まだ馴染みのない呼び方だからこそ、使う場面を選ぶ必要はあるでしょう。
と考える女性は、話す相手によりますが下記を選択肢に入れるのもおすすめです。
普段家の中で名前で呼び合っている夫婦の場合、家の外でも名前で呼び合う方が自然な場合も考えられます。
まずは家族ぐるみで仲良くしている間柄に限って、名前や苗字で呼んでも問題はありません。
親しい人であれば、上記のように好意的に捉えてくれる人が多いのではないでしょうか。
パートナーの呼び方は、今までの常識に左右される部分が大きいのが事実です。
しかし親しい間柄で相手の理解が得られていれば、夫婦に合った呼び方をしても問題ないでしょう。
話している相手の配偶者の呼び方の正解は?
この章では、会話をしている相手のパートナーの呼び方について解説します。
という女性も多いでしょう。
上記にも配慮をしなければならないので、難しく感じてしまいますよね。
会話をしている第三者の男性パートナーの呼び方について、下記解説していきます。
- 親しい第三者の配偶者の呼び方:ご主人、旦那さん
- 目上の方の第三者の配偶者の呼び方:ご主人様、旦那様
- これから浸透する可能性あり?パートナーさん、夫さん
ひとつひとつ順番にご覧ください。
親しい第三者の配偶者の呼び方:ご主人、旦那さん
親しい間柄の第三者の配偶者は、ご主人、旦那さんと呼ぶのが正解です。
主にママ友や学生時代の友人のパートナーに用いる呼び方と言えるでしょう。
上記のように普段の会話の中で違和感なく使いやすい呼び方ですね。
ただし相手が自分のパートナーを下記のように読んでいる場合は、配慮をしてあげた方が良い場合もあります。
上記のような呼び方をしている人は、男女平等意識を強く持っているなど、こだわりが強い人である可能性も考えられます。
もちろん「ご主人」「旦那さん」と呼ぶのは問題ないですが、下記のように確認しても良いでしょう。
あくまでも上記の質問ができるような親しい間柄の場合に限ります。
個人で話す機会が多い人ならば、お互いが心地よくいられるように、パートナーの呼び方にも配慮をしてあげると親切です。
目上の方の第三者の配偶者の呼び方:ご主人様、旦那様
目上の第三者のパートナーに対しては「ご主人様」「旦那様」と、かしこまった言い方をするのがマナーです。
また「旦那様」よりも「ご主人様」の方が丁寧な印象を与えるので、相手によって使い分けられると更にスマートでしょう。
上記の場合は親しさの度合いによって「旦那さん」「旦那様」と使い分ければ問題ありません。
上記に対しては「ご主人様」と呼びかけた方が、相手を敬っていることを感じてもらえるのではないでしょうか。
同じ目上の女性でも、多少親しい間柄なら「旦那様」、ビジネスの場や普段話さない人には「ご主人様」と呼びかけるのが無難だと言えます。
これから浸透する可能性あり?パートナーさん、夫さん
最近出始めた呼び方として「パートナーさん」「夫さん」もチェックしておきましょう。
現在、自分なパートナーのことを「夫」と呼ぶ女性が過半数なのに加え「パートナー」「相方」など、主従関係を感じさせない呼び方が浸透してきています。
しかし第三者の男性の配偶者を呼ぶときは「旦那さん(様)」「ご主人(様)」しか、選択肢がないのが現状です。
女性の中には、
と感じる方も増えています。
浸透するまでに時間はかかりそうですが、パートナーと対等な関係であることがわかる呼び方が、今後のスタンダードになる可能性は高いと言えるでしょう。
そもそも「夫」の意味と語源とは?
この章では夫の意味や語源について解説します。
普段何気なく使っている「夫」という言葉について、ふと意味や語源が気になったという女性も多いのではないでしょうか。
「夫」という言葉について、下記を解説していきます。
- 「夫」は配偶者の男性を表す言葉
- 「夫」の対義語は「妻」
- 「夫」は話している相手の配偶者には使わない
「夫」は配偶者の男性を表す言葉
現代社会で夫婦の対等な関係を表す「夫」というパートナーの呼び方について、語源を解説します。
夫の語源は下記の通りです。
「夫」という言葉は、公的な機関や職場などに書類を提出する際、続柄を示す呼び方として使われています。夫婦の男性の方。語源は「男人(おうと)」という説もあります。
上下関係や力関係を示す言葉ではなく、あくまで客観的に夫婦のどちらかを示す言葉です。最も分かりやすく簡潔に相手を指し示す呼び方として浸透しています。
女性の美学より
夫婦が対等な関係であることを示す呼び方のため、公の場でも用いられます。
オフィシャルな場で使うだけでなく、
上記でも使いやすい呼び方と言えるでしょう。
「夫」の対義語は「妻」
「夫」が男性のパートナーを指しますが、その対義語として女性の配偶者を表す言葉は「妻」です。
「夫」以外の呼び方についても、対義語をチェックしましょう。
「家内が」「うちの女房が」といった言い方は、最近ではあまり聞かれなくなりました。
他にも「嫁」「かみさん」といった言葉も、以前は女性のパートナーを呼ぶ際に使われていましたが、今使う人は50代以降の男性がメインでしょう。
若い世代を中心にスタンダードとなっているのは、主従関係を感じさせずオールマイティに使える「夫」「妻」呼びだと言えますね。
「夫」は話している相手の配偶者には使わない
「夫」は誰かと話しているとき自分の配偶者を示す言葉として用いられますが、話している相手の配偶者に対しては使いません。
話している相手の男性のパートナーに対しては、下記の呼び方が適切です。
どちらも家庭内での主従関係を表す言葉ですが、今のところ上記を使うのがマナーとされています。
ただし話す相手を気遣うのがマナーだと考えると、相手に合わせて呼び方を変えてあげるのが良いでしょう。
「相手の配偶者のことは旦那様と呼ばないと!」と頭の片隅で感じるかもしれませんが、臨機応変に考えても良い場面と言えます。
と相手の呼び方に「さん」付けで呼ぶことで、その人との関係性が深まることもあるでしょう。
気になるようならば、
また最近では第三者の男性配偶者を「夫さん」と呼ぶ世代も出始めているようです。
という意識の変化から生まれた呼び方ですが、浸透するには時間がかかることが考えられます。
配偶者の呼び方は、話している相手との関係性によって決まりがあります。
しかし「夫さん」のように、今の時代に合った呼び方が出てきているのも事実です。
話している目の前の相手を不快にさせないことが一番なので、今までの常識から多少外れても、臨機応変に呼びかけるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
第三者の前でパートナーを「夫」と呼ぶ人が過半数かどうかについて、下記解説しました。
- 主従関係を感じさせない「夫」呼びが今のスタンダード?
- 場面によって「旦那」「主人」と使い分ける必要あり
夫、主人、旦那など第三者の前でのパートナーの呼び方については、下記を参考にご覧ください。
- オフィシャルなシーンで使われる「夫」
- 目上の第三者の前で使われる「主人」
- 親しい間柄で使いやすい「旦那」
- その他:亭主、パートナー、相方など
話している相手の配偶者の呼び方は、下記がマナーです。
- 親しい第三者の配偶者の呼び方:ご主人、旦那さん
- 目上の方の第三者の配偶者の呼び方:ご主人様、旦那様
- これから浸透する可能性あり?パートナーさん、夫さん
「夫」の意味と語源については下記をご覧ください。
- 「夫」は配偶者の男性を表す言葉
- 「夫」の対義語は「妻」
- 「夫」は話している相手の配偶者には使わない
「夫」という呼び方は、主従関係を感じさせないので今の時代にも合っていますし、第三者の前で自分の配偶者を呼ぶときに使いやすいですよね。
しかし第三者の配偶者のことは「夫」ではなく、「旦那」「主人」などを使うのがマナーであることは変わりありません。
違和感を感じることもあると思いますが、上手に使い分けて話している目の前の相手と気持ちよく会話することを一番に考えましょう。
当記事が、パートナーのことを夫と呼ぶことが合っているか知りたい女性の、お力になれると幸いです。
旦那の反対語についての記事もありますので、気になる方は参考にご覧ください。
旦那の正しい言い方や場に応じた使い分けについては、下記記事でも取り上げているので、併せてお読みください。
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