「夫が60歳だけれど、子どもが欲しい!」
「夫が60歳で妻が妊娠って大丈夫?デメリットしかない?」
「60歳の夫との子育てが不安だらけ。メリットは何かある?」
夫婦の年齢差があればあるほど子どもに対する考え方が異なって、上記のように考えてしまう奥さんも多いことでしょう。
今回の記事では、以下の3点を解説します。
- 夫が60歳で高齢!奥さんは妊娠可能?
- 夫が60歳!奥さんが妊娠するデメリットは?
- 夫が60歳で高齢!奥さんが妊娠するメリットは?
順番に見ていきましょう。
夫が60歳で高齢!奥さんは妊娠可能?
夫が60歳だと、奥さんは妊娠できるのか不安になりますよね。
まずは、以下の3点を解説します。
- 奥さんの年齢が若ければ可能
- 生活習慣が悪くなければ妊娠できる可能性は高まる
- 精子がDNA損傷している可能性は高い
順番に見ていきましょう。
奥さんの年齢が若ければ可能
夫が60歳と高齢でも、奥さんの年齢が若ければ妊娠は可能です。
現に、以下のように多くの男性芸能人が、比較的高齢で父親になっています。
- 市村正親(59歳)
- 郷ひろみ(58歳)
- 石田純一(58歳)
- 三谷幸喜(52歳)
- 岡村隆史(51歳)
しかし、奥さんの年齢を見ると、以下の通り若いのです。
- 市村正親の元妻・篠原涼子(35歳)
- 郷ひろみの一般人妻(34歳)
- 石田純一の妻・東尾理子(36歳)
- 三谷幸喜の一般人妻(33歳)
- 岡本隆史の一般人妻(39歳)
つまり、夫が高齢でも、奥さんが若い年の差カップルであれば子どもをもうけることは可能ということ。
希望の光が見えてきたのではないでしょうか。
生活習慣が悪くなければ妊娠できる可能性は高まる
生活習慣が悪くなければ奥さんが妊娠できる可能性が高まることも分かっています。
以下は、生活習慣が悪いといわれる典型例を示したものです。
- ヘビースモーカー
- 常に過剰なストレスを抱えている
- アルコールの過剰摂取
- バランスの悪い食事をしている
- 睡眠時間が極端に少ない(or長すぎる)
- 運動をあまりしていない
生活習慣が悪いと、若い夫婦でも妊娠確率が極端に下がってしまう事実があります。
年齢的にハンデがある夫婦の場合、若い夫婦よりも自身の健康状態を意識して生活しなければなりません。
夫が60歳で年齢的に厳しいかも?と感じている場合、生活習慣を良くする努力をしていきましょう。
精子がDNA損傷している可能性は高い
夫が60歳だと、精子がDNA損傷している可能性が高いという懸念点もあります。
精子がDNA損傷していると起こり得るリスクは、以下の通りです。
- 生まれてくる子どもの小児がん確率が上がる
- 生まれてくる子どもが精神疾患を抱えてしまう可能性が高まる
生まれてくる子どもが何らかのリスクを背負っていると思うと、なかなか手放しでは喜べませんよね。
また、女児に関しては、精子がDNA損傷していると以下のようなリスクがあるといわれています。
- 乳がん
- 子宮がん
夫が高齢だと、生まれてくる子どもが何らかの障害を持ってしまう可能性が若い夫婦よりも圧倒的に高くなることを頭に入れておきましょう。
夫が60歳!奥さんが妊娠するデメリットは?
夫が60歳でも、奥さんが若ければ妊娠可能ということが分かりました。
しかし、夫が高齢なことで、奥さんが妊娠した場合のデメリットがいくつかあるのです。
今回の章では、夫が60歳で奥さんが妊娠するデメリットを以下の通り5つ紹介します。
- 妊娠糖尿病になる確率が高い
- 流産の確率が高まる
- 赤ちゃんが未熟児として生まれる確率が上がる
- 教育資金を予め確保しておく必要がある
- 夫が子どもの体力に付いていけない可能性が高い
順番に見ていきましょう。
妊娠糖尿病になる確率が高い
夫が60歳で奥さんが妊娠すると、妊娠糖尿病になる確率が高いというデメリットがあります。
実は昨今、高齢出産増加に伴い、妊娠糖尿病を患ってしまう妊婦さんが非常に多くなっているのです。
妊娠糖尿病を患ってしまう主な原因は、以下の通り。
- 夫婦どちらかが35歳以上
- 肥満体質
- 家族に糖尿病の人がいる
- 妊娠中に体重が急増した
夫が60歳ということで、少なくとも「夫婦どちらかが35歳以上」には当てはまってしまいます。
妊娠糖尿病を患うと、母子ともに以下のようなリスクが生じてしまうということです。
母親側のリスク | 赤ちゃん側のリスク |
|
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とても怖いものがありますよね。
ちなみに、妊娠糖尿病を経て無事に生まれてきた赤ちゃんでも、将来的に糖尿病やメタボリック症候群になってしまう確率が非常に高いと言われているのです。
高齢出産のリスクがお分かり頂けることでしょう。
流産の確率が高まる
流産の確率が高まるのも、夫が60歳で奥さんが妊娠するデメリットの一つです。
流産は、若い夫婦でも8~20%の確率で起こり得るもの。
しかし、夫婦どちらかの年齢が高くなるにつれ、流産確率は上昇していきます。
夫が60歳で奥さんの流産率が上がってしまう主な理由は、以下の通り。
- 着床しにくいから
- 染色体異常があるから
やはり、若い遺伝子に比べると、年齢を重ねた遺伝子は妊娠に至るまでの力が乏しいのですね。
赤ちゃんが未熟児として生まれる確率が上がる
夫が60歳で奥さんが妊娠するデメリットとして、赤ちゃんが未熟児として生まれる確率が上がることも挙げられます。
アメリカの研究チームが、2007年から2016年にかけて出生した赤ちゃん4,050万件の調査を実施したところ、以下のような結果になったということです。
父親が45歳以上の赤ちゃんに起こり得るリスク(若いお父さんの赤ちゃんと比較) |
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とても恐ろしいものがありますよね。
無事に生まれてきたと思っても、すぐに集中治療室へ運ばれたのでは気が気ではありません。
父親が45歳以上で上記のようなリスクが生じてしまうのですから、父親が60歳ともなれば、上記のリスクはさらに大きくなることでしょう。
教育資金を予め確保しておく必要がある
教育資金を予め確保しておく必要があるのも、夫が60歳で奥さんが妊娠するデメリットの一つです。
一般的な30代前後で子どもを妊娠出産する夫婦であれば、子どもが成人する年齢になったとしても、親はまだまだ現役。
したがって、生活費や学費などに困る確率は、そこまで大きくはありません。
しかし、
健康を維持できて働いていたとしても、現役時代の給料を据え置きでもらえる確率は極めて低いものになります。
つまり、子どもを成人させるためには、今現在、ある程度の貯金がないと厳しいものがあるのです。
夫が子どもの体力に付いていけない可能性が高い
夫が60歳で奥さんが妊娠するデメリットとして、夫が子どもの体力に付いていけない可能性が高いことも挙げられます。
子どもを妊娠出産するのは若い奥さんであっても、子育ては夫婦で一緒にしていかなければなりません。
夫が60歳と高齢だと、以下のようなデメリットがありますよ。
- 公園で子どもと全力で遊べる体力がない
- 子どもより体力がない父親と思われてしまう
子どもは、すべてが全力です。
全力で向かってくる子どもに立ち向かえるのは、若い親の特権になります。
だからこそ、若くない父親であることを子どもにマイナスに見られないよう、何らかの対策が必要になってくることでしょう。
夫が60歳で高齢!奥さんが妊娠するメリットは?
夫が60歳と高齢だと、様々なリスクがあることをお話ししました。
しかし、実はメリットも多数あるのです。
最後に、夫が60歳で高齢の奥さんが妊娠するメリットを以下の通り4つ紹介します。
- 経済的に余裕を持った子育てができる
- 時間に余裕があるからワンオペにならない
- 赤ちゃんの存在に強い感謝の気持ちを持てる
- 主夫になってくれるので復職しやすい
順番に見ていきましょう。
経済的に余裕を持った子育てができる
夫が60歳と高齢だと、経済的に余裕を持った子育てができるメリットがあります。
たとえば、若い夫婦の場合、子育てを第一優先に考えたいものの、夫の稼ぎだけでは足りず、奥さんも働きに出なくてはなりません。
だからこそ、保育園の待機児童問題が発生するわけですが、家事と育児と仕事の両立はなかなか厳しいものがあるでしょう。
しかし、
社会人としてしっかり働いてきた男性であれば、ある程度の貯蓄は必ずあるからです。
したがって、子どもがやりたいといった習い事をさせることができたり、家族で頻繁に旅行に行けたり、経済的に余裕を持った子育てができるメリットがあります。
時間に余裕があるからワンオペにならない
時間に余裕があるからワンオペにならないというのも、夫が60歳と高齢の場合のメリットの一つです。
夫が60歳だと、正社員として働いていても、比較的時間に余裕のある働き方にシフトしていることがほとんど。
だからこそ、たとえ赤ちゃんが誕生したとしても、ワンオペになる確率は非常に低くなります。
- 家事も育児もすべて母親の仕事でイライラする
- 母親には休日がなくてストレスが溜まる
上記のような、比較的若い世代の奥さんたちが抱えているイライラやストレスを感じることが少なく済むでしょう。
赤ちゃんの存在に強い感謝の気持ちを持てる
夫が60歳と高齢だと、赤ちゃんの存在に強い感謝の気持ちを持てるメリットがあります。
夫婦片方もしくは双方が高齢だと、若い夫婦に比べて妊娠確率が低くなるのは当然のこと。
ただでさえ奇跡の連続といわれている赤ちゃんの誕生ですから、リスクのある出産を経験した夫婦は、奇跡の連続にただただ感動を覚えることでしょう。
- 赤ちゃんの存在が嬉しくてたまらない
- 赤ちゃんの存在が愛おしい
- 夫婦で一緒に子育てしようという気持ちが全面に出る
夫が60歳と高齢だと、上記のような気持ちになれますよ。
主夫になってくれるので復職しやすい
主夫になってくれるので復職しやすいという点も、夫が60歳で奥さんが妊娠するメリットの一つです。
夫が60歳だと、仕事もようやく一区切りといったところ。
したがって、若い夫婦にありがちな「夫は外で仕事・奥さんは家事育児」もしくは「夫婦ですべて平等に」という考えを持たなくて済みます。
- 保育園には落選しちゃったけれど、夫が家にいるから私は仕事に戻れる!
- キャリア志向だから、夫が家で主夫をしてくれるのがありがたい
- 夫婦二人三脚で子育てしている感じが良いな
上記のように思うことができ、ストレスフリーで家事や育児、仕事に取り組めることでしょう。
まとめ
今回の記事では、60歳と高齢な夫を持つ奥さんが妊娠できるのかについて解説しました。
紹介した通り、芸能界でも50代後半で父親になる人も多く、夫が60歳だからと妊娠を諦めるのは良くありません。
もちろん、若い夫婦に比べてリスクはありますが、以下の通りメリットも多々。
- 経済的に余裕を持った子育てができる
- 時間に余裕があるからワンオペにならない
- 赤ちゃんの存在に強い感謝の気持ちを持てる
- 主夫になってくれるので復職しやすい
ぜひ、しっかり夫と話し合って、子どもを持つのか夫婦ふたりで過ごしていくのかを検討してみてくださいね。
ちなみに、夫が50歳以上でも妊娠は可能なのかについて、以下の記事でも紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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