「結婚前は優しかったのに最近夫が自分を馬鹿にしてきて困っている」
「どうすれば馬鹿にするのをやめさせられるのかな」
こんな理由でお困りの方いませんか。
大切なパートナーである夫に自分の性格や人生、外見などを否定されると傷つきますし、本当に悲しいですよね。
お子さんがいる方は、お子さんに悪影響がでないか心配になる気持ちもわかります。
そこでこの記事では、馬鹿にしてくる夫の心理と有効な対処方法を徹底的に解説します。
概要は以下のとおりです。
- 妻を馬鹿にする夫の心理
- 馬鹿にするのをやめさせる方法
- 馬鹿にされた時の心理面の保ち方
馬鹿にする夫に冷静に対処し、お互いに認め合う夫婦関係を築けるヒントを盛り込んでいます。
よろしければ最後までご覧ください。
夫が妻を馬鹿にする心理
妻を馬鹿にする夫はどういうつもりなのか、まずは夫の心理を知りたいですよね。
馬鹿にする夫の心理は、大きく以下4つのケースに分けることができます。
- 自己肯定感が低い
- ストレスをためている
- プライドが高い
- 自分にも他人にも求めるハードルが高い
1つずつ説明します。
自己肯定感が低い
夫の自己肯定感が低いことが原因で、妻を馬鹿にするケースです。
自己肯定感の低い人は自分に自信がなく、周りに評価してくれる人もいないため、身近な人を見下げて優越感を得ようとするからです。
ただ裏を返せば、自尊心を持てずつらいというサインを夫が送ってきている、と捉えることもできます。
ストレスをためている
職場などでたまったストレスを、妻を馬鹿にすることで晴らしているケースです。
職場では人間関係や仕事のトラブル、理不尽な出来事など、ストレスがたまりやすい要因が多々あります。
たまったストレスを上手に発散できる方法を持っていない場合、家庭しかうっぷんを晴らす場所がありません。
プライドが高い
夫のプライドが高く、妻よりも常に優位な立場にいたいと考え、馬鹿にしてくるケースです。
男性の心理には女性よりも強くありたい、優位でいたいという願望があります。
いわゆるマウンティングをとりたがるタイプです。
自分にも他人にも求めるハードルが高い
物事に対して非常に真面目に取り組み、自分にも他人にも高い要求を課すタイプの夫が、妻を馬鹿にするケースです。
高い要求を課す夫は、これまで高いハードルを超えて人生を切り開いてきた経験から、妻にも高いハードルを課した方が良いと考えています。
しかし、妻がハードルをクリアできないと非常に不満を感じ「なぜこれぐらいのことができないのか」「努力が足りないのではないか」と叱責する場合があります。
本人は良かれと思って発言しているため、妻を攻撃している意識はありません。
心理面からみた夫が妻を馬鹿にする5パターン
妻を馬鹿にする夫は、様々な部分を馬鹿にしてくるかと思います。
そこで、馬鹿にしてくるパターンを大きく5つに分け、心理面を交えながら解説します。
実際に夫がどんなことを言ってくるか思い出しながら確認してみてください。
5つのパターンは以下のとおりです。
- 人格を馬鹿にしてくる
- これまでの人生を馬鹿にしてくる
- 見た目を馬鹿にしてくる
- 他人と比較して馬鹿にしてくる
- 人前で馬鹿にしてくる
1つずつ説明します。
人格を馬鹿にしてくる
妻の人となりや性格、個性などを馬鹿にしてくるパターンです。
例えば以下のような発言が該当します。
- やっぱりお前は頭が悪いな
- のろまなんだから人よりも早く準備しろよ
- そんな特技、社会ではなんの役にも立たない
人が気にしていることを平気で否定したり、一生懸命取り組んでいることを鼻で笑うようなことをしてきます。
また、短所だけでなく長所も馬鹿にしてくる場合があります。
長所を馬鹿にしてくるのは、妻のポジティブな面に対し、夫が居心地の悪さを感じているためです。
人は、自分がいつもいる環境に居心地の良さを感じる習性があります。
自己肯定感の低い人は常にネガティブな意識の中で生活しているため、ネガティブに居心地の良さを感じています。
ネガティブに居心地の良さを感じていると、他人が活躍している、他人の良いところが見えるといったポジティブな要素に対しては、居心地の悪さを感じるようになるのです。
これまでの人生を馬鹿にしてくる
これまで歩んできた人生を丸ごと馬鹿にしてくるパターンです。
こんな発言が該当するといえます。
- 偏差値の低い大学出身ならこんなもんか
- 今までの人生で誇れることことなんてないでしょ
- やっぱり貧乏な家の子だね
妻が歩んできた人生を元に、現在の状況や状態を馬鹿にしてくるという共通点があります。
人生を馬鹿にしてくるケースも、自己肯定感の低さが根底にある発言であり、夫自身がなにかコンプレックスも抱えているケースも考えられます。
例えば、学歴を馬鹿にしてくる場合、希望大学に行けなかったことが原因である可能性があります。
人生で表彰されたり、評価されたことがないことを馬鹿にしてくる場合は、努力が報われない経験を多くしてきた可能性があります。
見た目を馬鹿にしてくる
身長や体形、顔など、見た目を馬鹿にしてくるケースもあります。
以下のような発言が該当します。
- お前本当ブスだよな
- だらしない体形してくるから一緒に歩きたくない
- デブなんだからダイエットしろ
見た目を馬鹿にしてくる場合、自己肯定感の低さだけでなく、他人に対するハードルが高いことが原因の可能性もあります。
「自分は夫として立派に努めているのだから妻は自分にふさわしい人でなければならない」
「当然容姿についても日ごろから努力するべき」
上記のように考え、妻に努力を求める裏返しとして馬鹿にしているというわけです。
他人と比較して馬鹿にしてくる
他人と比較して馬鹿にしてくるケースは、以下のような発言が該当します。
- ○○さんの奥さんは、家庭的だし夫を上手に立ててるよな。それに比べてお前は
- 俺の母親はお前と違って仕事しながらでも、家事も子育てもちゃんとやってた
- この女優さん、年とっても本当にきれいだよな。お前も少しは見習えよ
他人と比較し馬鹿にしてくる場合、夫のプライドの高さが原因といえます。
プライドの高い夫は、他の男性に対して優越感を感じたい、バカにされたくないといった気持ちも持っています。
他の男性からよくできた妻を持っていると思われたいために、妻を馬鹿にし発破をかけているというわけです。
人前で馬鹿にしてくる
人前で馬鹿にしてくる夫はところかまわず妻を蔑む傾向があります。
例えば以下のような場所です。
- 子供の前
- 親戚の集まり
- 友達同士の集まり
- お店の中
人前で馬鹿にしてくる場合、他人に対し、妻よりも優位な立場であることを示したいというプライドの高さがあるといえます。
夫が妻を馬鹿にするのをやめさせる5つの方法
馬鹿にする夫の心理がわかれば、次はどうすればやめさせられるのかを知りたいですよね。
ここでは効果が期待できる5つの対処法をご紹介します。
内容は以下のとおりです。
- 馬鹿にされて傷ついていることを伝える
- お互いに興味のあることを話す
- 夫のいいところを褒める
- 夫に感謝の言葉を伝える
- 夫が喜ぶことをする
1つずつ説明します。
馬鹿にされて傷ついていることを伝える
夫に馬鹿にされて傷ついていることを素直に伝えてみましょう。
馬鹿にしてくる夫は、妻を傷つけているという自覚がなく、軽い気持ちで発言しているケースもあるからです。
馬鹿にされて悲しいという気持ちを打ち明けることで、大切なパートナーである妻を傷つけていたことに気づき、馬鹿にするのをやめてくれる可能性はあります。
お互いに興味のあることを話す
お互いに興味のあることを楽しく話してみるのもおすすめです。
妻に対する親近感や仲間意識が強くなり、攻撃的な発言をしなくなることが期待できます。
夫のいいところを褒める
夫の良いところをさりげなく褒めるのも効果的です。
馬鹿にする夫は自己肯定感が低いことが多く、逆に言えば誰かに認められたいと思っているからです。
認められることで、自分に誇りを持つようになり、妻を馬鹿にしなくなる効果が期待できます。
褒める際は、わざとらしくならないよう、自然にぼそっとつぶやくのがポイントです。
夫に感謝の言葉を伝える
夫に感謝の言葉を伝えてみましょう。
感謝も相手の自己肯定感を上げるため、馬鹿にする言動をやめさせるには効果的な方法です。
とはいえ、夫とは感謝の気持ちを伝える間柄じゃないので難しい、という人もいるのではないでしょうか。
難しいという方は以下の方法を試してみてください。
感謝を伝えやすくなりますよ。
- ちょっとでも何かしてもらったら「ありがとう」と言うのを口癖にする
- 夫の誕生日に「誕生日おめでとう!いつも家族を支えてくれてありがとう」などと書いたメッセージカードを渡す
- 夫がお酒で酔っている時にさりげなく伝える
夫が喜ぶことをする
夫が喜ぶことをするのもおすすめです。
他人から何かしてもらうことは、他人から認められているということであり、自己肯定感が上がります。
夫の自己肯定感が上がることで、馬鹿にするのをやめさせることが期待できます。
夫が妻を馬鹿にする時の心理面の持ち方5選
夫に馬鹿にされて精神的にまいっているので、なんとかしたいという問題もありますよね。
対策としては、馬鹿にする言葉をシャットアウトし、夫よりも高いレベルで思考するのがおすすめです。
具体的には以下のとおりです。
- 馬鹿にしてくる言葉は一切聞かない
- 夫を1つ高い視点で見る
- 夫のために自分ができることを考える
- 夫ではなく、助けを求めている家族だと考える
- お互いに認め合っている未来をイメージする
1つずつ説明します。
馬鹿にしてくる言葉は一切聞かない
夫が馬鹿にしてきたら、右から左に流しましょう。
精神的に傷つくのは、馬鹿にする言葉を聞いてしまうからです。
馬鹿にしてきたら、耳を”シャットダウン”です。
夫を1つ高い視点で見る
1つ高い視点で見るとは、俯瞰から客観視するということです。
わかりやすく言えば、夫をドラマなどの登場人物としてみる感覚です。
夫の家庭での言動を元に、これまで人生でどんなことがあったのか、職場ではどんな様子かを想像してみましょう。
夫のために自分ができることを考える
馬鹿にしてくる夫が悩みや苦しみを抱えているケースは、少なからずあります。
悩み、苦しんでいる夫のために自分に何ができるかと慈愛の気持ちを持つことで、夫に対するイライラや不満を軽減させることが期待できます。
夫ではなく、助けを求めている家族だと考える
気持ちの上で、夫婦という関係を一時的に解消してしまうのも1つの方法です。
夫に腹が立ったり悲しくなったりするのは、夫婦という対等な立場で、互いに助け合う関係だと考えているからです。
お互いに認め合っている未来をイメージする
夫から馬鹿にされないようになり、お互いに認め合える関係を築けた未来をイメージしてみましょう。
前向きな気持ちで行動できるようになります。
まとめ
今回は、馬鹿にしてくる夫の心理と対処法、心理面の保ち方について解説してきました。
解説内容のまとめは以下のとおりです。
- 馬鹿にしてくる夫には、低い自己肯定感、ストレス、高いプライド、他人対する高いハードルといった心理がある
- 対処法としては、傷ついていることを伝える、夫を褒める、感謝するなどが効果的
- 心理面の保ち方としては、馬鹿にする言葉を聞かない、夫よりも高い次元で思考するのが効果的
今回ご紹介した内容の中で、試せそうなものがあれば、試してみてください。
本記事が、一緒にいて落ち着き、お互いに認め合う夫婦関係を築く一助になれば幸いです。
なお、公的機関へ相談するのもおすすめです。
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精神的につらい場合は、心療内科へ相談するのも1つの手です。
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