あなたは「夫の酒癖が悪い!なんとかする対処法はある?」「夫の酒癖が悪い場合は離婚すべき?」といった悩みを抱えていませんか?
酒癖が悪い夫に対しての対処法や離婚するべきケースは調べても分かりにくいですね。
飲みすぎてしまう夫の酒癖の悪さに悩む女性は意外と多いのが現状としてありますし、なかなかのプライベートな内容でもあるので、教えてくれない場合が多いものですよね。
酒癖が悪い夫の5つの対処方法は下記が挙げられます。
- 暴言や絡んでくる様子を動画で撮っておく
- 休肝日を設ける
- 話を聞く
- ストレス発散法を見つける
- 治らない場合は病院へ行く
酒癖が悪い夫と離婚すべきケースは下記が挙げられます。
- 頻繁に酒に飲まれる
- 物を破壊する
- 周囲に迷惑をかける
- 暴力を振るう
- 不貞行為を働く
当記事をご覧になれば、酒癖が悪い夫に対しての対処法や離婚するべきケースを知ることによって、日常生活における夫の酒癖を見直し、現状を把握することができるでしょう。
結果としてどのように行動していくのか、指針を定めることができ、離婚すべきかどうか決めることができると思います。
夫の酒癖の悪さに対して「自分が何とかしなければ・・・」と問題を抱え込まず、冷静に対処することが重要になってきます。
最後まで当記事をお読みいただければ、今まで以上によりよい酒癖の悪い夫との付き合い方が見えてくるかもしれません。
酒癖の悪い夫の特徴5選
まずは自分の夫の酒癖が悪いかどうか、下記の酒癖の悪い夫の特徴を知った上で自分の夫の特徴と照らし合わせ、確認してみましょう。
1.週に5日以上酒を飲む
週に5日以上酒を飲む方は、頻度としては多いので酒癖が悪いといえます。
ただし、週に5日以上とはいっても、自宅で毎日飲むくらいであれば、酒癖が悪いとは言えないでしょう。
一方、飲み会で毎回泥酔するくらい飲んで帰ってくるとなれば、酒癖が悪いと言えます。
2.飲み会で遅くなっても連絡しない
酒癖の悪い人は飲み会で終わる時間を連絡してこない場合が多いです。
これは自分さえ場を楽しんでいれば、周りは気にならないというなんとも無責任な考えからこのような行動になることが考えられます。
もしくはお酒の飲みすぎで酔いすぎてしまい、連絡できないというパターンもありますが、どちらにしても、妻への思いやりや家族を背負う責任感が足りないことは明らかですね。
3.酔って暴力を振るったことがある
一度でも酔った夫に暴力を振るわれたことがある場合は、酒癖が悪いと言えます。
酒癖の悪い行動の中でも最低ランクに位置するのが暴力です。
状況によっては警察を呼んで止めてもらってもかまいません。
そもそも暴力を振るうことは人間性に問題があります。もし、被害者が訴えれば、犯罪になります。
4.酔うと豹変する
お酒で豹変する人は、普段の生活で本性を隠しているタイプが多いです。
お酒で悪酔いすることによって、スイッチが入り、態度や性格が一気に変わってしまう人は意外と多いです。
5.飲んだ翌朝に起こすと怒る
朝方まで飲んで、起こしてもらっておいて妻に怒るのは、典型的な酒癖が悪い夫の特徴です。
日頃からの感謝が足りない証拠ですね。
普段の生活において、何を考え、感じ生きているのでしょうか。
夫の酒癖が悪い!5つの対処法
夫の酒癖が悪いと、一緒に暮らす妻には多大な迷惑がかかります。
夫が帰ってきたら、介抱したり、朝寝ている夫を起こしたりしないといけません。
そして、迷惑をかけた人へ謝らなければならないこともあるでしょう。
1.暴言や絡んでくる様子を動画で撮っておく
対処法の1つ目は、暴言や絡んでくる様子を動画で撮っておく方法です。
酒癖の悪い人の特徴のひとつとして自分がやったことをほとんど覚えていないことが多々あります。
普段は穏やかな人ほど、酔った時のことをいくら話しても、「まさか自分がそんなことをするはずがない!」と信じてもらえないでしょう。
2.休肝日を設ける
対処法の2つ目は、休肝日を設ける方法です。
アルコール健康医学協会でも、休肝日の大切さが記載されています。
休肝日とはお酒を飲まずに、肝臓を休める日のことです。
なぜかというとお酒を飲むと、肝臓には中性脂肪が蓄積されるからです。
胃や腸といった消化管の粘膜も荒れてきます。
これら臓器の修復のために、週に2日程度の休肝日を作ってあげることが必要です。
いきなり禁酒するのはお酒好きの夫には難しいでしょう。
週に1日ずつでもいいので、休肝日を設けることがおすすめです。
3.話を聞く
対処法の3つ目は、夫の話を聞くを聞く方法です。
酒癖の悪い人の多くは日頃の仕事やプライベートなどでのストレスを溜め込んでる可能性が高いです。
普段は笑顔で接しているけれど、実は心の中で不満がある可能性もあるでしょう。
夫の話を聞き、心の奥に溜まっている不満を引き出してあげてください。
どうしてお酒をたくさん飲んでしまうのか、一緒になって、考えてあげることが大切です。
4.ストレス発散法を見つける
対処法の4つ目は、ストレス発散法を見つけることです。
酒癖が悪い人は、お酒を飲むことで日頃のストレスを発散していることが多いです。
お酒以外の発散方法を見つけてあげましょう。
たとえば、一緒にドライブに出かけたり、近くのショッピングセンターで買い物をしてみるという方法もあります。
5.治らない場合は病院へ行く
対処法の5つ目は、通院です。
酒癖が悪いのは「アルコール依存症」の可能性があるためです。
アルコール依存は、多くの場合、飲酒から始まり、数年以上の定期的な飲酒を経て、依存症になっていきます。
依存が進んでいく中でお酒に酔った状態で暴言、暴力などの問題行動を起こし、周囲との人間関係、家庭内での配偶者や他の同居家族との関係に軋轢が生じてくる場合も多いです。
もちろん酒癖がかなり悪いから一概にアルコール依存症とは限りません。
しかし、状況が悪化する前に、一度病院を受診することをおすすめします。
酒癖の悪い夫と離婚するべきケース
夫婦間の話し合いで離婚に合意できず、調停でも離婚に至らなかった場合、裁判を起こすことになります。
しかし、裁判になった場合必ずしも離婚が認められるとは限りません。
将来的なことを考えると、酒癖が悪い夫と離婚した方がいいのだろうか?と考えることもあるでしょう。
それぞれのケースを具体的に見ていきましょう。
1.頻繁に酒に飲まれる
酒癖が悪いといっても数か月に一度酔い潰れ、騒ぐ程度で離婚を考える必要はありません。
しかし、週に何日も外で泥酔するまで飲んで帰ってくる場合は注意して、直してもらう必要がありますね。
遅い時間までお酒を飲んでいて、家にいない時間が長いとなれば、育児も家事も妻がやらないといけなくなります。
なので一家の主という立場において責任というものが伴い、判断力が試される場面ですね。
2.物を破壊する
次に「物を破壊する」人も注意すべきです。
お酒のせいとはいえ、他人の物を壊すのは危険なため立派な犯罪行為になる可能性があります。
「酔った勢い」であっても「故意」があれば器物損壊罪が成立します。
後になって記憶が飛んで覚えていなくても、行為時にわざと物を壊したなら器物損壊罪になるということです。
夫が家の家具や家電などを壊すとなると、それを見ている子供が年齢が幼ければ幼いほど、影響を及ぼしかねないので、家庭内における子供の発達途上において大きな問題になってきます。
また、わざとではなかったとしても、弁償金は払わなければならないでしょう。
3.周囲に迷惑をかける
「周囲に迷惑をかける」場合も離婚を考えた方がいい可能性があります。
自分や家族はもちろんのこと、職場の同僚や両親に迷惑をかける行為はあなた自身に精神的負担を与えるのです。
酔って家に帰り、家で暴れて、家族が止めないといけなくなるのは家族にとって、大きな負担がかかります。
本人には迷惑をかけていることを分かってもらう必要があります。
4.暴力を振るう
最も気を付けたいのが「暴力を振るう」行為でしょう。
暴力は立派な犯罪です。
暴力は「婚姻を継続し難い重大な事由」があるとして十分な離婚原因になります。
ここでいうDVというのは、殴る、蹴る、髪を引っ張るといった身体的な暴力のほか、暴言といった精神的な暴力も含まれています。
現実に配偶者からのDVは「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するとして、離婚を認めた裁判例は数多くあります。
一度でも酔った勢いであなたや子供などの家族に暴力を振るう場合はすぐに離婚を検討しましょう。
普段は良い人だなと思う人も多くいますが、自覚がなく、冷静になれない人ほどかなり危険です。
5.不貞行為を働く
お酒の勢いで「不貞行為を働く」なんて言語道断の行為ですね。
酔った勢いや一度きりの関係であったとしても、不貞行為には変わりません。
そういった行為をすることが夫としてはありえないとは思いますが、ある程度の証拠が必要ですので、注意しましょう。
酒癖の悪い夫と離婚する方法
夫の酒癖があまりに悪い場合は、離婚を視野に入れることもあるでしょう。
ここからは、酒癖の悪い夫と離婚に至るまでに必要な手続きの流れをご説明します。
酒癖の悪い夫と離婚する方法(1) 協議する
2人での話し合いでお互いが離婚に合意し、離婚届を提出して離婚する方法を協議離婚といいます。
協議離婚には裁判所は関与しないので、離婚の理由は特に必要ありません。
しかしこの方法では、酒癖が悪いという理由で夫が離婚に合意してくれるかが一番の問題になります。
酒癖の悪い夫と離婚する方法(2) 調停を申し立てる
夫婦の話し合いでは解決が出来ず、相手の顔も見たくないという場合は、離婚調停の申し立てをしましょう。
この場合は相手と顔を合わさないよう、調停委員が順番に双方から話を聞き出してくれます。
その上で双方が合意すれば、離婚が成立します。
酒癖の悪い夫と離婚する方法(3) 裁判を起こす
裁判での離婚は、協議離婚と調停離婚とは違って、双方の合意で離婚が成立するわけではなく、裁判官の判決によって決定が下されます。
そして裁判で離婚をする場合、民法770条1項にある法定離婚事由が必要になります。
第770条1項(裁判上の離婚)
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
自分の状況で離婚が成立する可能性があるのか不安な方は、一度弁護士に相談してみましょう。
本気で離婚を考える際には上記の離婚する方法を参考にしてみてください。
実際の体験談
実際の体験談を知ることで、自分の夫の酒癖がどのようにどれくらい悪いのか、現状を振り返ることができると思います。
酒癖は簡単に治るものではありませんが、実際の体験談と自分の夫の酒癖の現状を比較し、確認することで夫の酒癖を治すきっかけをつかむことができるかもしれません。
事例1
Jさんは、平成26年に夫と結婚しました。 ところが、夫は酒癖が悪く、泥酔した状況でまだ産まれたばかりのお子さんを抱きかかえるなど、Jさんからすればひやひやすることが非常にたくさんありました。 注意してもそういった夫の行動がなくなることはありませんでした。
出産の前後から、夫の心無い行動が続いており、Jさんは初めての妊娠出産期に大きな精神的負担をかかえながら過ごす毎日を送っていました。 Jさんは自分の言い分を夫に伝えることもありましたが、夫の対応は無言になるというもので、なかなか話し合いが進まない状況が続いていました。
自宅購入の話が出た際も、Jさんは反対したものの、夫はそれを押し切って自宅購入に踏み切ってしまいました。 そうして、大きなローンが残っている状態で、Jさんは夫との生活に耐えきれず、別居を開始しました。
事例2
私は41歳、夫は44歳、11歳の息子がいます。 夫婦共にお酒が好きですが、ここ1年程、夫の酒癖に悩まされて離婚を考えています。 夫は、お酒を飲まない時は温厚ですが、お酒を飲み始めると歯止めがきかず、日常的にボトルワインを1〜2本開け、潰れるまで飲み続けます。
また、飲酒している間の言動の記憶がなく、翌日、注意したり、やめて欲しいと伝えても「そんなことはしていない」と開き直るばかりか「なぜそんなにいつも機嫌が悪いのか」と私を責めます。 先日は会社帰りに飲酒したらしく、私が残業して深夜に帰宅したところ、玄関先で寝ていました。
また、どこかで顔をぶつけたのか目の周りを怪我し、出社が気まずいのか1週間在宅勤務と称して家にいました。 それだけでも、いい歳した社会人が何をしているのかと呆れますが、私に対し、「今週はずっと自分が家事をしていた」と恩を着せるような発言をされました。 自己都合にも関わらず、呆れます。
夫の実家の父も深酒を好み、実母がそれを咎めつつも甘やかしていたのを見る限り、育ちによる価値観なのではないかと考えてしまい、もはやこの先一緒に生活を続ける自信がなくなりました。 とはいえ子どもにとって両親の離婚は辛いであろうことから、どうすべきか悩んでいます。
なお、私は会社勤務しており、年収は約800万円あります。母子2人で日常生活を送ることはできると思いますが、離婚した際の初期費用なども不安です。
実際の体験談を知り、どのように感じたでしょうか。
実際の体験談と自分の夫の酒癖の現状を比較し、今自分にどんなことができるのか考え、本当に離婚すべきか、しっかり考えてみるとよいです。
まとめ
酒癖が悪い夫に対しての対処法や離婚するべきケースなどについて下記にまとめました。
- 酒癖が悪い夫の特徴と酒癖が悪い夫に対しての対処法を知った上で自分にとって、夫と過ごすことがストレスに感じるかどうかによって、これからどう行動するか決める
- 酒癖の悪い夫と離婚するべきケースと酒癖の悪い夫と離婚する方法、そして、実際の体験談を知り、離婚すべきかどうか方向性を決める
- 本人が日常の生活において、酒癖が悪いということをしっかりと認識し、酒癖を治すために対策を考え、実行することが大事である
- あなたと家族の未来のために、よく考えて行動していくこと
酒癖が悪い夫と生活するのは、女性にとって恐怖を感じ、ストレスの原因になります。
酔って、少し帰る時間が遅くなる程度ならまだいいと思いますが、暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたりした場合は離婚も視野に入れましょう。
酒癖の悪さは、場合によっては立派な離婚理由となるということがわかっていただけたでしょうか。
離婚は夫婦間の問題で非常に複雑で早急に解決はしないでしょう。
酒癖が悪い夫に対しての対処法と夫と離婚するべきケース、そして、実際の体験談を知った上で離婚する場合は夫とよく話し合い、最終的に決めていくべきでしょう。
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