「些細なことでイライラしてしまい、夫婦喧嘩に発展してしまう」
「漠然とした不安を感じ、ふと出産を後悔することがある」
「夫がマタニティブルーを理解してくれないため、離婚を前提に別居したい」
妻が出産した後、このように夫がマタニティブルーを理解してくれないケースも少なくありません。
女性は産後をきっかけにホルモンのバランスが崩れてしまい、マタニティブルーを発症してしまうことがあります。
本記事では、下記の内容についてまとめています。
- マタニティブルーの特徴と主な症状
- マタニティブルーが原因で引き起こされる夫婦喧嘩の事例
- 夫がマタニティブルーを理解してくれない理由
- マタニティブルーを夫婦で乗り越える方法とその解決策
ぜひ、最後までご覧ください。
マタニティブルーとは?夫婦喧嘩に発展する3つの事例を紹介!
マタニティブルーとは、妊娠中や出産後に起こり、気持ちが不安定になる症状のこと。日本産婦人科医会によると、出産後の女性の30〜50%が経験するとの統計結果が算出されています。
産後に女性が経験するマタニティブルーの主な症状として、一時的に気持ちが不安定になったり理由もなく涙が出たりします。
その他、イライラしやすく気持ちがネガティブになって落ち込むなどの精神的な病状を発症しますが、状態がひどくなれば通院するケースも少なくありません。
そもそもマタニティブルーの原因は、ホルモンバランスの変化に関係するといわれています。
例えば、産前は妊娠によるホルモン分泌の変化や、産後は女性ホルモンが急激に減少する影響で精神的不安定になりがち。
一般的に月経前症候群の経験がある方は、ホルモン分泌の影響を受ける傾向が強いため、マタニティブルーにもなりやすいといわれています。
ここでは、下記の事例をもとにマタニティブルーが夫婦喧嘩に発展する流れを紹介していきます。
- 夫が育児や家事に参加しない
- 産後うつに対する夫の理解が乏しい
- マタニティブルーによるイライラ
それでは、詳しくみていきましょう。
事例①|父親の自覚がなく育児や家事を全然やってくれない
産後にもかかわらず、夫が父親の自覚がなく育児や家事に参加しないことが原因で、妻のマタニティブルーが発症してしまう恐れがあります。
他にも、洗濯物を畳まないなどの日常生活に対してイライラが募り、夫に対して嫌悪感を抱く事例もあります。
そもそも結婚後、妻目線で父親の自覚がないように見えてしまい、それが原因でマタニティブルーに陥ってしまうことがあるため感情のコントロールが重要。
父親の自覚がないことは、夫自身が意識していないことがあるため、妻として指摘するのもよいでしょう。
事例②|産後うつが酷くて寝ていたら「だらけている」と言われた
夫が直接出産に携わる事例はそれほど多くはなく、産後の辛さが理解しにくい傾向にあります。
そのため、産後うつやマタニティブルーのことを知らない夫も少なくありません。
いつも疲れているなどの不調に気付きづらく、夫にはそれらが「だらけている」と映るのでしょう。
事例③|マタニティブルーによるイライラから夫に八つ当たりしてしまう
妻のマタニティブルーは、夫の行動がきっかけとなる事例も少なくありません。
夫の家事の不参加や言い方を発端として、夫婦喧嘩に発展することがあります。
他にも、おかずの味付けがうすいなど、何気ない無神経な一言にイライラして思わず声を荒らげてしまい夫婦喧嘩のきっかけになりやすいです。
夫がマタニティブルーを理解してくれない!その理由を3つのポイントで解説!
夫がマタニティブルーを理解してくれない状況が続くと、日々の生活のなかでイライラしてしまい、夫婦間の溝が生じやすくなります。
産後、子どもと生活するなかで悪影響を及ぼす危険性が伴うため、家族円満に過ごせるような環境作りに努めなければなりません。
そもそも、夫が妻のマタニティブルーを理解してくれない理由には、主に下記の3つが挙げられます。
- 仕事が忙しく妻の話を聞こうとしない
- マタニティブルーのことを知らない
- 妻のマタニティブルーに影響されて理解しようとしない
それでは、詳しくみていきましょう。
夫の仕事が忙しいのを理由に話を聞こうとしない
夫がマタニティブルーを理解してくれない理由の1つに、妻の話を聞こうとしないことが挙げられます。
妻の落ち込みに対し、夫まで感情的に引き込まれることから何らかの理由をつけて、話を聞こうとしない傾向がみられます。
また逆に、妻のマタニティブルーによるイライラで、話を聞くことに対して嫌気が差す夫も少なくありません。
マタニティブルーについての知識不足
マタニティブルーのこと自体、夫が知らないケースも少なくありません。
このような背景から、夫がマタニティブルーについての理解が乏しい傾向がみられます。
そもそも夫がマタニティブルーを知らなければ、産後の妻の精神状態を理解することは困難です。
逆に妻が夫のマタニティブルーに関する知識不足な面を意識して、何気なく教えなければならないこともありますが、妻の精神状態が悪化している状況では現実的ではありません。
妻のマタニティブルーにイライラして理解しようとしない
夫が妻のマタニティブルーに対してイライラしてしまい、周囲の意見が耳に入ってこなかったりアドバイスを聞き入れようとしないことがあります。
人は感情的になると、外部から受ける情報をシャットアウトする傾向にあります。
例えば、妻の精神不安による無気力が夫には「何もしない」というように捉えられてしまい、それがイライラに繋がってしまうことがあります。
しかし、これは産後のマタニティブルーの症状の1つであり、夫として理解しなければならないことはポイントといえます。
マタニティブルーを夫が理解してくれないときの対処法とは?3つの解決策で解説!
夫が妻のマタニティブルーを理解してくれない事例や理由については、前述したとおりです。
マタニティブルーによる夫婦間のトラブル解消には、いくつかの対処法があります。
下記に、妻のマタニティブルーを夫が理解してくれないときの解決策を3つのポイントでまとめました。
- 夫婦間で話し合いをする
- 両親に相談する
- 別居する
それでは、詳しくみていきましょう。
夫と話し合いをする|夫婦間の思いを共有する
夫がマタニティブルーを理解しようとしない原因としては、夫婦間の情報共有ができていないケースが挙げられます。
この場合、夫との話し合いによって解決する傾向にあるため、夫婦間でよく話し合いをしましょう。
妻が抱えるマタニティブルーの症状を緩和するには、夫婦間でよく話し合いをして普段思っていることや感じていることを共有することが重要。しっかりと夫婦間で情報を共有することが、妻のマタニティブルーの回避に繋がります。
両親に相談する|両親の体験談を参考にする
妻のマタニティブルーを夫が理解してくれないときは、両親に相談することをおすすめします。
理由としては、過去に同じような経験をしている可能性があるため。両親の体験談から、何か解決策のヒントが得られるかもしれません。
妻のマタニティブルーが夫婦関係に与える影響は重大であり、いち早く解決しなければなりません。夫婦だけで悩むよりも、両親に相談してみましょう。
別居する|一時的に距離を置く
夫がマタニティブルーを理解してくれないことで、離婚に発展する恐れも懸念されます。
例えば、一緒にいて喧嘩が絶えない場合や全く家事や育児にノータッチの夫に嫌気がさしていることなどが原因で別居する事例を挙げます。
このような場合、一時的に距離を置くことで解決するケースも少なくありません。
我慢することも重要ですが、もしそれが苦痛なら別居することも検討してみてはいかがでしょうか。
夫が妻のマタニティブルーを理解してくれないことで夫婦間の関係性に大きな傷がつくよりも1度、別居して冷静になることも大切です。
まとめ
今回は、夫がマタニティブルーを理解してくれない理由や夫婦喧嘩に発展した事例などを紹介してきました。
また、夫婦間でマタニティブルーを乗り越える方法などについても解説しています。
マタニティブルーを発症することで精神的な不安を感じ、夫に八つ当たりしたことを後悔してしまうこともあるでしょう。
産後は情緒不安定に陥り、夫婦喧嘩が絶えない日々から逃げたくなる気持ちも分かりますが、子供の将来を考えた場合に離婚することはなるべく避けなければなりません。
最後に、マタニティブルーを夫が理解してくれないときの対処法を下記にまとめました。
- 夫と話し合いをする
- 両親に相談する
- 別居する
本記事で取りあげたマタニティブルーの特徴や夫婦間で解決する方法をぜひ参考にしていただき、円満な家庭を築いていただけますと幸いです。
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