「離婚したいけど新婚だからなかなか踏み切れない」
そんなことを思っていませんか。
たしかに新婚だと周りの目が気になってしまって、離婚すべきか迷ってしまいますよね。
当記事では下記の内容についてまとめました。
- こんなときは新婚でも離婚すべき
- 新婚夫婦が離婚するメリットとデメリット
- 新婚夫婦が離婚を考えたときにすべきこと
- 新婚夫婦が離婚すると決めたら
当記事をご覧になれば、今の状況で離婚すべきかどうか判断することができるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
新婚だけど離婚したいと思ってしまう理由
この人だと決めてせっかく結婚したばかりなのに、離婚したいと思ってしまう夫婦は意外と多いようです。
離婚したいと思ってしまう理由は以下です。
- 金銭感覚が合わない
- 家事の分担ができない
- 食の好みが合わない
- 清潔さの感覚が合わない
- 日常のすれ違いが多い
- 子育てをしない
それぞれ詳しく解説しますので、もし交際相手に不安がある場合には、結婚してよいかどうかを冷静に考えてみてください。
金銭感覚が合わない
お互いの金銭感覚が合わないことが離婚したくなってしまう1つ目の理由として挙げられます。
どちらか一方が将来に向けて貯金していても、もう片方に浪費癖があって、せっかく貯めた貯金を使ってしまうようであれば、不満がたまるのは当然ですよね。
家事の分担ができない
家事の分担ができないと離婚したくなってしまうでしょう。
どちらか一方が働いていないのであれば、家事の負担が偏ってしまっても仕方ありませんが、夫婦共働きにも関わらず家事を相手任せにするのはよくありません。
お互いに愛し合っているのなら、自ずと家事を手伝うようになるはずですよね。
食の好みが合わない
食の好みが合わないことがわかって離婚したくなることも少なくありません。
交際期間にお互いの食の好みはだいたい把握できると思いますが、結婚して毎日一緒に食事をするようになることで、思いがけない食の好みの違いが発覚することもあります。
お互いに好きなものを食べれば良いと考える方もいるかも知れませんが、食の楽しみを共有することは夫婦関係を維持する上でとても大切なことです。
清潔さの感覚が合わない
お互いに感じる清潔さの度合いが違うと、離婚したい気持ちが高まります。
どちらかが潔癖または不潔だと生活が息苦しくなりますし、相手から指摘されることでストレスが溜まってしまいますよね。
どんなに相手のことが好きでも、自分の常識範囲外のだらしなさや細かさを見て幻滅してしまうということも少なくありません。
日常のすれ違いが多い
日常的に夫婦ですれ違ってしまうことも、離婚したくなる大きな理由になります。
お互いの仕事の関係で生活リズムが合わず、一緒にいる時間が少なくなることで、寂しく感じてしまうというのもよくあるでしょう。
夫婦関係を良好に保つにはコミュニケーションが不可欠です。
子育てをしない
子供ができてからどちらかが子育てをしなくて離婚を決意するパターンも多いです。
子供ができると夫婦生活はガラッと変わり、子育てをめぐって喧嘩が増えることもよくあります。
休みの日に子育てを放棄して出掛けてしまうなんてことにもなれば、不満がたまるのは当然ですよね。
こんなときは新婚でも離婚すべき
結婚したばかりだから離婚したくても踏み切れないという方もいるかもしれません。
しかし、新婚であっても離婚した方がよいパターンがあります。
離婚すべきかの判断基準は以下です。
- DVやモラハラ、不倫などの問題行動がある
- 一緒にいてつらい気持ちになる
- 義親との関係が悪く、パートナーが味方になってくれない
- セックスレスがずっと続いている
- 価値観や金銭感覚に大きな違いを感じる
1つずつ詳しく解説しますので、離婚をすべきか迷っている方は、パートナーに当てはまるものがないか確認してみてください。
DVやモラハラ、不倫などの問題行動がある
パートナーになんらかの問題行動がある場合には、新婚でも離婚すべきです。
DVやモラハラは身体的苦痛や精神的苦痛を与える行為であるため、夫婦生活を続けていてもすぐに限界がくるでしょう。
また、不倫は夫婦の信頼関係を崩す行為であるため、一度不倫があると、また不倫するんじゃないかと常に相手のことを疑いながら生活しなければならなくなります。
一緒にいてつらい気持ちになる
一緒にいてストレスが溜まったり憂鬱になるようであれば離婚を決断したほうがよいかもしれません。
結婚すると今まで見えなかった相手の嫌な部分が見えて、一緒にいるのが苦痛だと感じることもあるかもしれません。
新婚夫婦にはありがちですが、なかには時間が経つにつれて慣れてきて、良好な関係を取り戻せる夫婦もいます。
義親との関係が悪く、パートナーが味方になってくれない
義親との関係についてパートナーが味方になってくれない場合も離婚を検討しましょう。
パートナーの親族に嫌味を言われたり、頻繁に揉めることもあるかもしれません。
そんなときにパートナーが親の言いなりになっていたり、真剣に相談に乗ってくれなかったりしたら、味方がいなくなり自分を追い込んでしまうでしょう。
セックスレスがずっと続いている
新婚早々、セックスレスが続いているようであれば離婚を検討しましょう。
結婚してしまうと以前のように気分が盛り上がることも少なくなり、セックスレスに陥る夫婦も珍しくはありません。
しかし、子供が欲しい夫婦の場合、どちらか一方がセックスする気がないと子供を作ることはできません。
価値観や金銭感覚に大きな違いを感じる
価値観や金銭感覚が合わないようであれば、早めに離婚したほうがよいでしょう。
結婚して常に一緒にいるようになると、今まで気付かなかった価値観や金銭感覚の違いに気付くようになるかもしれません。
許容できる範囲であれば全く問題ありませんが、特に子育てやお金の使い方に対する考え方があまりにも違うようであれば、今後の夫婦生活をうまくやっていくのは難しくなるでしょう。
新婚なのに離婚してしまう夫婦の特徴
新婚早々離婚するなんていう事態を未然に防ぎたいという方も多いでしょう。
新婚で離婚してしまう夫婦の特徴は以下です。
- 交際期間が短い
- 親や友人などが離婚している
- 実家暮らしが長い
- 結婚式を挙げていない
- 上昇志向が高い
これらの特徴をしっかり見定めて結婚すれば、スピード離婚のリスクは軽減できますので、参考にしてみてください。
交際期間が短い
交際期間が短い夫婦は結婚してすぐに離婚してしまう可能性が高いです。
自分の年齢や周りがどんどん結婚していくことに焦りを覚えて、相手のことをよく知らないまま結婚してしまうこともあるかもしれません。
親や友人などが離婚している
周りに離婚している人がたくさんいると、ちょっとしたことで離婚しやすいでしょう。
親や友人に離婚経験がある場合、離婚に対する抵抗が薄れるため、無理して結婚生活を続ける必要はないという意識が生まれます。
実家暮らしが長い
どちらか一方の実家暮らしが長い場合にも、離婚のリスクが高まります。
これは少し意外かもしれませんが、1人暮らしの経験がない人は家事がまったくできなかったり、自分以外が家事をすることが当たり前だと感じている人も少なくないでしょう。
結婚式を挙げていない
結婚式を挙げていない夫婦も離婚するケースが多いのが現実です。
結婚式で永遠の愛を誓うだけで夫婦の意識が高まりますし、たくさんの人に祝ってもらうことで簡単には離婚できないという気持ちになります。
上昇志向が高い
上昇志向が高い夫婦は結婚生活が続きにくいかもしれません。
上昇志向が高いと、よりよい夫婦関係を作っていけそうなイメージがあるかもしれません。
新婚夫婦が離婚するメリットとデメリット
新婚早々離婚することはデメリットだけでなくメリットもあります。
メリットとデメリットはそれぞれ以下です。
■メリット
- 時間が無駄にならない
- 被害が最小限に抑えられる
- 再婚しやすい
- 子供ができる前なら離婚後の負担が少ない
- DVやモラハラから逃れられる
■デメリット
- 周囲の理解が得られない
- 世間体が悪い
- 一時的な感情で決めてしまい後悔することがある
- 苗字変更による面倒な手続きをまたしなければならない
- また同じことが起こる可能性がある
新婚だけど離婚したいと思っている方は、メリットとデメリットを天秤にかけて慎重に検討するようにしましょう。
新婚夫婦が離婚するメリット
まずは新婚夫婦が離婚するメリットを解説しますので、離婚を踏みとどまっている方は参考にしてみてください。
時間が無駄にならない
新婚で離婚することで時間が無駄にならないのは大きなメリットです。
離婚したいと思いながらも、新婚だとなかなか踏み切れないかもしれません。
被害が最小限に抑えられる
離婚による被害が最小限に抑えられるのも、新婚で離婚するメリットです。
結婚後すぐにDVやモラハラなどの被害を受けたり、家事負担や金銭問題を抱えたりと、さまざまな問題が発生することがあります。
再婚しやすい
新婚の時点で離婚することで再婚できる可能性が高くなります。
年齢が若くて子供がいない状態であれば、次の相手を見つけやすいのは容易に想像できますよね。
子供ができる前なら離婚後の負担が少ない
子供ができる前に離婚することで、負担が少なくて済みます。
子供ができてから離婚してしまうと、親権争いや養育費の問題などはもちろんですが、子供を傷つけたり再婚のハードルが上がったりと様々な問題が発生するでしょう。
DVやモラハラから逃れられる
DVやモラハラを受けている場合には、新婚で離婚することで苦痛から解放されます。
新婚早々、DVやモラハラの被害を受けるパターンがあるかもしれません。
我慢し続けるほど、離れにくくなることもあり、泥沼の人生に陥ってしまうことにもなりかねません。
新婚夫婦が離婚するデメリット
ここまで新婚夫婦が離婚するメリットを解説してきましたが、デメリットもありますのでしっかり把握しておきましょう。
周囲の理解が得られない
結婚後すぐに離婚してしまうことに対して、周囲からの理解が得られないこともあります。
最近ではスピード離婚が増えているので、周りの目はあまり気にならないかもしれませんが、ネガティブなイメージを持つ人も一定数いるのが現実です。
一時的な感情で決めてしまい後悔することがある
一時的な感情で離婚を決めてしまうと後悔することがあります。
離婚の原因のうち、生活スタイルの違いや価値観の違いなどは時間が解決してくれることもあります。
苗字変更による面倒な手続きをまたしなければならない
結婚してすぐに離婚することで、苗字変更による面倒な手続きを短期間でまた行わなければなりません。
結婚して苗字を変える際には、住民票や運転免許証などさまざまな名義変更手続きにかなりの手間が掛かります。
できればこんな面倒な手続きは二度としたくないですよね。
また同じことが起こる可能性がある
新婚の時点で離婚すると、また同じことが起こる可能性があります。
お互いの生活スタイルや性格が違えば、結婚生活で多少の我慢が必要なのは当然ですよね。
新婚夫婦が離婚を考えたときにすべきこと
新婚夫婦が離婚することにメリットがあることを先に述べましたが、本当に離婚すべきなのかどうかは慎重に考えた方がよいでしょう。
新婚夫婦が離婚を考えたときにすべきことは以下です。
- お互いの不満を話し合う
- 夫婦の将来像について意見を言い合う
- 相手の性格を尊重する
- 相手と自分の問題点を見つめ直す
これら1つ1つをしっかりと実践した上で、離婚を決断するようにしましょう。
お互いの不満を話し合う
新婚早々に離婚したい気持ちになったら、まずお互いの不満を話し合いましょう。
新婚だとお互いに遠慮してしまい、不満を素直に打ち明けられていない場合があります。
不満を抱え込んでしまうと相手に嫌悪感を持った状態で生活することになるので、離婚したいと思ってしまうのは当然ですよね。
夫婦の将来像について意見を言い合う
離婚を決断する前に、夫婦の将来像について意見を言い合うことも非常に重要です。
新婚夫婦が離婚する際に、相手が自分たちの将来についてどう考えているのか把握できていない場合があります。
将来について真剣に話し合うことで、お互いの考え方が一致していることに気づき、もうしばらく夫婦関係を続けてみようという気持ちになるかもしれません。
相手の性格を尊重する
離婚したいと思い始めたら、お互いの性格を尊重し合いましょう。
自分の性格や考え方が当たり前だと思っていると、相手とのズレが気になり離婚したくなってしまいますよね。
そんなときは、自ら相手の性格に歩み寄ってみると、意外と悪くないことに気付くものです。
相手と自分の問題点を見つめ直す
離婚したくなったらお互いの問題点を見つめ直してみることもおすすめです。
金銭問題ひとつをとっても、ギャンブルでお金を使ってしまうことと単純に給料が安いということでは、意味合いが変わってきますよね。
性格についても、許容できる範囲なのかどうかを考え直してみると、意外と許せてしまうことがあります。
新婚夫婦が離婚すると決めたら
離婚することを決断しても、やるべきことをきちんとやっておかなければ、離婚後の生活に大きく支障が出ます。
新婚夫婦が離婚すると決めたときにすべきことは以下です。
- 離婚したい理由を整理する
- 離婚後に向けて、住居や仕事などを準備する
- 子供がいる場合は親権や養育費について話し合う
- あまり期待できないが、慰謝料や財産分与について話し合う
後悔が残らないよう、離婚後の生活に向けて万全に準備するようにしましょう。
離婚したい理由を整理する
離婚すると決めたら、まずは離婚したい理由を整理してみましょう。
自分の気持ちを整理してみると、本当に離婚して後悔しないかを冷静に考えることができます。
思ったことを感情的に相手にぶつけるのではなく、真剣に考えた結果、結婚したいという意思が変わらなかったことを冷静に相手に伝えましょう。
離婚後に向けて、住居や仕事などを準備する
お互いに離婚することに納得したら、離婚後に向けて、住居や仕事などの準備をしましょう。
特に女性の場合、離婚したら家を出て新しい住居を探さなければなりません。
また、旦那から受け取っていた生活費がなくなるため、生活費を稼ぐために仕事を探す必要があります。
子供がいる場合は親権や養育費について話し合う
離婚する時点で子供がいる場合は、親権や養育費について話し合いましょう。
未成年の子供を持つ場合、どちらが親権を持つかを決めてから離婚することになります。
また、一般的に親権を持たない親は親権者に毎月一定の養育費を支払わなければなりません。
あまり期待できないが、慰謝料や財産分与について話し合う
離婚する前に慰謝料や財産分与についても話し合っておくようにしましょう。
離婚の原因が相手にある場合には、新婚でも慰謝料を請求できます。
また、夫婦の共有財産がある場合には、公平に分けることになります。
まとめ
新婚夫婦が離婚したいと思ってしまう理由は以下でした。
- 金銭感覚が合わない
- 家事の分担ができない
- 食の好みが合わない
- 清潔さの感覚が合わない
- 日常のすれ違いが多い
- 子育てをしない
最近では新婚なのに離婚してしまう夫婦は珍しくありません。
せっかく手に入れた幸せを一時的な感情で手放してしまうのはもったいないですよね。
結婚したばかりのパートナーと本当に離婚すべきかどうか、当記事で解説したポイントをしっかり押さえて慎重に考えてみてくださいね。
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