「『離婚したい』を英語でいうと?」
「『離婚したい』を英語で表現する例文が知りたい!」
「離婚したい時に使える英語スラングはある?」
などとお考えではありませんか。
英語で離婚問題を話し合うとなると、語彙力が求められます。
離婚にまつわる英単語を知っておくだけでも、話し合いはスムーズに進むことでしょう。
当記事では
- 「離婚したい」を英語で言うと?カタカナ発音表記も!
- 「離婚したい」に関連する例文5選
- 離婚問題にまつわる法定用語の英語表現
といった内容を徹底解説していきます。
「離婚したい」の英語表現が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただければ「離婚したい」だけでなく、離婚にまつわる他の英語表現もきっと分かるはずです。
「離婚したい」を英語で言うと?カタカナ発音表記も!
相手がイングリッシュスピーカーであれば、離婚の話し合いも英語でしなければなりません。
「離婚したい」を英語で何と表現するのか、知っておくといざというときに役立ちます。
下記の内容をみていきましょう。
- 離婚の名詞は『divorce』
- 離婚したい時は『want』を使う
離婚の名詞は『divorce』
「離婚」を意味する英単語は『divorce』です。
発音記号では「divɔ́ːrs」と表記します。
カタカナでは「ディヴォース」が一番近いといえるでしょう。
『離婚』以外にも『分離』といった意味も含みます。
divorceとは
【意味・対訳】
離婚、結婚解消、分離
離婚ではなく、別居する場合に使える表現です。
離婚したい時は『want』を使う
「離婚したい」と文章にする場合は『divorce』に加えて『want』を使います。
文章にすると
です。
「I want~」は「~がほしい」という意味で使われます。
つまり「離婚がほしい」という表現で「離婚したい」と伝えているのです。
『divorce』は名詞なので、上記のような表現はできません。
「離婚したい」に関連する例文5選
「離婚したい」以外にも、関連する英語例文を覚えておきましょう。
- 性格の不一致で離婚したい
- お互いのために離婚したい
- 離婚したいので話し合いたい
- 離婚することを前提に別居したい
- 私は離婚した
性格の不一致で離婚したい
まずは「性格の不一致で離婚したい」という表現です。
性格の不一致は離婚理由のなかでも最も多い理由ですので、覚えておくと便利でしょう。
性格の不一致を意味する英単語は「incompatibility」です。
カタカナで表記すると「インコムパティビリティ」となります。
incompatibility
名
両立し難いこと、不適合、性格の不一致、不和合性、相反すること、配合禁忌、非交換性、両立不能性◆【形】incompatible
「適合」を意味する「compatibility」に、否定の意を持つ接頭辞「in」がついた単語です。
この単語を使って、英語の文章にしてみると以下のようになります。
お互いのために離婚したい
次は「お互いのために離婚したい」という表現です。
英語文にすると
となります。
「both of us」は「私たち二人とも」という意味です。
遠回しな表現ですが、覚えておいて損はないでしょう。
詳しい理由として
などと付け加えて伝えることもおすすめです。
離婚したいので話し合いたい
「離婚したいので話し合いたい」という表現は下記が適切でしょう。
「話し合いたい」と聞くと、まず思い浮かぶのは「I want to talk」ですよね。
ただし「want to」はただ話がしたいだけの場合に用いられます。
「need to」は、カップル間のより深刻な話し合いに使えるフレーズです。
直訳すると「離婚について話し合わなければならない」となります。
離婚することを前提に別居したい
「離婚することを前提に別居したい」という表現もみていきましょう。
法的別居を意味する英単語が「legal separation」です。
別居は、合意の上での、もしくは配偶者のどちらか一方がもう一方を遺棄した結果としての、事実上の別居という形をとることもあり、また法的別居の形をとることもある。
法的別居によって、夫婦は同居を含む義務から免れるが、しかし新たな婚姻の契約を結ぶことは許されない。
英語の文章にすると
となります。
私は離婚した
最後に「私は離婚した」という過去形の表現もみていきましょう。
離婚を直接的に意味する文章は
が適切です。
似たような表現で
という表現もあります。
後者の場合は離婚自体を指す表現というよりも、現在の状況を表す表現です。
「以前は結婚していましたが、現在は離婚して独り身です」といった意味合いになるでしょう。
離婚問題にまつわる法定用語の英語表現
次に下記のような法定用語の英語表現についても解説していきます。
- 協議離婚:divorce by agreement
- 離婚調停:divorce mediation
- 離婚訴訟:divorce suit
- 離婚届:notification of divorce
具体的な使い方とあわせて、詳しくみていきましょう。
協議離婚:divorce by agreement
『協議離婚』を指す言葉は「divorce by agreement」です。
協議離婚とは、お互いの合意のうえに成り立つ離婚を指します。
協議離婚とは、夫婦間の話し合いによって取り決めをする離婚のことです。
つまり「divorce by agreement」は「合意して離婚する」という意味の英文になります。
離婚調停:divorce mediation
次に「離婚調停」を表す英単語ですが「divorce mediation」が適切です。
「mediation」は仲介や調停、仲裁といった意味を持つ英単語。
mediationとは
調停、仲裁 mìːdiéɪʃən(米国英語), ˌmi:di:ˈeɪʃʌn(英国英語)
協議離婚が成立しない場合は、離婚調停に入ります。
具体的な英文では
と表現できるでしょう。
離婚訴訟:divorce suit
調停でも離婚が成立しなければ、裁判で離婚訴訟に入るのが一般的です。
離婚訴訟は英語で「divorce suit」となります。
「suit」は訴訟や請願を意味する英単語です。
離婚届:notification of divorce
離婚届は「notification of divorce」です。
「nortification」は正式な通知や届書を指す言葉として使われます。
実際に公式な英語版の離婚届にも「notification of divorce」と記載されているのです。
『離婚』の英語スラングは?
『離婚』にまつわる表現の英語スラングについても解説していきます。
- Break up(別れる)
- Dump(振る)
- Get a divorce(離婚する)
スラングを使うことで、より自然な英語表現になるでしょう。
ただし、スラングを使えるのは知人や友人との会話の中だけです。
公式な場面では使えないケースもあるので、注意しましょう。
Break up(別れる)
まずは「別れる」を意味する「Break up」という表現です。
夫婦だけでなく、カップルが別れる際の表現として最も一般的な表現といえるでしょう。
カップルだけでなく、音楽バンドやグループの解散にも使える言葉です。
具体的な英文をご紹介します。
上記2つは似たような表現ですが、後者の場合は振った人が主語になるのがポイントです。
別れを切り出した側がはっきりしている場合に用いられるでしょう。
Dump(振る)
次に「Dump」という表現が挙げられます。
「break up」よりも口語的で、会話のなかで主に用いられる言葉です。
自分から振る場合は「Dump~」、反対にフラれた側であれば「Got dumped」になります。
誰にフラれたのかを示す場合は、最後に「by~」で付け加えましょう。
例文としては下記のようになります。
Get a divorce(離婚する)
最後は「Get a divorce」という表現です。
上記のスラングでも離婚を暗に意味することはできます。
しかし結婚相手との破局の場合は、やはり「divorce」を使うのが一般的でしょう。
と表現することもできますが、この場合は自分から離婚を切り出したニュアンスになります。
それに対して
を使うことで、細かく説明せずに離婚の事実だけを伝えることができるでしょう。
まとめ
『離婚』を意味する英単語は『divorce』です。
文章で「離婚したい」と表現したい場合は
を使いましょう。
離婚にまつわる法定用語として、下記の英語表現も覚えておきましょう。
- 協議離婚:divorce by agreement
- 離婚調停:divorce mediation
- 離婚訴訟:divorce suit
- 離婚届:notification of divorce
ただでさえ、離婚は精神的に疲弊する問題です。
それに加えて、言葉の問題まであると頭を抱えてしまうでしょう。
もし裁判になった場合は、行き違いのないように英語通訳などを依頼するのがおすすめです。
夫の英語表現については、下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
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