「夫と性格が合わないから離婚したい!」
「性格が合わないから離婚したいけれど、離婚理由として正当?」
「離婚の上手な切り出し方には何がある?」
今回紹介する「夫婦の性格の不一致」は、芸能人夫婦の離婚理由としてよく耳にしますよね。
一般家庭でも「夫婦で性格が合わない」と思うことはよくあり、だからこそ上記のように離婚を考えてしまうことでしょう。
今回の記事では、夫との性格の不一致で離婚を考えている奥さんのため、以下の3点を紹介します。
- 夫と離婚したい!性格が合わないとは?
- 離婚したい!性格が合わないことを離婚理由にできる?
- 性格が合わないから離婚したい!離婚の上手な切り出し方は?
記事を読み終わる頃には、夫との離婚がさらに現実的になっていることでしょう。
では、さっそく順番に解説していきます。
夫と離婚したい!性格が合わないとは?
まずは、よく巷で耳にする「夫婦で性格が合わない(性格の不一致)」とは何を指すのかについて、以下の通り5つの具体例を参考に見ていきましょう。
- 価値観が合わない
- 子どもの教育方針が合わない
- 金銭感覚が合わない
- 性に対する考えが合わない
- 生活に対する考え方が合わない
順番に解説します。
価値観が合わない
夫と性格が合わないとは、価値観が合わないことです。
たとえば、以下のようなこと。
- 夫はインドア派だから、休日は家でのんびり過ごしたい
- 妻はアウトドア派だから、休日こそ家族でお出かけを楽しみたい
休日の価値観が大きく異なるので、休日のたびにストレスを感じてしまい兼ねません。
ストレスが溜まりに溜まれば、夫との離婚が頭を過っても仕方ないですよね。
子どもの教育方針が合わない
子どもの教育方針が合わないのも、夫と性格が合わないことの表れになります。
たとえば、以下のようなこと。
- 夫は教育熱心だから、子どもを早くから私立へ通わせて有名大学へ進学させたい
- 妻は子どもを公立校に入れて、自由にのびのび育てたい
もちろん、実際に進路を決めるのは子ども本人です。
しかし、夫婦で価値観が異なると、子どもが「進路を決めるのがつらい」と思ってしまう可能性があります。
子どものことを強く思うあまり離婚話にまで発展してしまうのは、なかなかつらいものですよね。
金銭感覚が合わない
夫と性格が合わないとは、金銭感覚が合わないことも含まれます。
たとえば、以下のようなこと。
- 夫は多少貯金するものの、欲しいものは有無を問わず購入するタイプ
- 妻は将来のために貯金に励んでいて、今欲しいものは我慢するタイプ
上記のような考え方の夫婦だと、夫は奥さんに対して以下のように思います。
一方で奥さんも、物欲に負けて次から次へと買い物をしてくる夫に対して以下のように考えてしまうのです。
金銭感覚が夫婦でずれていると常にお金の不満があり、お互いにストレスを感じてしまいます。
性に対する考えが合わない
性に対する考えが合わないのも、夫と性格が合わない理由の一つです。
ちなみに、男女間の性に対する考え方は、以下のように異なるといわれています。
- 男性:夫婦のスキンシップと捉えているので、子どもの有無に限らず常に性欲がある
- 女性:セックスは子作りの手段なので、子どもが誕生したら性欲は失われる
だからこそ、特に子どもがいる家庭では、性の不一致で夫婦間に不穏な空気が流れやすいのです。
生活に対する考え方が合わない
夫と性格が合わないと思ってしまうのは、生活に対する考え方が合わないからという理由もあります。
たとえば、以下のようなこと。
- 夫は几帳面
- 妻はズボラ
上記のような夫婦だと、夫は奥さんのズボラ具合に嫌気が差し、奥さんに対してズボラな性格を直して欲しいと要求してくることでしょう。
しかし、奥さんも奥さんで、色々なことに細かい夫に「几帳面な性格を直して欲しい」と思っており、お互いに譲れない性格であれば夫婦関係が破綻してしまうのです。
離婚したい!性格が合わないことを離婚理由にできる?
夫婦間で性格が合わないのは、なかなかつらいものがあることでしょう。
今回の章では、夫と性格が合わないことを離婚理由にできるのかについて、以下の通り解説します。
- 夫が離婚に合意すれば離婚は成立する
- 夫が離婚に合意しない場合は離婚できない可能性もある
順番に見ていきましょう。
夫が離婚に合意すれば離婚は成立する
夫が離婚に同意さえすれば、夫婦間の性格が合わないことを離婚理由にできます。
離婚は結婚と同じで、以下のように決められているからです。
次章で解説する離婚の上手な切り出し方を読んで、夫に離婚したい旨を伝えてみましょう。
夫が離婚に合意しない場合は離婚できない可能性が高い
残念ながら、夫が離婚に合意しない場合は、離婚できない可能性のほうが高くなります。
夫が離婚に応じてくれない場合、まずは以下の質問を夫に投げかけてみましょう。
たとえば、子どもが幼い場合、夫は子どものことを思って離婚に応じてくれない可能性があります。
また、お互いの両親や祖父母などの健康状態が悪い場合「夫婦の離婚話で悲しい思いをさせたくないから離婚を先延ばしにしたい」など、正当な理由がある可能性も。
上記のように、離婚したくない正当な理由があるかもしれないので、夫が頑なに離婚に応じてくれない理由をしっかりと聞くことは重要です。
離婚調停に進む前に行っておきたい主な準備は、以下の通りです。
- 慰謝料の金額
- 財産分与
- 年金分割
- 親権や養育費
- 面会交流
- 離婚後の生活費や住居
離婚調停は、一度決断が下されてしまうと覆すことはできません。
だからこそ、離婚調停に進む前に上記のような下準備は入念に行っておくべきです。
性格が合わないから離婚したい!離婚の上手な切り出し方は?
最後に、何が何でも夫と離婚したい奥さんのため、離婚の上手な切り出し方を以下の通り3つ紹介します。
- 離婚したい具体的な理由を用意する
- 性格が合わない証拠となるものを残しておく
- 感情的にならないよう冷静に話しを進める
順番に見ていきましょう。
離婚したい具体的な理由を用意する
夫と性格が合わないから離婚したい場合、離婚したい具体的な理由をしっかり用意する必要があります。
たとえば、以下のようなこと。
- 性格の不一致で生まれるデメリットを伝える
- お互いの性格が合わない部分を力説する
- 離婚した場合のメリットを伝える
夫婦で性格の不一致があるのであれば、子どもがいないor子どもが既に大きくて両親揃っていなくても問題ない場合、離婚したほうが奥さんのストレスも大きく軽減されることでしょう。
既述の通り、
と定められています。
だからこそ、夫をしっかり丸め込めるよう、離婚したい具体的な理由をきちんと用意しておくことがおすすめです。
性格が合わない証拠となるものを残しておく
性格が合わない証拠となるものを残しておくのも、離婚の上手な切り出し方の一つになります。
たとえば、以下のように日記を残しておくのも一つの手。
- 8/1 夫が休日だったので家族で出かけたが、夫が終始不機嫌だった
- 8/4 子どもの進路について話し合ったが、夫が聞く耳を持ってくれなかった
- 8/6 夫に夜の営みを強要された
上記のように、証拠となるものを残しておけば、たとえ離婚調停になったとしても、性格が合わないことを理由に離婚できる可能性が高まります。
とはいえ、虚偽はいけません。
夫のことを客観的に見て、性格の不一致が認められそうな内容をメモしておきましょう。
もちろん、夫にメモの存在がバレないよう、しっかり保管してくださいね。
感情的にならないよう冷静に話し合いを進める
最後に、最も重要なのが「感情的にならないよう冷静に話し合いを進める」ことです。
離婚したいと思うあまり、素直に離婚に応じてくれない夫に対してイライラしてしまうことでしょう。
離婚してって言ってるのに
離婚したくないって言う理由は何なの?
子どももいるしさ、
もう少し夫婦で頑張ってみない?
私はもう限界なの
離婚以外の選択肢は絶対にないから
感情的にならないでよ
もっと冷静に話し合おうよ
イライラするあまり、上記のようについ感情的に会話をしてしまっては、損するのは奥さんです。
夫と話すこと自体を嫌だと思ってしまうでしょうが、冷静に落ち着いた状態で離婚について話し合いましょう。
冷静になることで、妥協策や解決案が見えてくる可能性もありますよ。
まとめ
今回の記事では、夫と性格が合わないから離婚したいと考えている奥さんに向け、性格の不一致で離婚できるのか、離婚の上手な切り出し方を解説しました。
離婚の上手な切り出し方については、以下の通りです。
- 離婚したい具体的な理由を用意する
- 性格が合わない証拠となるものを残しておく
- 感情的にならないよう冷静に話しを進める
夫と夫婦関係を続けていく自信がまったくない場合、夫が素直に離婚に応じてくれるよう、準備が必要になります。
離婚は、結婚とは違いとても面倒なもの。
だからこそ、面倒な手続きを踏んでもなお夫と本当に離婚したいのかを真剣に考えていきたいですね。
ちなみに、以下の記事では、離婚を拒否する夫を説得するポイントが記載されています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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