「夫がフリーランスで妻が正社員の実情は?」
「夫がフリーランスで妻が正社員の注意点は?」
「夫がフリーランスで妻が正社員の場合の扶養は?」
上記のようにお悩みではありませんか。
夫がフリーランスで妻が正社員の家庭は少なく実際の内情などわかりやすいものではありません。
夫がフリーランスで妻が正社員の家庭の実情や扶養に関することなどわからなことがたくさんあり気になりますよね。
そこで当記事では下記の内容についてまとめました。
- 夫がフリーランスで妻が正社員の実情
- 夫がフリーランスで妻が正社員での共働きにおける3つの注意点
- 夫がフリーランスで妻が正社員の場合の扶養や配偶者控除
当記事をご覧になれば、夫がフリーランスで妻が正社員の場合の実情や扶養に関する悩みなどが解決するでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
夫がフリーランスで妻が正社員の実情を解説
これから夫がフリーランスになる、もしくはフリーランスになったばかりです。
そんなご家庭もあるかと思います。
そこで夫がフリーランスで妻が正社員の家庭での実際の声をまとめました。
- 妻がフリーランスの仕組みをわからなかった
- 子作りのタイミングがわからない
- 家族のレシートが経費になるかが不安に思う
上記の3つの声を見てみましょう。
実情①:妻がフリーランスの仕組みをわからなかった
妻がフリーランスの仕組みがわからなかったケースです。
フリーランスのお金事情について フリーランスをしてる夫と結婚しました。 私は会社員1年目です。 私(23) 夫(29)です。 1年すぎたところですが、未だにフリーランスの仕組みを理解出来ておらず、1日1件の仕事が大事なんだ。という概念に苦戦してます。
正社員だと会社がすべてやってくれるので税金や確定申告などの仕組みを理解するのに苦労しますよね。
実情②:子作りのタイミングがわからない
収入などの関係で子作りのタイミングがわからないケースがありました。
実際の声を見てみましょう。
フリーランスの夫との間の子作り。 結婚2年目、30代前半の夫婦です。子作りのタイミングで悩んでいます。 夫はフリーランスで年収200万程度。私は公務員で年収600万です。結婚したばかりの頃は、夫婦のどちらかが安定した収入があればいいわけで、私が稼ぐから、夫には好きな仕事をさせてあげたいと考えていました。ただ、年齢のこともあって、子どものことを考え始めると、急に不安になってきました。
会社員だと毎月安定した収入があるので未来の計画は立てやすいですよね。
実情③:家族のレシートが経費になるかが不安に思う
家族のレシートが経費になるか不安に思うケースを紹介していきます。
夫がフリーランス、私が会社員の夫婦です。 夫が、「経費にするからに服買ったりしたらレシートちょうだい」と言ってきます。 もちろん服と夫の仕事は関係ありません。 家族のお金は家族の ものとはいえ、ちょっとした脱税なのではないかと不安です。 家族のレシートを経費に入れてもいいのでしょうか?
税金とか経費とかわからないことは不安に思いますよね。
仕事に関係ない私的費用は経費にならないので気をつけましょう。
夫がフリーランスと妻が正社員での共働きにおける3つの注意点
夫がフリーランスで妻が正社員での共働きはどうゆものなのでしょう。
共働きにおける3つの注意点は
- 利用できる制度の違い
- 夫がフリーランスだと時間の融通が利くため家庭内の役割分担をしやすい
- 夫がフリーランスだと世帯収入が安定しない
上記の注意点をそれぞれ解説していきます。
利用できる制度の違い
フリーランスと正社員での利用できる社会制度の違いは何なんでしょう。
国民年金と厚生年金や雇用保険と労災保険についての解説です。
フリーランスの人が加入できる公的年金制度は国民年金だけ
フリーランスが加入できる公的年金制度は国民年金だけなのが実情です。
ちなみに日本の年金制度は国民年金と厚生年金の2つあります。
フリーランスだと国民年金にしか加入できないため、年金受給の際は国民年金の1つ分しか受け取ることができないのです。
正社員は厚生年金に加入できる
正社員は国民年金にと厚生年金に強制加入することになり、保険料は給与天引きされ年金受給の際は国民年金と厚生年金の2つ分受け取ることができます。
また公的年金制度は老後に受け取る老齢年金だけでなく遺族年金と障害年金といった保証機能もあり遺族年金と障害年金も厚生年金に加入してるかそうでないかで給付額に差が出るでしょう。
正社員は雇用保険や労災保険の保証もある
雇用保険と労災保険は合わせて労働保険と呼び、正社員は労働者なのでこの2つに原則加入することになり2つの保証を受けることができる保険です。
夫がフリーランスだと時間の融通が利くため家庭内の役割分担をしやすい
夫がフリーランスだと働き方も自分で決めれるので平日の日中も自由に動けるため役所関係の手続きもしやすく妻が正社員で働いてる時間に家事を行うなど役割分担しやすいでしょう。
育児や家事のお互いの負担はパートナーと話し合う必要がありますが相互でカバーしやすい点は大きなメリットです。
夫がフリーランスだと世帯収入が安定しない
夫がフリーランスだと正社員のように毎月一定の収入があるわけではないので数年後のキャリアも想像しづらく世帯収入が安定しません。
しかし妻の正社員での安定した収入をベースにして夫のフリーランスでの収入を付加価値として考えれば世帯収入の不安定さは抑えられるでしょう。
夫がフリーランスで妻が正社員の共働きは合理的な理由
夫がフリーランスで妻が正社員の共働きは合理的なのか疑問に思いますよね。
合理的な理由として
- フリーランスは働き方を自分で選べるから
- 妻が正社員だと出産時、会社の福利厚生を受けられるから
などの理由があるからです。
上記の理由をそれぞれ解説していきましょう。
フリーランスは働き方を自分で選べるから
フリーランスは仕事の内容や場所、時間や休日を自分で考えて決めることができます。
正社員だと来月から地方に転勤などの理由で働き方が変わり家族が振り回されることもあり、経済的には安定はあるかもしれないけど精神的な安定は少ないでしょう。
妻が正社員だと出産時、会社の福利厚生を受けられるから
正社員であれば国が定めている法律に基づいた制度でつわりなどで休んでも有給が使えたり産休・育休中でも給料の半額が支給されたり出産などで勤労してない期間があっても生活の安定が確保されます。
女性には出産と育児という男性とは決定的に違うイベントがあります。
約10ヶ月の妊娠期間と出産後の約1年前後の授乳期間はどうしても仕事を休んだりしなくてはならないですよね。
正社員の女性は出産育児に関する福利厚生が充実していて、とにかく守られていのです。
なので夫婦が共働きの場合は妻が正社員で働くとこが合理的と言えるでしょう。
夫がフリーランスで妻が正社員の場合の扶養や配偶者控除を解説
夫がフリーランスの場合で妻の扶養に入るのは可能か、子供がいる場合どちらの扶養に入れるのが良いか悩みますよね。
夫や子供の扶養について
- 夫が妻の扶養に入るには年収130万未満かつ妻の収入の1/2以下が条件
- 子供がいる場合、医療保険制度上は妻の扶養に入れるほうが良い
上記の2つについて解説します。
夫が妻の扶養に入るには年収130万未満かつ妻の収入の1/2以下が条件
夫が妻の扶養に入るには年収が130万未満かつ妻の収入の1/2以下であれば妻の扶養に入ることが可能です。
子供がいる場合、医療保険制度上は妻の扶養に入れるほうが良い
医療保険制度には2つあってフリーランスや自営業を対象にした国民健康保険と会社員や公務員を対象とした健康保険です。
フリーランスの人が加入する国民健康保険は被扶養者という概念が無く家族が増えると保険料が上がり、家族の人数や家族の収入が保険料に影響します。
正社員の人が加入する健康保険は条件を満たせば被扶養者となり健康保険の場合、被扶養者が何人いても保険料が変わりません。
なので医療保険制度上は妻の扶養に入れる方が有利です。
夫がフリーランスのデメリットとメリット
夫がフリーランスのデメリットとメリットをそれぞれについて見てみましょう。
デメリット
夫がフリーランスのデメリットは
- 収入が不安定
- 生活のリズムが乱れやすい
上記の2点を解説していきます。
デメリット①:収入が不安定
正社員であれば会社を辞めない限り毎月決まった収入を得ることができますがフリーランスの場合は自分で仕事を受注してこなした成果として報酬を受け取ることで収入を得ることになるので仕事が途切れてしまうと収入が不安定になりがちです。
思うように仕事を受けられなかったり災害や不慮の事故などのトラブルが起きて仕事を受注できない状態になった時も収入が減ってしまいます。
フリーランスは自分次第で高収入が狙える半面、収入が下がるリスクもあるのです。
デメリット②:生活リズムが乱れやすい
フリーランスになると自分で時間を決めて仕事を進めていくので生活リズムが乱れがちです。
収入アップを狙って仕事を取りすぎたことによって忙しい時期がずっと続いてしまい生活リズムが乱れるといったことも起こりえます。
リモートワークで通勤が無くなり運動量が減り、寝つきが悪くなり生活の時間がずれていくパターンを経験しているフリーランスはたくさんいるようなので時間割を作るなど生活のリズムが乱れない工夫が必要でしょう。
メリット
夫がフリーランスのメリットは
- 働き方が自由
- 高収入を目指せる
- 人間関係のストレスが少なくなる
上記の3点を解説していきます。
メリット①:働き方が自由
フリーランスの1番の魅力は仕事の内容や場所や時間などを自分で考えて自分で決めて自分にあった自由な働き方ができることです。
正社員だと決められた時間に会社に行き決められた席で1日を過ごすことになりますがフリーランスは自分にとって最も効率の良い働き方ができます。
仕事のパフォーマンスを上げるために好きな音楽を聴きながら仕事をしたり食事のあと軽く昼寝をしたり景色を変えるのにカフェで仕事をしたり会社勤めでは難しいことが全てできるのです。
メリット②:高収入を目指せる
正社員の場合は固定給が決まっていてインセンティブ制度が無い限り毎月の収入を上げるのは非常に難易度が高いですがフリーランスは自分の頑張り次第で収入が決まりますのでモチベーションも上がります。
正社員時代にしていた仕事をフリーランスとして受注したら時給換算で単価が倍ちかくになるような仕事も多いようです。
メリット③:人間関係のストレスが少なくなる
フリーランスでも仕事の発注者がいるので人と関わりが無くなるわけではありませんが正社員ほど深い人間関係が少なく、トラブルになる確率が低くストレスが少なくなります。
会社勤めの時断りづらかった会社主催の飲み会やレクリエーションイベントは無くなり自分の好きな人と好きな時間でストレスの無い日常をおくりましょう。
妻が正社員のデメリットとメリット
妻が正社員のデメリットは責任のある仕事で精神的な負担が大きいことでメリットは収入が安定してることです。
デメリットとメリットを詳しく解説していきます。
デメリット:責任のある仕事で精神的な負担が大きい
正社員で働くということはパートやアルバイトと違い責任のある仕事を任されたり後輩の指導をしながら自分の仕事もこなしてくなど、任されることをやりがいに感じる人もいますが精神的に追いつめられ負担に感じる人も少なくないです。
メリット:収入が安定してる
正社員だと毎月の給料が固定給で支給されのことで精神的負担が減り家計のやりくりの計画も立てやすくなります。
会社によっては夏と冬の年2回賞与の支給があり大きな買い物ができたり貯金ができたり嬉しいことです。
まとめ
夫がフリーランスで妻が正社員の実情は下記の通りです。
- 妻がフリーランスの仕組みをわからなかった
- 子作りのタイミングがわからない
- 家族のレシートが経費になるかが不安に思う
また、扶養や控除については次のような内容でした。
- 夫が妻の扶養に入るには年収130万未満かつ妻の収入の1/2以下が条件
- 子供がいる場合、医療保険制度上は妻の扶養に入れるほうが良い
正社員からフリーランスへの転身は容易ではありません。
しかし夫婦がお互い良い状態のために夫がフリーランスで妻が正社員という新しい形に挑戦することは素敵な未来が待っているでしょう。
そしてこれからフリーランスになりたい人は夫婦での話し合いが1番大切です。
夫婦の間でよく話あって、お互い納得のいく結論を導いてくださいね。
コメント